4/21(金)に新セットリスト 3 回目の鑑賞。すでに「第一」印象ではない感想も部分的に持ち始めているのだが、とりあえず第一印象として語っておくつもりだったことを先にまとめてしまっておく。というか、回数を重ねることで得た感想も、基本的に第一印象の方向性と変わらないので、取り立てて区別する必要もないのだが。
新セットリストでのステージを見ての総合的な感想としては「これはもはや、この劇場に収まり切らない」というものだった。前のセットリストも良かったけれど、でもどこか、知っている客だけの手の内に入れておきたいような感覚があった。かつて私は、劇場オープンから CD リリースまでの秋葉原 48 劇場を、少年時代の「秘密基地」に喩えたことがあったけれども、そう書いた時、私はそれがもう「終わってしまった」と思いながら書いたのだった。だが実際のところ私は、CD リリース以降の 2 箇月、その「秘密基地」が秘密でなくなっていく現実に抗して、「秘密基地」感覚の名残を必死に漁っていた。まだ 250 人、まだ 300 人、まだ…というように。まあそう言いつつ、少なくとも私は、相変わらずいろんな新規の人を劇場に誘っていたのだけれども、それはそれとして(笑)。
だが、新セットリストを見て、すっきり霧が晴れる気がした。これはもう、秘密基地を隠しておけなくなった。初日を見る直前と見た直後に書いた時の言葉を繰り返すならば「宝石箱から、輝くものがものすごい勢いであふれ出ているような」印象だった。宝物はどんどん輝きを増して、少年たちの「秘密基地」には、もはや隠しておけないほどの質と量になって来ているのだ。私が初めて劇場に来た時「たった 20 数人の客でこのステージを見てしまって良かったのか、いや、それはあまりにももったいない」と感じたのと同じように、今度は「たった 300 人」でこのステージを見るのが、非常にぜいたくなことに感じられたのだ。
だからと言ってすぐ今の劇場を出るだろう ( または、出るべきだ ) という意味ではないけれども、ただ、そろそろもう一回り大きな会場での公演を「試みる」段階にはなって来ていて、おそらくこのセットリストも、そういう意図に基づいて作られているのではないか、ということだ。とりあえずはこの新セットリストのままで、日本青年館かよみうりホール、オールスタンディングなら O-WEST または O-EAST あたりで見てみたい気がする。秋葉原 48 劇場の方が設備の点で優れている部分もあるだろうが、客の収容人数と、柱がない(笑)点では、これらの中規模ホール ( 収容人数 1000 人前後 ) の方が優れているだろう。ただ、新宿の厚生年金会館 ( 収容人数 2000 人程度 ) あたりになると、まだメンバーの力が十分ではないのではないか、という気がする。
また、それとともに、さすがにそろそろ「メジャーデビュー」へのロードマップが必要になって来たのではないか、と感じた。もちろん何事につけ、意図した通りに物事が進むとは限らないことは言うまでもないが、ただ「メジャーデビュー」が何を意味するのか、その時に各メンバーの所属はどうなるのか、といったことに一定の目安を提示しつつ、そこへ向けて AKB48 全体がどう進んでいくのか、その中でメンバー個々がどういう目標を持てば良いのか、または持ち得るのかということを、メンバーはもちろん、同時にファンに対しても提示するべき段階になって来たのかなあ、という気がした。
いつもの通りのお断りだが、以下は、あくまでも私の妄想で話を進める。AKB48 については、当初から「学校みたいなもの」というコンセプトがあり、実際に日々のステージによって学んでいく芸能スクールのような場所、といった言い方がなされて来た。しかし、AKB48 はレッスン料などで成り立っているわけでもなく、日々の公演による入場料収入も、あの金のかけ方からすれば微々たるものに過ぎないだろう。そう考えると、AKB48 というプロジェクト全体としては、メンバーのメジャーデビューによって AKB48 に相応の利益をもたらしてくれないと困るはずなのだ。つまりメジャーデビューとは、AKB48 で育成した人材を、程良く育ったところで他の芸能事務所に刈り取られる、ということではあり得ないはずで、あくまでも AKB48 の一員、ないしは AKB48 の各チームからは卒業したとしても、Office48 所属のアイドルといった形でメジャーデビューすることになるだろう。
