(2025年05月08日[木])
番組冒頭、弁護士・升味佐江子さんの怒り爆発。デモクラシータイム【<万博大赤字/関税交渉のウラ>【山田厚史の週ナカ生ニュース】】(https://www.youtube.com/watch?v=g3DTHoAAU6c)、《◆西田議員「ひめゆり」展示を歴史の書換えと 米兵暴行事件米は呼び出し応じず》。
【<万博大赤字/関税交渉のウラ>【山田厚史の週ナカ生ニュース】】
(https://www.youtube.com/watch?v=g3DTHoAAU6c)
ここまで露骨で、醜悪な歴史修正発言…。《アメリカによって沖縄が解放された》ってどんな歴史観? 《(自身の選挙区である)京都》ではどのような間違っていない《歴史教育》が行われているのか? 杉田水脈氏と双璧か? すぐさま議員辞職すべきだ。
琉球新報【ひめゆりの塔「歴史書き換え」 自民・西田参院議員、シンポで発言 沖縄】(https://ryukyushimpo.jp/news/national/entry-4207707.html)によると、《自民党の西田昌司参院議員が、憲法記念日の3日に那覇市内で開かれた「憲法シンポジウム」(主催・県神社庁など、共催・自民党県連)の講演で、糸満市のひめゆりの塔の説明書きについて、日本軍が沖縄に入って来たことでひめゆり学徒隊の生徒が亡くなり、アメリカによって沖縄が解放されたという内容だったとした上で「ひどい。歴史の書き換えだ」などと言及した。…「まるで亡くなった方々が報われない。歴史を書き換えられると、こういうことになっちゃう」と批判した。また戦後の米統治で日本人が「完全に洗脳された」とし、その後の教育や報道を批判する持論を展開。県の沖縄戦教育についても、「ここまで間違った歴史教育は(自身の選挙区である)京都でもしていない。かなりむちゃくちゃな教育をされている」と述べた》。
『●《西田昌司は「差別の禁止や法的な措置を強化すると…人権侵害など逆の
問題が出てくる」…。つまり差別する側の主張も守れというわけだ》』
『●その10万円、《官房機密費…国庫から引き出される金でありながら領収書
不要、支払い先を明かす必要がない「ヤミ金」…「官邸の裏金」》ですよね?』
《それにしても笑えないのは、ここぞとばかりに退陣を求めてハッスル
しているのが西田昌司とか裏金問題の張本人にほかならない安倍派の
議員たちという点で、三桁万円とか四桁万円の裏金作りに勤しんで
いた連中がなにをかいわんやである。10万円商品券をきっかけに
して予算成立後の退陣なんて日程で政局が動いていきそうな気配が
漂っており、「石破おろし」の暗闘が始まったことを伺わせている。
いわゆる清和会に連なる右派セクターが小躍りしているような光景
でもある》(コラム 狙撃兵)
[↑ 西田議員、ひめゆりの塔「歴史の書き換え」/沖縄戦の実相 ここに/館長「証言踏みにじるもの」/地元反発 自民も(朝日新聞、2025年05月08日[木])]
露骨で醜悪…。杉田水脈氏同様、ウソ吐きであり、デマやヘイトをまき散らす国会議員。《沖縄戦の史実をゆがめ、体験者証言や沖縄戦研究を愚弄》(琉球新報社説)。
沖縄タイムスの【[社説]西田議員「ひめゆり」発言 学徒の証言に向き合え】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1577715)によると、《どこがひどいのか。いつどこで、何を見て、そう感じたのか。具体的な説明は一つもない。それなのに「亡くなった方々は、ほんとに救われませんよ」とまで語っているのである。「ひめゆり平和祈念資料館」の建設・運営に後半生の全てをささげてきた元学徒の感情を逆なでするような一方的決めつけである。生き残った元学徒らは、戦場で多くの学友や恩師を失い自分が生き残ったこと、負傷した学友を壕に置き去りにせざるを得なかったことに、強い「罪責感情」を抱いていた》。
