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●「我が軍」的自衛隊の「違憲」状態を「合憲」へと改めず、憲法を「壊憲」して「違憲」を解消する!?

2017年05月11日 00時00分36秒 | Weblog


リテラの記事【安倍首相が国会質疑で「俺の改憲の考え方を知りたいなら読売のインタビュー読め」エスカレートする憲法違反と傲慢】(http://lite-ra.com/2017/05/post-3143.html)。

   『●「国会という言論の府」「神聖な国会」「国権の最高機関
          と憲法にうたわれている神聖な場所」…虚しい響き

 《傲岸不遜にも「それを読め」と言ったのだ。この総理にとってみれば、国民への説明の場である国会の答弁は、インタビュー記事よりずっと軽く、蔑ろにしていいものらしい。まったく思い上がりも甚だしいが、だいたい新憲法の施行を国民の信任もなく宣言したこと自体が大問題》。

 一体全体どうしてしまったのか…。あまりにも酷すぎやしまいか。森友問題等を隠すための策略ですか。そんなものに「壊憲」を使わないでほしい。

 そして、議論・言論・答弁などとはとても呼べない、国会での恐ろしい「やり取り」。東京新聞の記事【首相、改憲は9条優先 「まず自衛隊位置付け」】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017050901001100.html)によると、《安倍晋三首相は9日の参院予算委員会で、憲法9条に自衛隊を位置付ける憲法改正案の検討を優先させる意向を表明した。「まずやらねばならないのは自衛隊についてだ。憲法学者の7、8割が違憲としているそういう状況を変えていくのは私たちの世代の責任だ」と述べた。自民党として改憲項目を取りまとめ、衆参両院の憲法審査会に提出する決意も強調。民進党など野党に具体案を出すよう迫った。今後の改憲項目の絞り込みに関し、首相は「自民党内の議論を加速して憲法審査会への提案を、いかに苦しくてもまとめ上げる決意だ」と強調した》……!? これまでの長い国会での議論は一体何だったのだろう。内閣法制局に骨のある人はいないのか? 御得意のオトモダチ人事による、骨抜き済みか。
 ヤケクソ? 言ってることが支離滅裂。「我が軍」を、9条、および、その第2項とどう整合性をとるのか?? 戦争法の強行採決では多くの憲法学者が反対していたのですが、そして、共謀罪もしかり。憲法9条の壊憲に対して《自衛隊について…憲法学者の7、8割が違憲》と言ってるので、9条を壊憲…一体どんな論理? 普通、「違憲」なことの方(=「我が軍」的自衛隊の存在)をまずは《そういう状況を変えていく》、何とかするのが先じゃないのかね。「違憲」な状況を「合憲」にする努力をせずに、憲法の方を「壊憲」するって、何なんだ? おまけに、共産党に責任転嫁するハチャメチャぶり。
 またしても、疑問なのが公明。公明の大好きな「加憲」的壊憲ですが、9条壊憲で大丈夫なのね? 納得済み?


   『●「軍事的対応ではなく、緊張緩和に知恵を絞り、
      外交努力を重ねることこそが平和国家を掲げる日本の役割」
   『●番犬様を諌めることもなく「海自、米空母と訓練検討」…
          「あくまでも非軍事的解決の道を探るべきである」
   『●高畑勲監督より三上智恵監督へ、
      「あなたがつくっているような映画が、次の戦争を止める」
   『●山内康一氏「『米国の軍事力行使を日本は支持する』
          …戦争を積極的に肯定…重大かつ危険な発言」
    「《★元民進党議員・山内康一は…この発言を「普通の日本語に
     翻訳すると『米国の軍事力行使を日本は支持する』という意味。
     『米国の戦争に巻き込まれる』というレベルではなく
     戦争を積極的に肯定しているレベル
です。サラッと報道している
     メディアはどうかしていると思います。重大かつ危険な発言です。
     嘆かわしいことです」》とのこと。
      アベ様らときたら、もう既に大きく一線を越えようとしている。
     《あくまでも非軍事的解決の道を探るべき》はずなのに…」

   『●阿部岳記者「桐生悠々は訓練よりも
     「実戦が、将来決してあってはならない」ことを訴えた…先見の明は…」
    「《▼桐生悠々訓練よりも「実戦が、将来決してあってはならない」
     ことを訴えた。…先見の明は、その後の空襲被害が証明している。
     (阿部岳)》
      東京新聞のコラム【筆洗】では、この「関東防空大演習を嗤(わら)ふ
     という論説は「日本の新聞史上、特筆すべき名論説」と言っています」

