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市販レーサー・ヤマハ・TZ250(番外編vol.306)

2013年08月03日 09時06分24秒 | Weblog
73年からレーサー志望のエントリーマシンとして市販されてたヤマハ「TZ250」ですよ。

誰でも手にいれることが出来る完全なレーサーバイクで08年まで生産されていました。

もちろん一般公道での運転は不可です。

初期モデルは空冷式2スト並列2気筒でしたが、79年に水冷化、

91年以降はV型2気筒に変更されます。

フレーム、足回り、ブレーキなど年をおう事に進化してきた「TZ250」で、

ヤマハワークスで作られていたYZRシリーズと並行して開発されていました。

さらに「TZ250」で培ったノウハウを市販車の「TZR250R」などに、

フィートバックされていたんですよね。

エリア選手権など、地方でプロレーサーを目指す若い世代に購入され、

ホンダRS250と並んで人気のマシンでした。

またヤマハワークスが開発を止めた92年から95年の間は「TZ250M」を販売。

事実上のワークスマシンとして使用された期間もあったんですよね。

さらにこの期間に原田哲也選手の手により1992年の全日本選手権、

1993年のロードレース世界選手権でシリーズ優勝も成し得ています。

個人的にも86年モデルの「TZ250」に乗ったことがあります。

当時、神戸のラムレーシングからレーサー志望で頑張っていた友達が新車で購入したもので、

大阪の南港がまだ開発途中の頃、広い道だけがあることをいいことに、

深夜クルマに積み込んでシェイクダウンしに行ったんですよねぇ。(笑)

乗った印象はとにかく前加重にしてないといつでもウイリーしてしまうほどパワーあり、

加速力が強烈だったことですね。

ただし総合的には乗りやすいという感じです。

旋回性も市販車に比べ限界域が広く、軽いので深く攻めても不安感は少なかったです。

さすがレーサーマシンだけあってチャンバーの音が最高でしたね。

確か当時で150万円したって聞いた記憶があります。

2000年以降は若い世代のバイク離れが深刻化し、

カテゴリーも消滅したため、現在は販売されていません。

これも時代の流れなんですかねぇ。(笑)