AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

復帰賛成投票への疑問

2011-11-29 03:53:28 | Weblog
 NMB48で謹慎中メンバーの復帰の可否をファンの投票に委ねるという。しかし、私としては、いくつかの点で、この投票にいささか疑問を禁じ得ない。

 まず、謹慎中の彼女たちがどのような思いを抱えて、どのように過ごしていたかを知る由もないのに、なぜ復帰の可否をファンが判断できるのだろうか。

 そもそも、今さらファンの意見を聞くのだったら、どうしてあの時に、謹慎させるべきかどうかを尋ねなかったのか。あの時、一部の悪意ある人たちが過剰に騒ぎ立てたのが、ファンの多数派の意見だったとでもいうのか。あの愚かな悪意の嵐のせいで、何人の少女の夢が叩き壊され、私たちは何を、誰を失っただろうか。今回、仮に過半数の賛成を得て戻って来たとして、少数派の悪意ある人たちがおとなしく多数決の結果を受け入れるとでもいうのだろうか。

 大事なのは、運営側が「ここからは大人たちが責任を持って復帰させ、守り切る」という覚悟を示し、そして復帰させたからには実際に守り通すことではないのだろうか。中途半端にファンの意見を取り入れるフリだけしても、何の解決にもならない。

 そして、もし復帰賛成が過半数を超えなかった場合「復帰賛成が過半数を超えるまで何度でも」ということになっている。確かに今回の投票は、あくまでも「復帰準備か、謹慎継続か」を問うものだ。だから過半数を超えなければ謹慎を継続し、いずれまた、再度の投票で可否を問うことにはなるだろう。だからこの言い方は間違いではない。

 けれども、それを最初から「過半数を超えるまで何度でも」と言ってしまったら、「要するに何が何でも復帰させるつもりで、ファン投票は単なる通過儀礼なのだ」という意味を持ってしまう。私としては、さすがにこれはないだろう、という気がする。どうして「今回過半数を得られなかった場合は、さらに謹慎を継続するものとします」という書き方にとどめなかったのか。

 さらに、もし今回携帯電話の投票で過半数を得て復帰が決まったとして、そのことがどういう意味を持つものか、彼女たちにきちんと伝わるのだろうか。

 かつて、謹慎よりもはるかに重い解雇から研究生に再度合格して復帰した菊地さんは、決して賛成ばかりでない、根強い否定派のファンの生の声にも直面し、いわば茨の道を踏んで心の血を流しながら進んで来たのだ。それはかなり残酷な道のりではあったけれども、そこまでしたからこそ、否定派だった人たちの(全員ではないとしても)心までをも動かし、一方では彼女に、それなしには得られなかっただろう強い輝きを与えた。先日の大場さんは、それよりはずいぶん穏当だが、それでも一応、自分の味方ばかりではない多数のファンの前に我が身をさらして復帰の可否を問うことをした。

 しかし今回、機械的に賛否だけを問う携帯での投票で、過半数の賛成が得られたとしたら、彼女たちに「もうこの件は片が付いた」という、誤った感覚を与えてしまわないか。復帰「賛成」の1票1票には、強い「戻って来て欲しい」もあれば、渋々「もう許してやろう」もある。そのことを十分に理解させないと、実際にステージや握手会などでファンの前に立った時、ファンの生の反応に傷つくのは彼女たち自身になってしまう。

 もう投票が始まっているものについてとやかく言っても仕方がないのだけれど、何と言うか、もうちょっと上手くやって欲しい。

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4 コメント

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Unknown (daigen)
2011-11-29 11:15:30
ん~~・・・。
そもそも吉田、松田の謹慎の理由さえハッキリ発表してないんですけどね・・・。
そして『吉田朱里については後日発表』となっていて、投票によって決める訳ではなさそう。
吉田、松田に関しては一部では、「これが理由らしい」と言ううものは出てはいるけど、
あれが事実なら運営はそれでも復帰させる気でいるといううこと。
運営としては一切責任を負いたくないということ。
とは言ってもいくらでもインチキ出来る方法でやるんだよねw
中途半端に謹慎なんかさせないで、はじめから「うちでは構いません」と不起訴処分にでもしておけばいいのに・・・。
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泣いて馬謖を斬る (名無し)
2011-11-30 02:58:47
大場さんはあの状況で復帰を拒否発言したら出禁になるかもしれないと考えたらできる人がいる状況ではないと思います
100%肯定派しかいない状況にして賛否を問う倉持秋元と同じ茶番ですよ
こういう茶番劇はファンは認めた形式に
する事でしょ
倉持秋元大場にしても何一つファンの疑問に答えてませんでしたからね
仲間が質問して他人の追及を逃れる手法です芸能人の会見でもお抱えのレポーターにしか質問させないのと同じです
単なる自作自演ですよ
この手法は倉持を何とか解雇させない為に開発された手法です
その以前の菊地、野口、とかはいきなり解雇卒業でしたからね
倉持の時に解雇しないで救済したことが
今日の不可解な研究生は解雇、本人が望めば正規メンバーは救済という二律背反の状態を作り上げてしまいましたね
あの時倉持を解雇しておけばこんな泥沼には陥らなかったでしょうに
運営には泣いて馬謖を斬るの格言を送りたいです



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Unknown (kenny)
2011-11-30 13:10:20
もう、ほんとにお書きになられていることに尽きます。
仮に、今回の件がNMB運営の独自判断であるとすれば
ここの運営はこの1年間で何も学んでいないどころか
今なお劣化を続けているといえるでしょう。

11月25日に「ニコファーレ」で行われたNMB48のイベント。
質の高低を論じられるほど私の眼は肥えてはいませんが、
1ファンとして、それはもう楽しいものでした。
「メンバーが好プレーをすると、直後に必ず運営がエラーをして
メンバーの足を引っ張る」
なんだかNMBの恒例行事になってきました。

それから、謹慎騒動以来続いている、NMBメンバーに対するネット上での
侮辱行為に関してですが、一部の「2ちゃ○ねる脳」たちの特性である
『大阪蔑視、吉本憎し』の思考回路(まあ後者については多少は同意しますが)
をアピールするためにNMB48をダシに使ってるな、という印象です。

そんな中、AKB48プロジェクトを草創期から見守ってきてこられたカギさんが
「少数派の悪意ある人たち」と断じてくださるのは、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。
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そうですね (カリカリ梅)
2011-12-01 11:12:31
今更かよとは思ってしまいましたね

この騒動、これまで散々ファンの気持ちを無視してきましたから

それと、復帰させるというなら投票の前にまず二人の本当の意志を文章なりなんなりでファン側に確認させるべきではなかったのかと


NMBのファンはもはや運営側が機械的に発表したコメントなどに対しては信用を失っているはずですから
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