「アカバナ」
マーケットへの道すがら、こんなアカバナに出会った。
そしてふいに、なぜか、昔の自分の書いた言葉を思い出した。
1989年から2001年までの間、「真昼の家」という個人詩誌を発行していたことがありました。
その2号の「あとがき」に、こんな言葉を書いていました。
『道路工夫は毎日丹念に敷石を並べてゆく。
きっちりと敷きつめたはずなのに
わずかな隙間から雑草が生えてくる。
それは道路工夫の嘆きのように見えるが、
実は大地からのぬきさしならぬ言葉ではないだろうか?
そんな言葉が欲しい。
すっきりと生えてくる言葉が欲しい。』
深く、深く、今の詩作の姿勢を反省します。