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クーリーレプリカ、スズキ・GS1000S。(番外編vol.642)

2014年10月14日 08時18分06秒 | Weblog
世界的にも有名なレプリカと言えばカワサキZ1000Rの「ローソンレプリカ」、

ホンダCB750Fの「スペンサーレプリカ」などがありますが、

忘れてはならないのが、このスズキ・GS1000Sからなる「クーリーレプリカ」。

1979年、1980年のAMAスーパーバイク選手権で2年連続優勝した、

ウェス・クーリー選手のレプリカモデルです。

日本のヨシムラ(ポップさん)の手によって作られたマシンで、

白地にブルーのラインが特徴です。

ベースとなってるスズキ・GS1000Sは1978年より海外輸出仕様として登場したモデルで、

スズキとしても4ストエンジンの初期モデルとなります。

そのエンジンは、空冷式4スト4気筒DOHC1000ccで、最高出力は90ps。

当時、独占的に人気だったカワサキZ1を追従するカタチで登場します。

クーリー選手の活躍のおかげで当時のスズキはレースでも速いと賞賛されるようになり、

同時にヨシムラ(ポップさん)の技術の高さを世界的に知らしめることになります。

AMAスーパーバイク選手権仕様でのヨシムラ・GS1000Sで優れていた点として、

ハンドリングの良さと高回転域に達する速さがあったとされています。

カムシャフトや、車体の剛性と軽量化、

また、吸排気チューニングの性能は高くその後のヨシムラの名を

アメリカ中に知らしめることになったのですが、

やはり何と言ってもウェス・クーリー選手のライダーとしての才能は外せません。

鈴鹿8時間耐久レースでもヨシムラから出場し、2度チャンピオンに輝くのですが、

1985年に起こったレース中の事故をきっかけに引退してしまいす。

現在はアメリカで医者をしていて、

2004年には、AMAモーターサイクルでの殿堂入りを果たしています。

ヨシムラとクーリー選手のコラボは2輪界のその後の大きな躍進につながります。

あまり知られていませんが、「クーリーレプリカ」はそれを知る人にとって、

憧れのカスタムマシンとして見れれているんですよね!