琉球新報の【<社説>西田氏発言 沖縄戦証言、研究愚弄した】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-4209416.html)によると、《沖縄戦犠牲者や遺族を含む県民を傷つける暴論だと言わざるを得ない。自民党参院議員の西田昌司氏が憲法記念日の3日、那覇市内で開かれた「憲法シンポジウム」で、ひめゆりの塔の説明板に関して「歴史の書き換えだ」などと発言した。…西田氏は「まるで亡くなった方々が報われない。歴史を書き換えられると、こういうことになっちゃう」とも述べた。さらに、自身の選挙区の京都府を引き合いに「ここまで間違った歴史教育は京都でもしていない。かなりむちゃくちゃな教育をされている」とまで言い切った。それこそ、沖縄戦の史実をゆがめ、体験者証言や沖縄戦研究を愚弄〔ぐろう〕するものだ》
それにしても本土のマスコミは静かですね。漸く5月7日頃になって、ぼちぼちと報じ始める。さて、下駄の雪党。そんな露骨な歴史修正主義者・差別主義者であり、カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党議員を、下駄の雪党は推薦するそうだ。杉田水脈氏同様、裏金議員だ。一体どこが「愛国」なの? 一体どんな「正しい教育」を受けてきたのか? (政界地獄耳)《自民党を始め閣僚も首相も西田をとがめようとしない。党として許容していると言わざるを得ない》…杉田水脈氏問題と同じやん。
東京新聞【公明、裏金候補を初推薦 参院選、旧安倍派の3人】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/400710)によると、《公明党は24日の党中央幹事会で、夏の参院選に自民党公認で立候補する現職4人の推薦を決めた。このうち3人は旧安倍派議員で、自民派閥裏金事件に関係していた。公明が裏金関係候補を推薦するのは初めて。4人は岩本剛人氏(北海道選挙区)、宮本周司氏(石川選挙区)、西田昌司氏(京都選挙区)、堀井巌氏(奈良選挙区)。岩本氏以外の3人が旧安倍派出身。自民候補への推薦は今回が第5次で計23人となった。公明の河西宏一選対副委員長は記者会見で、旧安倍派の3人は参院政治倫理審査会で弁明したと強調し「十分な説明や再発防止への意思表明があった」と述べた。自公は2月28日、相互推薦で合意した》。
カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」《党として許容していると言わざるを得ない》。カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党の沖縄選出の国会議員や沖縄県連関係者は、その場で、なぜ抗議しなかったの?
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/いつ捨てられたのか、次世代へのバトン 歴史に向き合わない保守政治などない】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202505070000041.html)によると、《かなり適当な話に聞こえる。またおかしなことに共催した自民党県議からも「ひどい、歴史の書き換えだ」と西田に謝罪と撤回を求めるという。お好みの歴史を語る西田発言の検証は無用だが、自民党結党70年、党の山中貞則、野中広務、小渕恵三ら先人たちの戦後の沖縄への思いはここまで踏みにじられたのか、次世代にバトンを渡すどころかバトンはいつ捨てられたのか。自民党の持つ穏健保守の精神は既になくなった。なぜなら連休にかこつけ、自民党を始め閣僚も首相も西田をとがめようとしない。党として許容していると言わざるを得ない》。
アサヒコムの記事【ひめゆりは「歴史の書き換え」 自民・西田昌司議員が発言、批判拡大】(https://www.asahi.com/articles/AST571S1TT57UTIL00NM.html)によると、《この発言に対し、身内の自民党県連も含めて批判が広がっている。…西田氏は朝日新聞の4日の取材に対し、発言内容を認めた上で、「歴史の全体像を分からないといけないという文脈で、ひめゆりの話を持ち出した」と説明。ひめゆりの展示や説明のどこが歴史の書き換えなのかについては具体的に答えず、「何十年か前に見に行った。(展示内容の)一つひとつを見ていくと、私にとってはそういう印象だった」と述べた。西田氏の講演内容について、玉城デニー沖縄県知事は7日、報道陣に「認識錯誤も甚だしい」と語った。自民党県連の座波一幹事長も7日、報道陣に「大変残念に思っている。県民の反発を招くような表現は避けるべきだったと抗議せざるを得ない」と述べ、発言の撤回を求める考えを示した》。
