AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

チームB、1stステージのゲネプロによるプレ第一印象

2007-04-08 17:16:58 | Weblog
 チームB、1st ステージのゲネプロを見た。いつも書いている通り、私の基本的な立場としては、ゲネはあくまでも通し稽古の最終段階だと考えるので、評価はせず、あくまでも個人的な印象と感想を述べるにとどめる。走り書きなので段落ごとにざっくりと。

 すでに公表されている通り「青春ガールズ」公演であり、セットリストは K-2nd と同じ。つまり「転がる石になれ」を含んでいた。ただいくつかの曲で、細部多少手が加えられている。

 全体としては、新人の最初のステージとしてはまずまずの仕上がりと言って良いと思う。間違えている箇所も少なからずあり、ましてやステージの上で「演じ」られているか、「表現」になっているかというと、移籍組の 3 人を除けば、ほとんどお話にならない出来なのだが、見ていられないほど出来が悪過ぎるという印象も持たなかった。ただそれも、準備にかけられた時間の長さと、チーム A からの移籍組がいることの 2 点を思えば当然といったところか。

 1 曲目の「青春ガールズ」でまず驚いたのは、井上さんと渡邊志穂さんのキャラがカブっていることだった。「うわ、いつの間に志穂ちゃん、ずいぶん××って ( 自粛 ) 、キレも悪くなっちゃって」と思ったら、別のところに渡邊さんがちゃんといるので、見直したら井上さんだった。考えてみたら大阪のコンサートで渡邊さんを見てるんだから、1 週間で体格が見違えるほど変わるわけないよなぁと(^_^;)。しかし、どうしてあんなに似た雰囲気の人がいると分かっていて渡邊志穂さんをチーム B に移籍させたのか、かなり不思議な気がした。

 「Blue Rose」では、浦野シンディみほさん ( と呼ばないといけないらしい(笑) ) がノリまくり。いつぞやの FC イベントで見せた「カッコイイみほさん」を見せてくれる。志穂ちゃんも予想通りの起用で、キマっている。なぜかこの 2 人が下手、新人 2 人が上手という並び方なので、自然、視線が下手側だけに行ってしまう。この配置、わざとかなあ(^_^;)。上手側の 2 人は、その客の視線を自分たちの側に奪い返せるよう、頑張って欲しいところ。

 「禁じられた 2 人」の人選、白のロングドレスは妥当というか誰しも予想するところだが、ピンクのミニドレス側は予想外。まさに「良い意味で裏切られた」感。「キターーー」と半角カナで書くべきだろう(笑)。眼鏡をとっても良いですか? は、その後に「強い絆」が…ということを連想させるんだけれども、私見としては、眼鏡っ娘は眼鏡を取ってはいけないと思う(笑)。少女マンガにありがちと思われる「メガネをとると美人になる」というのが、実は幻想に過ぎない、という実証的研究もあることなので、ぜひ眼鏡は取らない方向で行って欲しい。

 新人の 13 人については、厳しいことを言えばきりがないが、ポイントだけ。全般に表情が硬い。もしくは、1 種類の笑顔だけしか持っていない。しかし笑顔一つとっても、元気な笑顔、甘えた笑顔など、相応しい表情は曲によって違うはず。曲に応じて気持ちと表情を作り、演じ分ける、ということを、少しずつ覚えていって欲しい。また、お客さんの目を見る、というのを実践しようとしているのかなとは思うが、どの曲でもあごを引いた上目遣い一辺倒になってしまっている人、前の方 3 列くらいだけの客とだけアイコンタクトをしてしまっている人など、目線の使い方もまだまだという感じだった。

 また、特に気になった点としては、フォーメーションの最後列で、自分が歌わないパートの時に気を抜いてしまっているメンバーが散見されたことだ。特に誰と誰…というのもあるのだが、今の段階で名指しは避けておく。また、何人か、明らかにフリやフォーメーションが消化できていない人もいた。これも名指しは避けておく。そして、さらに「ステージに立つこと」を自覚できていないというか、「私がここにいて良いの?」という感じの戸惑いが出ている ( ように私には見える ) 人がいた。以上 3 つにすべて該当する人もいたので、ちょっと心配な気はしたのだが、その人もアンコールの「転がる石になれ」あたりではちょっとだけ良い表情が見えたので、今後に期待したい。

 13 人のうち、現状では柏木さんが頭一つ抜けている気はしたが、ちょっとしなを作ってしまいがちなところが気になった。初めからそこそこにこなせる分、小さくまとめることを覚えてしまうんじゃないかという危惧を持った。また、人気が出そうなのは渡辺麻友さん。今は表現としてはまだまだだが、立ち位置で言うと概ねえれぴょんに相当するポジションをもらっている場面が多いので、ステージで磨かれていくことを期待したい。

 総じて、客席の反応は予想以上に暖かいものだったが、あの出来に対してあのコール、あの食いつきぶりは、吉と出るか凶と出るか。あれで客席を甘く見てしまうメンバーもいるかも知れないし、逆に客席に受け入れてもらえる手応えとしてプラスにしていける人もいるかも知れない。そのあたりはメンバー個々人の受け取り方による、というところか。客席に媚びることだけ上手くなってしまわないように気をつけて欲しい。

 移籍組の 3 人は、さすがに貫禄を見せた印象。視界の中でかわいい子がいるな、と思ってそちらをみると、まず例外なくこの 3 人だった。つまり、ステージの上に立つ人として、それだけフリが、あるいは立ち居振舞いが洗練されているということ。浦野さん、渡邊さんは歳若い子の中でやりにくさもあるかも知れないが、十分に輝いていたし、なっちゃんは実に生き生きとしていた。なっちゃん自身も述べていたように、チーム A の中で固定しかかった関係性とか役割から離れて、新しいスタートをするには良い機会だと思う。3 人ともいろいろ思うところはあると思うが、移籍を受け入れて、新しいステージが始まった今、さまざまなことを吹っ切って、このリスタートを良いものにすべく頑張って欲しい。

 同時に、だからこそ移籍組の 3 人には、あえて要求水準の高い苦言を呈しておく。3 人はゲネでも普通に良く出来ていたとは思うが、まだ 3 人の実力からしたら 9 割程度でセーブしていないだろうか。あとの 1 割を、どうしても周囲の後輩たちへの配慮に使ってしまっている印象を受けた。だが、AKB48 は本来、メンバーが互いにライバルであり、ステージが始まったらそこはもう戦場である。そして、ステージの上の人が目指すべきは、ステージの上で小さな調和を作ることではなく、客席との間で感動の輪を作っていくことのはず。後輩たちを置き去りにするくらいの勢いで、もっともっとあなたたちの魅力を客席に見せつけて良いと思う。

 ということで、初演に向かうので、この辺で。