☆松本前復興相の辞任劇は、報道業界の二つの大きな変化が劇的に進んでいることを露わにした。 書いたらその社は終わりだから」などと松本復興相が話したことを報じた。 被災地の地元放送局として、発言の始終を放送した東北放送を賞賛する声も上がっていた。 |
一部引用・・ ぼくには信念のように思うことがあって、それは 貧乏な人とはお金の多寡で決まるんじゃないということ。 ほんとうに貧乏な人は、好きなものがない人のことで ほんとうに貧乏な人は、楽しいことがない人のこと。 つまりお金を持っていようが持っていまいが、 自分に好きなものがない人って、なんだか貧乏くさい。 人から批判されることばかり恐れて、 それが怖いから逆に人の批判ばかりしている。 ぼくの出会ったホームレスの人って、 そのあたりがとてもさばさばしていました。 好きなことやってお金なくして家もなくしたけど、 でも自分の好きなことは、ちゃんといまもある。 みたいなところがありました。 住む家はないけど、住み心地よさそうに生きている。 立派な家があるのに、とても窮屈そうに生きている。 どっちが幸福なんだろう? ともかく 日本はとてもすごい国だけど、貧乏な人が増えた気がします。 貧乏な人の共通点ってわかりますか? それは「やさしくない」ことです。 好きなことのない人は、やさしくない。 つまり、好きなことがある人は、やさしい。 全文はこちら 同じ作者の“菅さん、ありがとう!”はこちら |
☆前復興相の松本龍さんの問題になった画像を見たとき思ったのは、 ああ、この人は普通いつもこういうやり方で人と接してきたのだなと。 勤め人をしていた時、上司や他部門のエライさん、そしてお客さんの上の方の人でよくこのタイプの人間と出会ってきた。 一言で言えばガキどうしの喧嘩なのだが、成人となってもガキのままで、人と共に仕事をするということが出来ない。 内田樹さんが早速書いてくれた。☆ だから、他人を怒鳴りつける人間は、目の前にいる人間の心身のパフォーマンスを向上させることを願っていない。 彼はむしろ相手の状況認識や対応能力を低下させることをめざしている。 被災地における復興対策を支援するというのが、復興大臣の急務であるとき、 被災地の首長の社会的能力を低下させることによって、彼はいったい何を得ようとしたのであろうか。 それは「相対的な優位」である。 松本復興相がこの会見のときに、最優先的に行ったのは、「大臣と知事のどちらがボスか」ということを思い知らせることであった。 動物の世界における「マウンティング」である。 大臣のくちぶりの滑らかさから、彼が「こういう言い方」を日常的に繰り返し、かつそれを成功体験として記憶してきた人物であることが伺える。 それ自体はいいも悪いもない。 ひとつの政治技術である。 それが有効であり、かつ合理的である局面もあり、そうでない場合もある。 |
☆東京に本部がある「原子力ムラ」という官財政学情報複合体としては、面白くない風向きになってきた。 しかし一般の大方の無名の日本人は、今の状況を普通の常識の範囲で見て、オタクらにイノチを預ける気はもうなくなった。 |
☆その職にある人が責任を持ってことを決めない。そのせいで出なくてもいいヒバクシャが出ている。
先送り 後回し 甘い想定の官庁。責任者不在のまま進むのをどうすれば止められるのかわからないのは辛い。☆
原発事故直後 文科省 浪江町の高線量把握 2011年7月6日 06時59分 (東京新聞) 地名が明らかにされたのは4月11日からだ(下)
文部科学省が福島第一原発事故直後の三月十七日以降、現在は計画的避難区域に指定されている福島県浪江町山間部の赤宇木(あこうぎ)地区で放射線モニタリング調査を実施し、当初は毎時一五〇マイクロシーベルト以上の高線量であることを把握しながら、一カ月間も具体的な地名を公表していなかったことが分かった。政府の隠ぺい体質が多くの被ばく者を生んだ可能性がある。 同省は、所管する緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)で、原発から北西の赤宇木や飯舘村方面に放射性物質が流れている事実を察知。これらの情報に基づき、赤宇木地区の調査を開始した。 三月十七日の放射線量は毎時一五八~一七〇マイクロシーベルト。だが、文科省ホームページで公表された資料では、赤宇木の地名は明らかにされず、「【32】(約三十キロ北西)」とだけ記された。 文科省が、地名を明らかにしたのは、約一カ月後の四月十一日分から。測定データは、経済産業省原子力安全・保安院などに送られたが、一帯が計画的避難区域に設定されるまでは、ほとんど住民の避難に活用されなかった。 赤宇木の今月四日午前の測定値は毎時一七~三六マイクロシーベルト。二十キロ圏外の測定ポイントの中で最も高い値を示している。 文科省の担当者は「現地の住所表示が粗いので、測定ポイントを記した地図を公表した。地名を明らかにしたのは住民の問い合わせが多くなったからだ」と話している。 原発の情報を公開できない……その背景にあるものとは こちら |
シンポジウム「検察・世論・冤罪Ⅱ」ヤクザも黙る大阪府警四課!