   『●「平和憲法」が風前の灯火: 壊憲の坂道を転げ落ち、
         アベ政権と与党自公は戦争へと火に油を注いでいる

   『●戦争法なんて要らない! 「武力による威嚇や武力の行使を
                …永久に放棄した日本の役割」を見失っている
    ---------------------------------------------------------------------------
    【http://www.houko.com/00/01/S21/000.HTM

    日本国憲法

    第2章 戦争の放棄 

    第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
             国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
             国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。


         前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、
             これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
    --------------------------------------------------------------------------


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http://lite-ra.com/2017/05/post-3143.html

安倍首相が国会質疑で「俺の改憲の考え方を知りたいなら読売のインタビュー読め」エスカレートする憲法違反と傲慢
2017.05.09

     (首相官邸ホームページより)


安倍首相の「2020年に新憲法を施行する」宣言は憲法違反だ

 2020年に新憲法を施行する──憲法記念日に合わせて勝手にそう宣言した安倍首相だが、昨日の衆院予算委員会でこれについて信じられない答弁を行った。
 それは民進党の長妻昭議員の質疑でのこと。安倍首相は自民党憲法改正草案で現行憲法の97条「基本的人権の尊重」が削除されている点などについて国会でたびたび質問を受けてきたが、ずっと一貫して「憲法審査会で議論されること」として自身の考えは言いはぐらかしてきた。長妻議員はあらためてこうした問題を言及したのだが、安倍首相の答弁は、無責任極まりないものだった。

   「自民党総裁としての考え方は相当詳しく読売新聞に書いてある
    ぜひそれを熟読していただいてもいい」

 安倍首相は2020年新憲法施行を、3日に開催された日本会議系の改憲イベントでのビデオメッセージと同日の読売新聞朝刊に掲載されたインタビューで揚言したが、傲岸不遜にも「それを読め」と言ったのだ。この総理にとってみれば、国民への説明の場である国会の答弁は、インタビュー記事よりずっと軽く、蔑ろにしていいものらしい
 まったく思い上がりも甚だしいが、だいたい新憲法の施行を国民の信任もなく宣言したこと自体が大問題だ。しかも、国会などではなく自分の支持者で固められた集会や御用メディアで一方的に憲法改正を明言したのである。当然、こうした安倍首相の傍若無人な態度には「憲法違反ではないのか」という声もあがっている。
 たとえば、ジャーナリストの岸井成格氏は、7日放送の『サンデーモーニング』(TBS)で、「これは総理が主導してやってはいけないことですよね。総理自身がごく最近までですよ、国民の熟議が必要であって、そのため国会で各党が考えを全部出し合って、そして十分議論して国民とともに進める、それが憲法改正だと安倍総理自身がおっしゃってきた。それが急にこういうかたちでポーンで出して、そしてスケジュールまで決めて、中身まで決めて。これは総理大臣の権限を越えて、憲法違反の疑いが出てきたんですよね」と批判した。


安倍首相と萩生田官房副長官は「総理ではなく総裁の発言」と詭弁

 さらに、安倍首相への批判は自民党内部からも起こっている。憲法審査会メンバーで自民党憲法改正推進本部長代行である船田元衆院議員は、8日に自身のメールマガジンで安倍首相の“独断行為”について、〈内容以上に厳しいのは、この時期に総理が踏み込んだ改憲発言をしたこと自体だ〉〈深く改憲議論に関わってきた我々としては、第一義的には憲法制定権力を有する、国民を代表する国会が発議すべきものというのが常識だ〉〈行政の長たる総理大臣には、もう少し慎重であっていただきたかったというのが本音である〉と非難。〈この発言は国会での議論の行く末や期間を、行政の長が規定することにつながりかね〉ないと、安倍首相に苦言を呈している。
 船田議員は〈国会の3分の2の勢力だけでどんどん進められるものではな〉いと述べるが、こんなことは民主主義に則った手続きを考えれば当たり前の指摘だ。だが、こうした当然の批判をかわすために、安倍首相の側近である萩生田光一官房副長官は7日に出演した『新報道2001』(フジテレビ)で、安倍首相の新憲法施行発言を「憲法審査会がなかなか動かないなかで一石を投じたというのが正直なところ」と責任転嫁。「あくまでも自民党総裁としての個人的提案」などと言い出した。
 つまり、「新憲法施行に言及したのは総理としてではなく自民党総裁としてだから問題はない」と、逃げ道をつくりはじめたのだ。
 それはもちろん、萩生田官房副長官の親分たる安倍首相本人も同じだ。昨日の衆院予算委では、白々しくも「この場に立っているのは自民党総裁としてではない」「ここで党総裁としての考えを述べるべきではないというのが私の考え方だ」と言い張って2020年新憲法施行発言をはぐらかし、「どうぞ憲法審査会で活発な議論をされたらどうか」と発言者としての責任を案の定、放り出してしまった


