ふくろう日記・別室

日々の備忘録です。

百人一首我流解釈 21~22

2023-05-20 10:00:47 | Poem

21

今来むといひしばかりに長月の

有明の月を待ち出でつるかな  (素性法師 生没年不詳)

 

すぐに逢いにきて下さると、おっしゃいましたわね。長い夜を待っておりましたのに。

有明の月を待っていたわけではないのに。「長月」は陰暦九月、すでに夜は長い。

 

 

22

吹くからに秋の草木のしをるれば

むべ山風を嵐といふらむ    (文屋康秀・ふんやのやすひで 生没年不詳)

 

「むべ」は「なるほど」という意味が込められている。

山の風が吹くと秋の草木はすぐにしおれてしまう、ということだな。


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