一部引用・・ 西日本では大阪府警四課といえば、同じところに本拠を構えている菱の代紋と同じようなパワフルな響きを持っているのでしょう。 自分も大阪地検時代、大阪府警四課の事件を応援検事としていたとき、担当の警察官が毎日報告に来るのだが、日が経つごとに声が枯れていく。
推して知るべき。それでも割れ(自白が取れ)ない。割れないなら割れないでいいと思うが、警察としては、特に大阪府警は、自白を獲得する気概が高いので(会場笑)、 警察が自白させられなかったものを検事が自白させると屈辱と考えるようなところがある。
実際には検事と警察は共同作業なので、検事の側ではそれを手柄とは考えないが、警察にとってはそれで済まないようなところがあった。 逆に、警察が自白させたものを、検事が否認させるととばっちりがきた。被疑者が検事を信頼して否認することがある。 もともと自分は自白調書を取るのが苦手で、証拠で公判で有罪が取れれば自白はどうでもいいと考えるような人間なので、それで自分が否認調書を作ると、
それを知った警察が翌日怒鳴り込んでくる。
「どういうことなんですか」「....いや、否認したから」「今日は勉強させてもらいに来ました」.....ほんとに決裁官より警察の方が怖い。 そんなところに2年もいたから、自分も暴言検事に成り果てました。(会場大爆笑) 中略 メディアは事件報道に関しては明らかに二層構造になっている。一層目は司法記者クラブ。司法記者クラブは、警察や検察に自由に出入りできるといっていい。 ここで弘中弁護士が指摘していた3つの問題のうちの3つめ、リークの問題がある。ここで被疑者が犯人であるという心証を警察や検察が植え付けていく。
それが記事として印象づけられる、これが司法記者クラブの役割であったりする。
山口さんはそういうものにチェックを入れなければとおっしゃったが、締切に追われながらの日々のスクープ合戦の中で、特落ち、 つまり、ニュースが落ちてはいけないと横並び報道になる。だからこそのまま。事後にいくつかの事件について検証したことがあるが、驚くべきいい加減さ。
クオリティペーパーというと、朝日、読売、日経などを連想されると思うが、これらの警察や検察からの第一報を報道できるメディアはそうではない。 中で被疑者が否認を続けているのに、「今日口を割った」などまったく嘘の報道が流れ続けたりする。そういう例はいくつもあり、そういったことが一般には知られていない。
二層目というのは、同じテレビ局の中でも、報道局とは別に生活情報などのワイドショーなどを担当している部署。 こちらはダイレクトに警察や検察の情報を得られない。だから周辺の人間への取材とか、報道部が引いたラインに沿ってのもの、あるいはその誇張となる。
週刊誌はその外側で、関係者などへの取材を通じて事件像に迫っていったりするが、そのせいで、権力側から出る情報を越えて、 これは冤罪ではないかといった内容になったりすることもある。そういう意味で雑誌ジャーナリズムが担ってきたこともあり、
権力の流す情報に抵抗するのは、週刊朝日も含めてそのあたりだったが、残念ながら、最近はそこが脆弱になっている。
これには、お金の問題がある、売上げが伸びない、取材経費がかけられない、名誉毀損などの金額が大変高くなって乱発されるので、 怖くて思い切ったことが取材したり書けなくなってしまった。
一方で記者クラブは堅固に残っているので、政府からの情報に頼ることになってしまうという構造が温存されている状況がある。 |
*避難区域外でも高濃度汚染 市民団体、福島市で調査 放射性物質がいずれも法令で定める基準を超え、チェルノブイリ原発事故での強制移住の基準を超えるところもあったと発表した。 放射性セシウム2種の合計で、土1キログラム当たり約1万6千~4万6千ベクレルを計測、法令基準の同1万ベクレルを超えた。(共同) 長女のさつきちゃん(同・8)は最近、急に鼻血を出すこともあるという。 「低線量被曝の初期症状としては、下痢やのどの渇き、倦怠感、鼻血等があります。しかし、今の段階では放射能との因果関係について断定的なことは言えません。 今後は医師もそれを念頭に置いた診療を心掛けるべきでしょう」 |
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