国会で逆ギレする安倍首相のほうがはるかに「品が悪い」

 しかも安倍首相は「憲法審査会において(改憲の)議論が佳境に入っていくときを迎えている」などとも言ったが、今国会で憲法審査会での審議はたったの3回。また、安倍首相は読売のインタビューで“9条は違憲だから改憲で合憲化するのが使命”などと言ったが、今国会の憲法審査会では9条の議論などほぼ行われていない。いや、そもそも昨日の集中審議でも、安倍政権の顔色を伺ってばかりの内閣法制局のトップである横畠裕介長官でさえ「自衛隊は憲法に違反していない」と答弁したように、内閣法制局の判断は「自衛隊は合憲」なのだが、安倍首相はそれさえねじ曲げて改憲の材料に仕立て上げようとしているのだ。
 憲法違反も疑われる新憲法施行をぶち上げながら「自民党総裁として言っただけ」と逃げ、NHKで中継される国会では自民党改憲草案の危険な本質を悟られないようにとしらばっくれてはぐらかす。さらに昨日の国会では、森友学園問題を追及され昭恵夫人と森友学園が「ずぶずぶの関係」と指摘を受けると、安倍首相は「『ずぶずぶの関係』とか、そんな品の悪い言葉を使うのはやめたほうがいい。それが、民進党の支持率に出ている」などといつものように逆ギレし、野党批判に話をすり替えたのだった。──品が悪いのは、自分の妻に向けられた疑惑を本筋から逸らして他人の批判に転嫁する安倍首相のほうだ
 だが、こんな具合に国民の声を無視し、国会を軽視し、いい加減かつ行き当たりばったりのスタンドプレーを連発する人間が、いま、権力が自分に集中するかたちに憲法を変えようとしているのだ。集中審議は本日も行われるが、この国の総理のいい加減な態度をしかと目に焼き付けてほしい。

(編集部)
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●アベ様の「森友」質問ブチ切れに「忖度」して強行採決…「質問権の侵害…言論封殺…国会の自殺行為」

2017年04月19日 00時00分16秒 | Weblog

[※ 東京新聞(2017年3月7日)↑]



東京新聞の中根政人記者による記事【介護保険関連法案、衆院厚労委で可決 民進の「森友」質問後に採決強行】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201704/CK2017041302000114.html)。
日刊ゲンダイの記事【森友質問に首相ブチ切れ…介護法案“強行採決”の異常事態】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/203431)。
 リテラの記事【暴挙! 自民党が「森友問題の追及するな!」と逆ギレし強行採決! 安倍首相は支持率53%あるから説明不要と開き直り】(http://lite-ra.com/2017/04/post-3071.html)。

 《自民、公明両党と日本維新の会の賛成多数…民進党の山井和則国対委員長は、記者団に「どの委員会でも、その時に国民が知りたいことを質問するのは許されている質問権の侵害だ」と批判》。
 《介護保険法改正案が強行採決されたが、その理由はナント、安倍首相が野党の森友学園絡みの質問にブチ切れたから》。
 《つまり、安倍首相は、約8割もの人々が森友問題の説明に納得していない事実を無視し、国民の半分は内閣を支持しているのなら昭恵夫人や迫田理財局長への証人喚問は必要ないとしたのだ》。

