神戸市内の宅老所を視察 南区桧原にある第二宅老所よりあい
介護保険以前から、任意の団体として事業を行い、介護保険施行後は、認知症のデイサービス事業として展開し、現在、夜間泊まりは保険外サービス（５０００円自己負担）として行っている。古民家のような木の温もり豊かな家屋の中で、認知症高齢者の皆さんが、穏やかに時を過ごしている。
２０年近く、地域で先駆けて事業を行ってきた事業者だけに、施設利用と在宅サービスとの制度の挟間にある宅老所として、そのご労苦には経緯を申し上げます。今回の保険制度改正でも、宅老所の位置づけについての課題は積み残したままであり、次期制度改正こそ正念場になります。宿泊デイサービスを東京都などでは推進しているが、先駆けてきた事業者の立場としては、運
営上の課題は少なくないとみている。
小規模法人がお泊まりデイ、ディサービスに宿泊可を取り入れるには、安定的な経営を支えるための介護報酬の抜本的な見直しなくてはなりません。
施設と居宅とその間をつなぐ宅老所を介護保険制度にしっかり組み込んで行くよう次期制度改正を進めなければなりません。しかしその為の保険の財源確保が先ず命題です。職員の方々、利用者の皆様、お世話になりました。