その中では、全員がソロデビューできるわけではない、ということも、メンバーならびにファンに対して、改めてはっきり提示しておく必要があると考える。グループ ( ユニット ) でのデビューもあり得るし、残念ながらそれにも入れない人もいるかも知れない。1・2 軍制は当面なくなったとは言え、競争・選抜システムがなくなったわけではない。仮に 1・2 軍制が残存していたとしても、野球に喩えてみると、1 軍の中にもレギュラーと控えがいて、さらにレギュラーの中にすら、クリーンナップ ( 3・4・5 番バッター ) もいれば 7 番・8 番バッターもいる。だが、クリーンナップだけでは野球が出来ない。下位打線でも打席に立つチャンスがあれば、つまりユニット参加でもメジャーデビューできるなら、いつまでも控え選手、つまり AKB48 劇場でデビュー待ちでいるより良いかも知れない。そういうことを、たぶんメンバー個々に「考えさせなければ」ならないのではないか。
一方、クリーンナップ級に対しては、きちんとその地位に見合う「実」を求めるべきであるとも思う。具体的にはダンスや歌の実力や、本人の自覚と意識、そして人気といったことの総合力が求められるべきだ。たとえば今、明らかに 4 番バッター候補として位置付けられている前田敦子さんについて言えば、そのポジションに応じた自覚が出て来たように「私の目には」見えるし、その自覚ゆえか、ステージ上での表情などもずいぶん良くなったように思えるが、しかし厳しいことを言わせてもらえば、歌やダンスについては、まだかなり改善の余地があると思う。それらが向こう 1、2 箇月で大幅に進歩しない場合には、いったん 4 番から下位打線に降ろすことも必要かも知れないということだ。
というところで、とりあえずここまで。あと、個人的な思いなど、少しばかり語り残したことがあるので、それはまたいずれ。
…しまった、今日のチケット発売は 10:00 だった。11:00 だと勘違いしていた(^_^;)。今から行って買えるかなあ。
新セットリストでのステージを見ての総合的な感想としては「これはもはや、この劇場に収まり切らない」というものだった。前のセットリストも良かったけれど、でもどこか、知っている客だけの手の内に入れておきたいような感覚があった。かつて私は、劇場オープンから CD リリースまでの秋葉原 48 劇場を、少年時代の「秘密基地」に喩えたことがあったけれども、そう書いた時、私はそれがもう「終わってしまった」と思いながら書いたのだった。だが実際のところ私は、CD リリース以降の 2 箇月、その「秘密基地」が秘密でなくなっていく現実に抗して、「秘密基地」感覚の名残を必死に漁っていた。まだ 250 人、まだ 300 人、まだ…というように。まあそう言いつつ、少なくとも私は、相変わらずいろんな新規の人を劇場に誘っていたのだけれども、それはそれとして(笑)。
だが、新セットリストを見て、すっきり霧が晴れる気がした。これはもう、秘密基地を隠しておけなくなった。初日を見る直前と見た直後に書いた時の言葉を繰り返すならば「宝石箱から、輝くものがものすごい勢いであふれ出ているような」印象だった。宝物はどんどん輝きを増して、少年たちの「秘密基地」には、もはや隠しておけないほどの質と量になって来ているのだ。私が初めて劇場に来た時「たった 20 数人の客でこのステージを見てしまって良かったのか、いや、それはあまりにももったいない」と感じたのと同じように、今度は「たった 300 人」でこのステージを見るのが、非常にぜいたくなことに感じられたのだ。
だからと言ってすぐ今の劇場を出るだろう ( または、出るべきだ ) という意味ではないけれども、ただ、そろそろもう一回り大きな会場での公演を「試みる」段階にはなって来ていて、おそらくこのセットリストも、そういう意図に基づいて作られているのではないか、ということだ。とりあえずはこの新セットリストのままで、日本青年館かよみうりホール、オールスタンディングなら O-WEST または O-EAST あたりで見てみたい気がする。秋葉原 48 劇場の方が設備の点で優れている部分もあるだろうが、客の収容人数と、柱がない(笑)点では、これらの中規模ホール ( 収容人数 1000 人前後 ) の方が優れているだろう。ただ、新宿の厚生年金会館 ( 収容人数 2000 人程度 ) あたりになると、まだメンバーの力が十分ではないのではないか、という気がする。