   『●「国会という言論の府」「神聖な国会」
      「国権の最高機関と憲法にうたわれている神聖な場所」…虚しい響き

 お得意の閣議決定の次は、御得意の強行採決。アベ様に「忖度」した《質問権の侵害》な、《言論封殺》な強行。《自民党は委員長職権を濫用して森友問題への追及を完全にシャットアウト》《安倍首相はこうしたやり方で森友問題を潰す腹づもり》。そのくせ、「国民の理解を得られるように丁寧に説明する」…それを国会で実行したことがないということを再び実証。消えゆく森友「教育破壊」問題。《官邸はメディアに“森友報道の報復”をちらつかせていると言われ、一気に疑惑に蓋をする方針》だそうで、寒気がします。《世論無視議会無視、そしてメディア圧力によってすべてを握り潰そうする安倍政権》。
 今回の強行採決の《その理由はナント、安倍首相が野党の森友学園絡みの質問にブチ切れたから》。日刊ゲンダイに言わせれば、《「総理を侮辱」で籠池前理事長を証人喚問した時と同じ恐怖政治再び、である》。リテラに言わせれば《まさに安倍政権による暴政の極み》《一体、お前は何様だと言いたくなる厚顔ぶり》《都合の悪い質問は受け付けないという議会政治を破壊する圧政》《この国の政治は、もはや“安倍首相のために”でしか動いていない》。

 《安倍首相の顔色ばかりをうかがっている自民党も情けない》と同時に、「子育ての党」を自称する与党・公明と、賭博大好きな「癒」党・お維の腰巾着ぶり。
 そして、それでも《半分は内閣を支持している》「内閣支持率は52・4%」な壊れっぷりなニッポン。「立法府の長」!?、をはじめとした「三権の長」気取りな「裸の王様」アベ様が統治する人治主義国家・デンデン王国。

 それにしても、よくブチ切れる人だ…。「安倍晋三の発言は全て真実」と閣議決定!?、強行採決!?、しかねない勢い。

   『●「安倍晋三の発言は全て真実」と閣議決定!?
      …「本当に閣議決定しかねない勢いだ。政治が劣化している」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201704/CK2017041302000114.html

介護保険関連法案、衆院厚労委で可決 民進の「森友」質問後に採決強行
2017年4月13日 朝刊

 衆院厚生労働委員会は十二日、介護保険関連法改正案を採決し、自民、公明両党と日本維新の会の賛成多数で可決した。与党は十四日に採決する方針だったが、民進党が改正案と無関係な質問をしたとして審議を打ち切り採決を強行した。質問内容を理由にした採決は異例で、国民生活に直結する重要法案のため民進党は反発。十三日の衆院本会議での採決は行われず、与野党が同日の開催で合意していた衆院憲法審査会の審議も見送られた。

 衆院厚労委は十二日、安倍晋三首相が出席して介護保険関連法改正案の審議を実施。民進党の柚木道義(ゆのきみちよし)氏が学校法人「森友学園」について、首相に「妻の昭恵氏と話し合いはしたか」と質問し、首相が「この問題は何度も答弁している」と強調するなどやりとりが続いた。

 これに与党が「改正案と無関係な質問をするなら、審議は尽くされた。野党との信頼関係が崩れた」と反発し、質疑後の理事会で採決を提案。民進、共産両党は反対したが、委員会再開後に自民党が採決の動議を出し、丹羽秀樹委員長(自民)が採決に踏み切った。

 民進党の山井和則国対委員長は、記者団に「どの委員会でも、その時に国民が知りたいことを質問するのは許されている。質問権の侵害だ」と批判した。

 同改正案は、年収三百四十万円(年金収入のみの場合は三百四十四万円)以上の単身者など、比較的収入の高い高齢者の介護サービス利用時の自己負担割合を二割から三割に引き上げることが柱で、対象は約十二万人。 (中根政人
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/203431

森友質問に首相ブチ切れ…介護法案“強行採決”の異常事態
2017年4月13日

     (柚木議員(右)の質問にブチ切れた安倍首相(C)日刊ゲンダイ)

 これほどの横暴が許されるのか――。12日の衆院厚生労働委員会で、介護保険法改正案が強行採決されたが、その理由はナント、安倍首相が野党の森友学園絡みの質問にブチ切れたから。国民に自己負担増を求める改正案に反対している野党への“嫌がらせ”みたいなもので、「総理を侮辱」で籠池前理事長を証人喚問した時と同じ恐怖政治再び、である。


■「総理総裁は私のボス」と与党理事は忖度

 厚労委で審議されていた介護保険法改正案は、年収340万円以上の人の自己負担割合を2割から3割に引き上げることが柱。きのうは安倍首相出席で審議が行われたが、もともと採決は14日の方向で調整されていて、この日は採決しないことで与野党が合意していたという。

