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ジョン・コシンスキー。(番外編vol.324)

2013年08月28日 08時50分40秒 | Weblog
幼少の頃からダートトックレースを始め、88年から本格的にロードレースに参戦した、

アメリカの秘蔵っ子と呼ばれた「ジョン・コシンスキー」選手ですよ。

国内選手権で戦っていたのですが、

ケニーロバーツに見出され90年からWGP250ccクラスから参戦。

デビューイヤーにして250ccワールドチャンピオンを獲得し500ccへステップアップします。

91年が総合4位、92年が3位と上位へ頭角を現しますが、

気性が荒く、短気で人間付き合いが苦手な性格からケニーロバーツとも確執が出来てしまい、

ヤマハを解雇されます。

翌年93年は得意の250ccクラスでスズキより参戦しますが、

シーズン途中で同じようなトラブルからまたまた解雇…。

94年にはカジバに移籍し再度500ccクラスに挑戦し総合3位を獲得。

当時のカジバのポテンシャルを考えればかなり優秀な成績を残しましたが、

残念ながらここでもチームとの関係が悪化し解雇…。

本国のAMAアメリカスーパーバイク選手権に移籍し97年にはシリーズチャンピオンを獲得。

98年からワークスチームではなかったのですがホンダから再度WGP500ccに参戦します。

しかしすでにかつての速さは失ってしまい、99年シーズンを持って引退。

悲しいかな、性格が才能をダメにしたことで有名になった「ジョン・コシンスキー」選手ですが、

とびきり速かったことは間違いないです。

チームと上手くやってればもっと大きな成功を収めた可能性があるのですが、

これも運命なんでしょうかねぇ。

「ジョン・コシンスキー」選手はとにかく接近戦に強く、

バトルになると圧倒的な速さを見せつけていました。

これも負けず嫌いの性格がそうさせたのがもしれませんが、

勝ちへのこだわりが人一倍だったこともあったと思います。

良い選手だったのですが、どこか残念な選手でししたね!