毎朝、毎夕、蝉時雨の日々です。
「み~~ん み~~ん」が響き渡ります。
夜になっても、暗い空いっぱいにと感じるほどに、蝉時雨が満ちています。
「お~しんつくつく」の声がまだ聴かれない。
祖母の教えであった「ツクツクボウシが鳴いたら秋ですよ。」という説を信じてきましたが、
今年はどうなることやら……。
今日だけは、わずかに涼しい日でしたが。
病人をかかえると、自由がない。心身ともに疲れる。
誰にも言えないから黙っている。
言われた方だって、返事に困るだろうし。
その日々のなかで、唯一私を前向きにしているのは、
自分の4冊目の詩集出版の準備中であること。
初校が済んで、再校を月曜日に送る予定です。
いよいよ、近づいてきます。
(病人の入院騒ぎで、去年の予定が一年遅れましたが……。)
それにしても、我が家の病人は、私が病人になるかもしれないという想像力は皆無。
それだけ、辛いのだろうけれど、こっちもかなり辛いのだ。