 ところが、である。

 民進党の柚木道義議員が冒頭で森友学園問題について質問。「世論の8割が政府の説明に納得していない。昭恵夫人の証人喚問が必要だという意見は必要ないの2倍ある。総理から昭恵夫人に公の場で説明するよう話して欲しい」と言うと、安倍首相は明らかに不機嫌な表情になる内閣支持率が高いのでその必要はないという趣旨のフザケた答弁を繰り出し、その後の、「財務省は廃棄したデータを復元して公表するように総理が言うべきではないか」という質問には、答弁を拒否した。

 与党は事前通告のない質問だと反発。「法案以外の質問をするのは十分審議した証拠」だとして強行採決に踏み切った。だが、これは“表向き”の説明。実際は、委員長ですら強行採決を「寝耳に水の話」と驚いていたほどで、どうやら、森友問題に絡む質問に安倍首相がブチ切れたことが直接の原因だという。柚木議員がこう言う。

   「理事会で与党の筆頭理事が、『説明がつきません。総理総裁は
    私のボスですから』と言ったのです。それで、『総理が強行採決を
    指示したのですか?』と聞くと、『いえ、自分の判断です』と答えた。
    これってまさに『忖度』じゃないですか。そもそも1時間半の審議で
    森友問題の質問はわずか10分だけ。あとは法案に関する
    質問でした。国民の関心事なのだから、安倍総理が瞬間湯沸かし器の
    ようにブチ切れる話ではない。強行採決は質問権の侵害であり、
    言論封殺です。こんなことを許したら国会の自殺行為です」

 毎度のことながら、安倍首相は自らを「立法府の長」と思っているのだろう。籠池前理事長の証人喚問の指示といい、まさに“将軍様”だ。政治評論家の野上忠興氏が言う。

   「森友問題はいまだ世論の8割が関心を持っているのだから、
    どの委員会だろうが安倍首相は国民の疑問に答える義務がある。
    いつも『国民の理解を得られるように丁寧に説明する』と言っている
    じゃないですか。傲慢で不埒。自分の描いたシナリオ通り進まない
    と気が済まないのでしょう」

 許し難い独裁者だが安倍首相の顔色ばかりをうかがっている自民党も情けない
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http://lite-ra.com/2017/04/post-3071.html

暴挙! 自民党が「森友問題の追及するな!」と逆ギレし強行採決! 安倍首相は支持率53%あるから説明不要と開き直り
2017.04.12

     (参議院ホームページより)

