阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

九年前の今日掲載した「SANTA ISABELLA」の進水式      再々掲載。

2014年12月17日 | 神戸あちこち
このブログは2005年の12月にスタートしました。この記事は9年前の今日掲載した記事です。
左側にワイヤーカット用のナイフが見えます。

招待された近所の幼稚園児も、船の余りの大きさに声も無く上を見上げて、指定席に向かいます。

神戸市消防団音楽隊は「国歌」から「モスコウ」までレパートリー広く演奏してくれました。


手順に従ってきびきびと多くの作業員が動き、巨体を支えていた添え木を3段階で外していき、それが完了したことが確認されたあと、
造船所長がおごそかに船主に「進水準備が完了しました」と告げると、船主令室がナイフで一気にロープを切断しました。その瞬間、
「シャンパン」が割れ、巨体は音も無く、船台をするすると滑り出すと“くす玉”が割れました。

船体が船台を完全に離れた瞬間、錨が落とされ水しぶきが上がりました。

船は安定した状態で、タグボートで神戸港の所定の位置に移動していきました。これから2月末まで艤装をおこない、そのあと船主に引き渡されるそうです。


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上の画像は:

ばら積運搬船“SANTA ISABELLA”主要目
       2005年 12月16日進水

船主            FOREVER SHIPPING,S.A
船級                日本海事協会
船籍                   パナマ
全長                約189.90メートル
長さ(垂直間長)           185.00メートル
幅    (型)           32.26メートル 
深さ   (型)           17.80メートル
総トン数               約31,000トン
載貨重量               約55,500トン
連続最大出力          8,200kw×110回転
定員                    25名

という船の、12月16日に川崎造船神戸工場でおこなわれた進水式の模様です。

 進水式見学2回目の今回は、式台の上の船主や造船所長、日本海事協会支部長
などの隣のブースで、セレモニーの全容を見せてもらいました。

☆今日の神戸新聞に写真つきで掲載された記事によると、
「船体が海へ動き出すと、会場に招かれた市民ら約1,000人から
歓声と拍手が沸き上がった。同社が建造する同型シリーズの7隻目。
穀類、石炭、鉱石などを約5万5千5百トンまで積める。
船首は水の少ない形状で、燃料を節約できるほか、4基のクレーンを
船上に備え、荷役設備が無い港湾でも積み下ろし作業が出来る。・・」
とありました。

この船の[排水量]は世界最大の戦艦といわれた「戦艦大和」に
ほぼ匹敵するというYさんのお話も事前に聞いていましたが、
身近に見るとまあなんとも魂消る巨船でありました。

そしてこの船体を構成する大小さまざまな船殻(ブロック)を
巨人の手のように吊り上げ、組み立てる多数の大型ドックサイドクレーンが
自分に縁があったメーカー製であるのも個人的に嬉しいことでした。

Yさん今回も本当にお世話になりました。
ご一緒したSさん、K.Yさん有難うございました。

日本晴れの青空のもと、電子製品にはない、鉄の大きな塊(ドンガラ)の
婉然たる美しさをあらためて感じました。実は、その中には、どんがらを
たった25名で操船できる最新・最新鋭の電子機器も多く装備されているの
ですが。

式のあいだ、自分も新入社員時代の数年、四国で勤務した鉄を加工する
製造現場の,機械油や溶接の煙などの何ともいえない懐かしい匂いが
鼻腔をくすぐって、嬉しかったです。
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ある日のランチはメンクイシリーズ「野菜ソース焼きそば」

2014年12月17日 | ある日のランチ
トッピングにキムチも載せました。野菜は小松菜や国東半島のH川農園産の深ねぎ(根深葱)など。
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