日刊ゲンダイの記事【自民“裏金議員”西田昌司氏が沖縄戦に許しがたいイチャモン…次期参院選に推薦した公明は真っ青】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/371434?utm_source=x&utm_medium=sns)によると、《票目当てにしたって、タチが悪すぎる。夏の参院選で改選を迎える自民党旧安倍派の西田昌司議員(京都選挙区)が3日に那覇市内で開かれた「憲法シンポジウム」で、住民の4人に1人が命を落とした沖縄戦にイチャモンをつけ、県民の猛反発を招いている。県議会では抗議決議をまとめる動きが加速。裏金議員の西田氏に推薦を出し、内輪モメしている公明党はどうするのか。支持母体の創価学会と沖縄は浅からぬ縁がある。…この展開に大汗をかいているのは公明だ。昨秋の衆院選は裏金非公認議員を推薦して大惨敗。にもかかわらず、「政治倫理審査会で弁明した」とかいう理由で西田氏らに推薦を出し、学会員らからブーイングを浴びせられている最中。…「都合が悪い歴史にフタをし、平然と修正する。安倍元首相がそうだったように、周辺にもその手合いが多い。目立ちたがり屋なのも彼らの特性です。口火を切った『石破降ろし』が不発に終わり、奇をてらったのでしょう。それにしても筋が悪い。県議会には公明会派もある。この際、問題だらけの議員は叩きのめさなければいけません」(政治評論家・本澤二郎氏) 今年は戦後80年の節目。不逞の輩を国政に残してはダメだ》。
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【https://ryukyushimpo.jp/news/national/entry-4207707.html】
ひめゆりの塔「歴史書き換え」 自民・西田参院議員、シンポで発言 沖縄
公開日時 2025年05月05日 05:00 更新日時 2025年05月05日 17:49
(沖縄憲法シンポジウムで講演する西田昌司参院議員)
自民党の西田昌司参院議員が、憲法記念日の3日に那覇市内で開かれた「憲法シンポジウム」(主催・県神社庁など、共催・自民党県連)の講演で、糸満市のひめゆりの塔の説明書きについて、日本軍が沖縄に入って来たことでひめゆり学徒隊の生徒が亡くなり、アメリカによって沖縄が解放されたという内容だったとした上で「ひどい。歴史の書き換えだ」などと言及した。戦後日本の教育を批判する文脈での発言。ひめゆり平和祈念資料館の普天間朝佳館長は西田議員の指摘した内容について「塔や資料館の記述にはない」と指摘し、「史実や歴史に誠実に向き合って発言してほしい」と語った。
西田議員は講演で、何十年か前に訪れたというひめゆりの塔について、「要するに日本軍がどんどん入ってきてひめゆりの(学徒)隊が死ぬことになった。アメリカが入ってきて沖縄は解放されたという文脈で書いている」と発言。「まるで亡くなった方々が報われない。歴史を書き換えられると、こういうことになっちゃう」と批判した。
また戦後の米統治で日本人が「完全に洗脳された」とし、その後の教育や報道を批判する持論を展開。県の沖縄戦教育についても、「ここまで間違った歴史教育は(自身の選挙区である)京都でもしていない。かなりむちゃくちゃな教育をされている」と述べた。
普天間館長は、資料館の設立課程には「生存者自身が長い間語ることができなかった戦争体験を見つめ直し、戦前の学校生活から振り返った重要な蓄積がある」と説明。「展示内容には沖縄戦の教訓を次世代に伝える思いがちりばめられている」と強調し、「多くの人に理解してもらうためにも、われわれはぶれずにしっかり腰を据えて発信していく」と語った。
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【https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1577715】