 まさに安倍政権による暴政の極みだ。本日開かれた衆院厚生労働委員会において、野党から森友学園の質問があがったことに自民党が逆ギレ。きょうは介護保険関連法改正案の質疑だけが行われる予定だったにもかかわらず、なんと強行採決してしまったのだ。
 経緯を振り返ろう。事件の発端となったのは、民進党の柚木道義議員による質問だった。柚木議員は、これまで厚労委でも森友学園の保育園補助金不正受給問題や園児への虐待問題が議題になってきたこと、また、直近のNHK世論調査でも国有地売却の政府の説明に約8割が『納得できない』としたことを踏まえ、「総理がちゃんと答えれば、国民からもちゃんと理解を得られる。安倍総理から、昭恵夫人や迫田英典元理財局長に説明してもらえるようご指示いただけないか」と質問をした。
 すると、答弁に立った安倍首相は、同じ世論調査の結果を引き合いに出し、「内閣支持率は53%で、自民党の支持率、民進党の支持率はご承知の通り」などと言い出し、「この件については委員会で何回もご説明してきた通り」として昭恵夫人と迫田元理財局長への証人喚問を拒否したのだ。
 つまり、安倍首相は、約8割もの人々が森友問題の説明に納得していない事実を無視し、国民の半分は内閣を支持しているのなら昭恵夫人や迫田理財局長への証人喚問は必要ない、としたのだ。
 ご存じの通り、疑惑の中心人物は安倍首相の妻・昭恵氏と迫田元理財局長だ。とくに、昭恵夫人がここまで傍若無人に政治を私物化してこられたのは、夫である安倍首相の絶対的権力を笠に着ていたからだ。しかし、安倍首相はそうした根本的な問題さえ内閣支持率を理由に国民から許されているというのである。
 一体、お前は何様だと言いたくなる厚顔ぶりだが、柚木議員はその後も昭恵夫人の問題に言及。すると、安倍首相は「重要法案質疑だから出席している。貴重な時間だ。この問題は再三再四にわたって答えている。それで理解いただけていないのは残念」などと、またもシラを切った。
 だが、問題はこのあとだ。自民党の丹羽英樹委員長は柚木議員に「質疑は議題の範囲内でお願いします」と、森友学園関連の質問を制止。だが、柚木議員が「一言だけでいい」とし、「財務省のデータが6月に入れ替わる予定。このままでは証拠隠滅、消失の可能性がある。一言で結構だから総理から森友学園と財務省の交渉記録データ復元を指示してほしい」と問いかけた。
 当然の質問だ。何より、安倍首相にはきっちり対応する責任がある。しかし、丹羽委員長はまたも「質疑は議題の範囲内でお願いします」と言い、ついには答弁そのものを拒否。柚木議員はその後も食い下がったが、結局、安倍首相は森友関連の質問に答弁することはなかった。
 ようするに、自民党は委員長職権を濫用して森友問題への追及を完全にシャットアウトしてしまったのだ。
 ここまでの流れだけでも、都合の悪い質問は受け付けないという議会政治を破壊する圧政をまざまざと見せつけた安倍政権だが、その後、さらに酷い対応に踏み切る。ほんの少し森友問題に言及しただけにすぎない柚木議員の質問に、衆院厚労委の田村憲久筆頭理事が激怒し、委員会自体をストップ。緊急理事会を開き、介護保険関連法改正案を強行採決することにしたというのだ。
 実際、再開した厚労委では、自民党の三ツ林裕巳議員による「ただちに採決すべき」という動議に対し、丹羽委員長は「賛成の諸君の起立を求めます」と声を上げ、そのまま介護保険関連法改正案を強行採決してしまったのだ。
 前述したように、本来ならきょうの厚労委は介護保険関連法改正案の質疑だけを行う予定で、さらに審議されるはずだった。しかも、同改正案は、一定以上の所得がある高齢者の介護サービス利用時の自己負担割合が2割から3割に引き上げるという、安倍政権お得意の高齢者の負担をさらに増やす問題法案なのだ。
 それを森友問題の追及に逆ギレし、まったく関係のない法案を数の論理で強行採決してしまう──。これを暴挙と呼ばずして何と言おう。何度も言ってきたことだが、この国の政治は、もはや“安倍首相のために”でしか動いていないのだ。
 だが、この露骨なまでの独裁を見ればわかるように、安倍首相はこうしたやり方で森友問題を潰す腹づもりなのだ。実際、官邸はメディアに“森友報道の報復”をちらつかせていると言われ、一気に疑惑に蓋をする方針だという。
 森友問題の政府説明に約8割の国民が納得していないのに、世論無視議会無視、そしてメディア圧力によってすべてを握り潰そとする安倍政権。しかし、この態度こそが森友問題を生んだのだ。きょう、安倍政権が見せつけた暴政を、絶対に許してはいけない。

(編集部)
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●「国会という言論の府」「神聖な国会」「国権の最高機関と憲法にうたわれている神聖な場所」…虚しい響き

2017年01月25日 00時00分21秒 | Weblog


東京新聞の社説【安倍首相答弁 野党批判の度が過ぎる】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017012402000124.html)。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/プラカード 自民もやっていた】(http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1769423.html)。
日刊ゲンダイの記事【安倍首相が民進に皮肉の“プラカード”は自民も使っていた】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/198117)。

 《国会という言論の府で一党の党首が他党を批判するのは当然だろう。しかし、安倍晋三自民党総裁の場合、度が過ぎはしないか。安倍氏は同時に行政府の長だ。野党批判にもおのずから限度がある》。

 もはや三権の長を気取っているアベ様…ニッポン国の王様ですからね。アベ王国の国王による「人治主義国家」。

   『●ダークな五輪のために「大切な人権を蔑ろに」!?
       …なぜならニッポンは人治主義国家、アベ様王国だから


 一方。日刊スポーツと日刊ゲンダイの記事…。 
 《二階俊博は…「…この神聖な国会の中にプラカードを持ち込むのは、そういうことして良いか悪いかは子供でも分かる話。国権の最高機関と憲法にうたわれている神聖な場所に、そういうもんを持って集まることが良いかどうかは回答を申し上げるに値しない」と擁護》。
 《実際、野党時代の自民党がプラカードを使ったのは1回じゃない。たとえば、「放送法」について審議が行われた2010年5月25日の衆院総務委員会と、「郵政関連法」が審議された10年5月28日の同じく総務委員会。…自民党議員は「強行採決」「選挙目当て」と書かれたプラカードを手にして大声でヤジを飛ばして審議を妨害している。衆院のホームページをチェックすると、菅義偉官房長官佐藤勉国対委員長までプラカードを持っているように見える》。

