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ジョン・サーティース。(番外編vol.353)

2013年10月01日 12時21分11秒 | Weblog
50年代に活躍したイギリス人ライダーでもありF1ドライバーでもある、

「ジョン・サーティース」選手ですよ。

父親の影響で始めたバイクレースという経緯があるため、

この時代では珍しい英才型ライダーです。

幼少よりバイクに乗り始め10代までにイギリスでのエリア選手権で優勝しまくり、

若くしてノートン・チームよりWGP500ccに参戦します。52年でした。

初期はなかなか優勝出来なかったのですが、

MVアグスタ・チームに移籍してから頭角を現し始めます。

56年に最高峰500ccクラスチャンピオンに輝いたのを期に、

58年、59年、60年と3年連続で350cc、500ccのWチャンピオンにつきます。

その後、まだ20代中半で最盛期だったバイク界を引退し4輪のF1に移行してしまいます。

60年にロータスF1より参戦を開始し、

64年に移籍したフェラーリでワールドチャンピオンに輝きます。

WGPとF1の両方でチャンピオンになった人は現在でも

この「ジョン・サーティース」選手ただ一人です。

世間からは「ビッグ・ジョン」または「怖いもの無しのジョン」の異名を取るほどでした。

67年から第一期ホンダF1のドライバーとして活躍し、

ホンダに初の勝利をもたらした人物としても有名だったりします。

03年にはMotoGP殿堂入りを果たし現在80歳。

最近まで自身のチームを結成しMotoGP125ccクラスで監督として戦っていましたが、

運営難からかチーム自体が消滅してしまったようです。

まぁとにかく現役時代はその天才ぶりを発揮し、凄い人だったんですね!


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