あびこ雅浩の日記

仙台市議会議員あびこ雅浩の活動日記。

7月28日 大阪市調査

2008-07-28 | 国際・政治

7281常任委員会視察の日程にあわせて、大阪市で独自調査を行いました。
視察先は、大阪くらしの今昔館・大阪市立子育ていろいろ相談センター・天神橋筋商店街・道頓堀極楽商店街・キッズプラザ大阪でした。


72827283JR大阪駅から、環状線で一つ目の駅(天満)から徒歩5分の交通至便な好立地ビル内に、くらしの今昔館・子育ていろいろセンターが入っています。
ビルの中に、江戸時代天保の頃の大阪の街並みを実物大に復元。また別の階では、明治大正昭和の大阪の住まいと暮らしを、精巧な模型や映像で紹介しています。更に企画展示では、昭和30年頃の経済成長前夜の写真や家電製品、生活物資を展示。大阪庶民の生活暦を江戸時代から昭和まで垣間見られ、興味深い。小中学校の校外研修にも有効な施設だと思います。但し、一方で施設の維持管理経費等の課題は、小さくないものと思われました。

子育てについての相談・支援講座支援情報・支援ボランティアの養成・図書や遊具の貸し出し等を行っている。親と子どもの「共育」を目的とした市立のセンター。利用受付カウンターには、英語・中国語・韓国語のセンター利用案内パンフレットが並んでいました。これらを母国語とする利用者は、けっして少なくないとのことでしたが、心斎橋や道頓堀を歩くと納得できました。

7284日本一長いといわれている「天神橋筋商店街」ではアーケードの中、歩行者と自転車走行の混在が課題になっています。ところどころに自転車走行を注意する懸垂幕が掲示されていながら、呼び鈴を鳴らしつつ駆け抜けようとする輩には閉口です。自転車は時に凶器であることを利用者が自覚しなければなりません。
また商店街の特徴は、地場の商店がたくさんあることです。例えば喫茶店なども、老舗的な喫茶店が多くあり、全国チェーン店が並んでいないのに大阪らしさを視ました。長い長い商店街の道先案内サインは、韓国語と中国語が併記されています。


72867287道頓堀は、商店街の象徴的な飲食店であった「くいだお礼」が先月閉店してしまいましたが、その隣には昭和20年代の歓楽街を再現したような「道頓堀極楽商店街」があります。商店街には40を超える飲食店があり、街角パフォーマンスやミュージカルも繰り広げられています。連日多くの入館者を集め、道頓堀の吸引力になっているようです。仙台のあすと、長町や地下鉄東西線荒井駅開発などのアイデアになればと思います。

7292キッズプラザ大阪(こどものための博物館)は、JR環状線天満駅から徒歩3分の好立地にあり、関西テレビ社屋と一緒になっています。
館内はフロアー毎にテーマが分かれ、とてもユニークな建物(オーストリアの著名な芸術家による作品)がこどもの街にあ7293る「あそぼう階」、ワークショップスペースやスタジオのある「やってみる階」創作工房やコンピューター工房がある「つくろう階」など5階分のフロアーがあります。夏休みで多くの子供連れが訪れ、半日以上過ごして行くようです。入場料金は小中生600円大人1200円となっています。開館して10年が経過、昨今建物の管理などで揺れているとのことでした。
仙台にも、科学館や新天文台など全国に誇れる教育施設が、緑豊かな環境の中にあります。

これら視察途中に、急な集中豪雨と落雷に見舞われました。傘があってもとても動けないほどの雨の激しさで立ち往生しましたが、その頃神戸では想定外の急な増水により尊い命が失われました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。


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