[社説]西田議員「ひめゆり」発言 学徒の証言に向き合え
2025年5月6日 4:01
自民党の西田昌司参院議員が、憲法記念日に那覇市で開かれた憲法シンポジウムで講演し、ひめゆりの塔を参拝した時の「説明のしぶり」を問題視した。
「日本軍がどんどん入ってきて、ひめゆり(学徒)隊が死ぬことになった。そしてアメリカが入ってきて、沖縄が解放されたと。そういう文脈で書いている」
西田氏は「何十年か前、国会議員になる前」に訪ねた時の話を「今はどうか知りませんが」とことわりながら、「あそこはひどい」「歴史の書き換え」だと批判した。
どこがひどいのか。いつどこで、何を見て、そう感じたのか。具体的な説明は一つもない。
それなのに「亡くなった方々は、ほんとに救われませんよ」とまで語っているのである。
「ひめゆり平和祈念資料館」の建設・運営に後半生の全てをささげてきた元学徒の感情を逆なでするような一方的決めつけである。
生き残った元学徒らは、戦場で多くの学友や恩師を失い自分が生き残ったこと、負傷した学友を壕に置き去りにせざるを得なかったことに、強い「罪責感情」を抱いていた。
トラウマ的な記憶を抱える当事者たちは、戦争が終わっても長い間、自らの体験を語ることがなかった。
「ひめゆりの塔」のそばに、ひめゆり平和祈念資料館が開館したのは、1989年6月のことである。ひめゆり学徒の視点で沖縄戦を捉えるという基本姿勢は今も変わっていない。
■ ■
「ひめゆり」を巡っては、殉国美談の語りが戦後ずっと生産され続けてきた。
ある時期から、女子学徒隊は他にもあるのに「なぜひめゆりだけ」という声も上がるようになった。
体験者の証言を聞いた若い世代からは「自分に酔っている」「退屈」だという感想も上がった。
実は、資料館の活動で特筆されるのは、こうした問題に正面から取り組んできたことだ。
資料館は資料集として各校同窓会の協力を得て「沖縄戦の全学徒隊」を出版したほか、毎年、感想文集を発行し、見学者の声を丁寧に拾い上げている。
亡くなった学友の名前を記した「過去帳」には「その短い生涯の名に永遠の願いをこめ ご冥福をお祈りし あわせて世界の平和を祈願します」とある。
そこには生き残った学徒、教師らの掛け値のない思いが込められている。
■ ■
45年6月18日、ひめゆり学徒隊に解散命令が出た。
捕虜になることを許さなかった日本軍は、学徒らを保護する措置も取らなかった。学徒らは米軍が目の前に迫る戦場に放り出されたのである。
ひめゆり学徒の戦没者の約8割は、18日以降に亡くなっている。
米軍が運営する野戦病院で傷ついた沖縄県民を手当てしたのは、学徒隊の生き残りである。
そのような重い事実を、西田氏は知っているのだろうか。
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【https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-4209416.html】
<社説>西田氏発言 沖縄戦証言、研究愚弄した
公開日時 2025年05月06日 04:00 更新日時 2025年05月06日 14:17
沖縄戦犠牲者や遺族を含む県民を傷つける暴論だと言わざるを得ない。
自民党参院議員の西田昌司氏が憲法記念日の3日、那覇市内で開かれた「憲法シンポジウム」で、ひめゆりの塔の説明板に関して「歴史の書き換えだ」などと発言した。
西田氏は、何十年か前に訪れたというひめゆりの塔について「要するに日本軍がどんどん入ってきて、ひめゆりの隊が死ぬことになった。アメリカが入ってきて沖縄は解放されたという文脈で書いている」と述べた。
基本的な事実関係を指摘しておく。少なくとも、ひめゆりの塔の前にある1975年建立の石碑に刻まれている「ひめゆりの塔の記」には西田氏が言うような「文脈」はない。「歴史の書き換え」と断ずるような文章をいつ、どこで目にしたのか。あいまいな記憶で沖縄戦の事実をゆがめるような発言をしてはならない。