   『●「統一協会、暴力団、日本会議に神道議員連盟・・・どうするの」?、   
                            とアベ様をヤジり返してみては?
    《先日の衆院予算委員会で、耳を疑う場面があった。
     …首相が自席からこんなヤジを飛ばした。「日教組!」「日教組どうするの、
     日教組!」…見かねた大島理森予算委員長が「総理、総理も、
     ちょっと静かに」とたしなめた国権の最高機関の中での話である》
    「そのヤジが的を射ているのならまだしも、「民主党議員にヤジを
     飛ばしたことへの説明で「日教組(日本教職員組合)は補助金を
     もらっている」などと20日に発言したことについて、
     「補助金(をもらっている)ということは私の誤解だった。
     正確性を欠く発言だった」と訂正」って、なんじゃそら~!?
      誰か「統一協会暴力団日本会議神道議員連盟…どうするの」
     とヤジり返して、アベ様にそれらの真偽を確認してもらいましょうよ」

   『●ニッポンの委員会風景: 「議員や速記者が委員長の
           声が聞こえていない以上、採決は存在しない」
   『●アベ様による壊憲国会: 「立憲主義を蔑ろにし、
           「国権の最高機関」の名を汚した国会」


 ブーメランが自らに。それにしても、「国権の最高機関と憲法にうたわれている神聖な場所」とはよく言います。
 「民進」御得意のブーメランが「自民」に…当時の野党自民党が神聖な場所を穢していた訳です。過去の自民党政権、特に小泉・麻生・アベ政権辺りで、散々に穢され続けてきました。「ブーメラン」な党に「ブーメラン」される情けない与党・自民党。


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017012402000124.html

【社説】
安倍首相答弁 野党批判の度が過ぎる
2017年1月24日

 国会という言論の府で一党の党首が他党を批判するのは当然だろう。しかし、安倍晋三自民党総裁の場合、度が過ぎはしないか。安倍氏は同時に行政府の長だ。野党批判にもおのずから限度がある。

 きのう衆院で始まった各党代表質問。冒頭、質問に立ったのは民進党の野田佳彦幹事長だった。

 現職首相と前職首相との「大将戦」である。野田氏が「大局的な視野から質問する」と述べたように、本来なら「国の在り方」をめぐる骨太の議論が期待されるところだ。しかし、後味の悪さが残ったのは、首相の野党批判と無縁ではなかろう。

 野田氏は成長重視の経済政策の行き詰まりを指摘し、二〇一七年度予算案について「メリハリに欠け、ニーズにも的確に対応した予算とは言えない」として、予算案を撤回して「人への投資」に重点的に予算配分することを提案した。

 これに対し、首相は、安倍内閣では旧民主党政権時代と比べて国と地方の税収が二十二兆円増加したことや、毎年一兆円ずつ増えていた社会保障費の伸びを五千億円以下に抑えたことなどを列挙し、「私たちは言葉だけではなく、結果を出している」と強調した。

 保育士の処遇についても「民主党政権では三年三カ月、何も行わず給与はむしろ引き下げられた。安倍内閣は言葉を重ねるだけでなく結果で応えていく」と述べた。

 現衆院議員は任期四年の半分が過ぎ、年内の衆院解散の可能性が取り沙汰される政治状況だ。政権与党の党首が選挙に勝つために、野党第一党への批判に力を入れる意図は理解できなくもない。

 しかし、首相は政権与党の党首であると同時に、権力を行使する行政府の長でもある立法府に対する行き過ぎた批判は、三権分立の大原則を逸脱しかねない

 首相は先週の施政方針演説でも民進党を念頭に「ただ批判に明け暮れ、国会の中でプラカードを掲げても何も生まれない」と述べ、民進党は抗議した。

 自民党側も理解を示し、衆院議院運営委員会理事会では「行政府の長である首相が立法府を評価するのは適切ではない」と政府に伝えることを申し合わせた、という。当然である。

