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ケント・アンダーソン。(番外篇vol.397)

2013年11月23日 11時14分21秒 | Weblog
60年代から70年代にかけて活躍したスウェーデン人ライダーの

「ケント・アンダーソン」選手ですよ。

10代の頃は母国スウェーデンやデンマークのエリア選手権で活躍し、

66年からスウェーデンのオートバイメーカーであるハスクバーナよりWGPに参戦します。

68年にはヤマハに移籍し350ccクラスで初の表彰台をゲット。

翌年69年には250ccに乗り換え総合2位を獲得します。

70年には常に上位を走る選手として安定を見せ始め総合で3位。

71年からはヤマハのニューマシンの実戦開発ライダーとして125ccクラスに参戦。

72年には良いところまでいくのですが、結果は総合2位。

努力が開花し73年にはついに125ccクラスでワールドチャンピオンに輝きます。

翌年74年も絶好調で2度目のチャンピオンを獲得。

しかし75年シーズンを総合3位で終わるとそのまま引退をしてしまいます。

76年からはヤマハの開発チームに参加し、

あの片山敬済選手が77年にチャンピオンに輝いた350ccマシンを手がけることになります。

ヤマハとの契約が終了すると地元スウェーデンに移住し、

時よりアマチュアレースに出場していたようです。

ただしその走りは当然アマチュアレースの領域を超えた走りだったので、

53歳でスーパーモノ・ナショナルチャンピオンを獲得したり、

エキシビジョンのクラシックレースに出場して優勝したりしていたようです。

晩年はユーロスポーツの解説者をしてたようですが、

06年に64歳で他界します。

ヤマハとのつながりが深い選手だったので、

同世代の日本のレースファンの方には有名だったようですね。