西田氏は「まるで亡くなった方々が報われない。歴史を書き換えられると、こういうことになっちゃう」とも述べた。さらに、自身の選挙区の京都府を引き合いに「ここまで間違った歴史教育は京都でもしていない。かなりむちゃくちゃな教育をされている」とまで言い切った。
それこそ、沖縄戦の史実をゆがめ、体験者証言や沖縄戦研究を愚弄〔ぐろう〕するものだ。
ひめゆりをはじめ、旧制中学校や師範学校の生徒が1945年3月、学徒隊や鉄血勤皇隊、通信隊などとして組織化され、戦場に駆り出されたのは、まさしく日本軍の方針に基づくものだった。県も名簿提出のかたちで鉄血勤皇隊の動員に関わった。
45年5月末、時間稼ぎのための戦略持久戦を続けるために本島南部に撤退した日本軍と共に生徒たちも移動し、激しい地上戦の中で命を落とした。6月18日の解散命令以降、戦場に放り出された生徒は弾雨の中をさまよい、命を落とした。まさに日本軍の作戦による犠牲である。このような事実を西田氏はどこまで認識しているのか。
平和教育に対する偏見も許しがたい。
沖縄の平和教育は、惨禍を二度と繰り返さないという県民の決意、「軍隊は住民を守らない」という教訓を踏まえている。体験者証言と沖縄戦研究に基づき平和教育の実践がある。そこには沖縄戦のみならず、日本全体の平和教育にも通じる普遍性がある。
さらに言えば、沖縄戦の実相をゆがめようとしているのは国の側である。歴史教科書の検定の過程で、日本軍による住民虐殺や「集団自決」(強制集団死)に関する記述が削られたり、書き換えを強要されたりした。それに対し、超党派の県民運動で記述回復を求めたこともある。
講演会を共催した自民党県連の責任は重い。なぜ、このような発言を許したのか、自民党県連は説明責任を果たさなければならない。
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202505070000041.html】
コラム
政界地獄耳
2025年5月7日7時42分
いつ捨てられたのか、次世代へのバトン 歴史に向き合わない保守政治などない
★3日に神道政治連盟県本部と県神社庁、日本会議県本部でつくる実行委員会(自民党県連共催)が那覇で開いた「憲法シンポジウム」で沖縄の自民党衆院議員・国場幸之助とともに講演した同党参院議員・西田昌司は何十年か前に訪れたというひめゆりの塔について言及。「要するに日本軍がどんどん入ってきて、ひめゆりの(学徒)隊が死ぬことになった。アメリカが入ってきて、沖縄は解放されたという文脈で書いている」「まるで亡くなった方々が報われない。歴史を書き換えられると、こういうことになっちゃう」とした。県の沖縄戦教育についても「ここまで間違った歴史教育は(自分の選挙区)京都でもしていない。かなりむちゃくちゃな教育をされている」と全面批判した。
★ひめゆり平和祈念資料館館長・普天間朝佳は「塔や資料館の記述にはない」と完全否定、ひめゆりの塔の前にある1975年建立の「ひめゆりの塔の記」に西田の言う記述もない。かなり適当な話に聞こえる。またおかしなことに共催した自民党県議からも「ひどい、歴史の書き換えだ」と西田に謝罪と撤回を求めるという。お好みの歴史を語る西田発言の検証は無用だが、自民党結党70年、党の山中貞則、野中広務、小渕恵三ら先人たちの戦後の沖縄への思いはここまで踏みにじられたのか、次世代にバトンを渡すどころかバトンはいつ捨てられたのか。自民党の持つ穏健保守の精神は既になくなった。なぜなら連休にかこつけ、自民党を始め閣僚も首相も西田をとがめようとしない。党として許容していると言わざるを得ない。
★1月に本年度沖縄振興予算の増額を求めた野党全党の決議案に対して棚ざらしにした挙げ句、4月11日の沖縄北方問題特別委員会理事会で「すでに来年度予算は成立し、決議は不要」と拒否した。公共事業費(一括交付金)は沖縄県の要求額700億の半分になった。自民党沖縄選出議員は沖縄のためにも働かず減額に汗をかくと言われても仕方あるまい。戦後80年でこのざまだと、あと数年で自民党は「沖縄戦はなかった」と教科書に書けと言い出すのではないか。歴史に向き合わない保守政治などない。(K)※敬称略
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