チケット待ち行列での不正について

　今日は先頭付近で並んでいた人でも、昼夜両方は買えなかったようだ。ただし、正当な並び方の範囲では、という限定がつくが。

　実は先ほど、私の前にズルをしているやつがいたので、当人に指摘したのだが、姑息な嘘をついて逃げ、結局 2 枚買っていた。何しろこいつは、割り込み防止券をすでに 1 枚持っているのを見せびらかしながら 2 枚目を取りに並び、さらにチケットを 1 枚買って来たのも見せびらかしながら列に戻って来る始末。頭悪過ぎ(笑)。

　今日のチケット販売の状況では、不正をしない限り昼夜両方入れる「はずがない」のだから、入り口でチェックして出禁にしてやりたいところだが、客どうしではそこまでやれない ( やっても証拠を押さえられない上、相手に罰を与えられないので意味がない ) のが惜しいところ。まあ警告はしておいたから、ビクついてくれればそれで良し、としておくか。

　私は基本的には、社会正義を振り回すのは嫌いだ。不正を完全に取り締まることはできないと思うし、どういうシステムをとってもズルいことをするやつが少しは出ることは避けられないと考えている。だが、正直者が馬鹿を見るような状況は、システムまたはその運用に問題が多いのであって、許容できる水準を超えていると考える。不正を働くやつらが、せめて多少はビクビクするくらいの環境にしておくことが、全体的な雰囲気を「概ね健全な」水準に保つために必要なことだと思っている。

　今の問題は、割り込み防止券さえ確保すれば堂々と割り込みができる、という点だ。割り込み防止券のための割り込みを防止しなければならないという、もはや訳の分からない状態になっている。ただ、行列での割り込みや重複買いについては、近くで並んでいる人間が、恐れずに当人に指摘することが必要だと思う。

　システム的にも、それを支援するような運用が必要だろう。販売開始の 10:00 の時点で列を固定し、その時点で列にいなかった人間については、前後の人間が HGSS または LivePower の人に言って、割り込み防止券を持っていても列に入れさせないようにすれば良いのだ。密告を勧奨するようで気分が良くないという人もいるかも知れないが、ファン全体としての公平性を保つために、「密」告ではなく、堂々と告発するのだということで理解を求めれば良いのではないか。