また、それとともに、さすがにそろそろ「メジャーデビュー」へのロードマップが必要になって来たのではないか、と感じた。もちろん何事につけ、意図した通りに物事が進むとは限らないことは言うまでもないが、ただ「メジャーデビュー」が何を意味するのか、その時に各メンバーの所属はどうなるのか、といったことに一定の目安を提示しつつ、そこへ向けて AKB48 全体がどう進んでいくのか、その中でメンバー個々がどういう目標を持てば良いのか、または持ち得るのかということを、メンバーはもちろん、同時にファンに対しても提示するべき段階になって来たのかなあ、という気がした。
いつもの通りのお断りだが、以下は、あくまでも私の妄想で話を進める。AKB48 については、当初から「学校みたいなもの」というコンセプトがあり、実際に日々のステージによって学んでいく芸能スクールのような場所、といった言い方がなされて来た。しかし、AKB48 はレッスン料などで成り立っているわけでもなく、日々の公演による入場料収入も、あの金のかけ方からすれば微々たるものに過ぎないだろう。そう考えると、AKB48 というプロジェクト全体としては、メンバーのメジャーデビューによって AKB48 に相応の利益をもたらしてくれないと困るはずなのだ。つまりメジャーデビューとは、AKB48 で育成した人材を、程良く育ったところで他の芸能事務所に刈り取られる、ということではあり得ないはずで、あくまでも AKB48 の一員、ないしは AKB48 の各チームからは卒業したとしても、Office48 所属のアイドルといった形でメジャーデビューすることになるだろう。
その中では、全員がソロデビューできるわけではない、ということも、メンバーならびにファンに対して、改めてはっきり提示しておく必要があると考える。グループ ( ユニット ) でのデビューもあり得るし、残念ながらそれにも入れない人もいるかも知れない。1・2 軍制は当面なくなったとは言え、競争・選抜システムがなくなったわけではない。仮に 1・2 軍制が残存していたとしても、野球に喩えてみると、1 軍の中にもレギュラーと控えがいて、さらにレギュラーの中にすら、クリーンナップ ( 3・4・5 番バッター ) もいれば 7 番・8 番バッターもいる。だが、クリーンナップだけでは野球が出来ない。下位打線でも打席に立つチャンスがあれば、つまりユニット参加でもメジャーデビューできるなら、いつまでも控え選手、つまり AKB48 劇場でデビュー待ちでいるより良いかも知れない。そういうことを、たぶんメンバー個々に「考えさせなければ」ならないのではないか。
一方、クリーンナップ級に対しては、きちんとその地位に見合う「実」を求めるべきであるとも思う。具体的にはダンスや歌の実力や、本人の自覚と意識、そして人気といったことの総合力が求められるべきだ。たとえば今、明らかに 4 番バッター候補として位置付けられている前田敦子さんについて言えば、そのポジションに応じた自覚が出て来たように「私の目には」見えるし、その自覚ゆえか、ステージ上での表情などもずいぶん良くなったように思えるが、しかし厳しいことを言わせてもらえば、歌やダンスについては、まだかなり改善の余地があると思う。それらが向こう 1、2 箇月で大幅に進歩しない場合には、いったん 4 番から下位打線に降ろすことも必要かも知れないということだ。
というところで、とりあえずここまで。あと、個人的な思いなど、少しばかり語り残したことがあるので、それはまたいずれ。
…しまった、今日のチケット発売は 10:00 だった。11:00 だと勘違いしていた(^_^;)。今から行って買えるかなあ。
ちなみに、たぶん 11 時頃にはどちらも売り切れたのではないかと思います。もうそろそろ、10 時に来ても昼夜両方は買えなくなる、のかなあ。なんか大変なことになって来たなあという感じです。