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59クラブ。(番外編vol.314)

2013年08月16日 09時11分16秒 | Weblog
50年代、カフェ店(エースカフェ)に集まりジュークボックスの曲が終わるまでに、

決められたコースを2人でレースするというカフェレーサーが登場し、

その数を増やしていた時代に1人の神父が現れます。

彼は神父服の上にルイスレザーのブロンクスジャケットをまとう風変わりな出で立ちで、

彼らカフェレーサー(ロッカーズ)の相談相手となっていくんですよね。

で、彼が作ったバイククラブが「59クラブ」です。

名前の由来はイマイチ分かりませんが、この「59」はロッカーズのシンボルマークとなり、

チームじゃない人も「59」ワッペンを革ジャンに貼ったりするほど、

カフェレーサー界でステータスとなっていきます。

アメリカに発生した遊牧バイカー「ヘルズエンジェルス」とは多少違う

独自のチーム組織ですが、当時のイギリスでは彼らが社会問題になっていました。

イギリス最新鋭バイクだったノートンやBSA、トライアンフをカスタムし、

公道を全開で走る訳ですから事故が絶えなかったんですよね。

それでも無謀なライダー達は60年代後半頃まで後を絶たず増え続けていきます。

今では当時の若者たちもすでに60歳を超える高齢者になっており、

昔を懐かしむため、年数回のミーティングをするだけのものに落ち着いています。

日本の暴走族と違い、海外のアウトローバイカーはどこかカッコ良く見えますね!

ロッカーズ達が愛したカフェレーサーカスタムも、

下品でセンスのない暴走車両と違い、ボクには渋くてステキに映ります。(笑)