 首相はこれまでも国会の場で野党批判を繰り返してきた安倍一強の「おごり」にほかならない。国会が批判合戦に明け暮れず、建設的な議論の場となるよう、首相には猛省を、野党側には奮起を促したい。
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http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1769423.html

政界地獄耳
2017年1月24日9時35分 
プラカード 自民もやっていた

 ★米国がすべては「米国第一」だと言い出し、就任初日に離脱表明したTPPについても首相・安倍晋三は施政方針演説で「大統領も自由で公正な貿易の重要性については認識していると考えており、戦略的、経済的意義についても腰を据えて理解を求めていきたい」と寝ぼけた答弁。野党の質問も重箱の隅をつつき、首相の失言を期待するような次元に下がってしまった。

 ★自民党幹事長・二階俊博は首相が同演説で野党のプラカードによる抗議を批判したことを受け「やっぱり相当、気に障っておったんでしょう。外のグラウンドか何かでするなら別だが、この神聖な国会の中にプラカードを持ち込むのは、そういうことして良いか悪いかは子供でも分かる話。国権の最高機関と憲法にうたわれている神聖な場所に、そういうもんを持って集まることが良いかどうかは回答を申し上げるに値しない」と擁護した。

 ★ところが、このプラカード国会持ち込み問題。議運の理事会では民主党政権時代に自民党もやっていたと民進の理事に指摘され、最後には自民党は表現が不適切だったとして、首相に注意すると釈明するに至った。「首相はことあるごとに民主党時代の失政を自らの4年間と比較したがる。国民から見れば民主党政権下と比較して良くなっているなど評価ではない。誰がやっても良くなるはず。全体の水準が下がるだけ」(自民党ベテラン議員)とうんざり気味だ。

 ★本来の独自外交などなく金満外交、米国依存と米国の顔色を見ること、中韓両国にケンカを売ることばかりで外交が成り立つはずもなく、自立外交へのシフトが今国会の最大のテーマだが、すでに英国やドイツなどG7各国はシフトチェンジを始めていることを見ればお寒い国会論戦スタートだ。(K)※敬称略
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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/198117

安倍首相が民進に皮肉の“プラカード”は自民も使っていた
2017年1月24日

     (自民党も使っていた(2010年の衆総務委員会))

 二言目には「だから民進党は」と、民進党を批判することだけで支持率をアップさせてきた安倍首相。20日に行った施政方針演説でも、「批判に明け暮れ、国会でプラカードを掲げてもなにも生まれない」と民進党を批判していた。TPPの承認案を強行採決した時、野党議員が「強行採決反対!」と書かれたプラカードを使って抗議したことを皮肉った。

 ところが、民進党から「野党時代の自民党も同じようにプラカードを使っていた」と、逆襲されタジタジになっている。とうとう自民党は「誤解を生むところもあり、こういった表現は今後控えたい」「首相に注意する」と平謝りしている。

 実際、野党時代の自民党が、プラカードを使ったのは1回じゃない。たとえば、「放送法」について審議が行われた2010年5月25日の衆院総務委員会と、「郵政関連法」が審議された10年5月28日の同じく総務委員会。

 自民党議員は「強行採決」「選挙目当て」と書かれたプラカードを手にして大声でヤジを飛ばして審議を妨害している。衆院のホームページをチェックすると、菅義偉官房長官佐藤勉国対委員長までプラカードを持っているように見える。政治評論家の本澤二郎氏が言う。

   「安倍自民党が民進党に対して『批判ばかりでなく対案を出せ』
    などとエラソーに口にするのは噴飯モノです。野党時代の
    自民党ほど野党らしい野党はなかった。野党だから当然ですが、
    民主党政権の足を引っ張ってばかりいた。政権に返り咲いたのも、
    批判に徹したからです。なのに、自分たちが政権に就いた途端
    批判を許さないのだから調子が良すぎます」

 しかも、安倍首相は、自分を棚に上げて民進党を批判しているからタチが悪い。施政方針演説で、当時の鳩山首相が普天間基地の県外移設を断念したことを持ち出し、人さし指を掲げながら「威勢のよい言葉だけを並べても、現実は1ミリも変わらないと批判していたが、「拉致問題」や「北方領土問題」を1ミリも動かせないのは、安倍首相も同じだ。二度とエラソーな口は利かないことだ。
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コメント
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