魂だましのソネット 2016-07-12 21:46:20 | Poem 魂だましのソネット 高田昭子 魂消たね。ボールが「僕は魂だ」といった 真昼のデスクにボールを置いて 詩を書いている 魂という名のボールは いたたまれずに転がりつづける 大陸という言葉をふとつぶやくと 間宮海峡の波の音が聴こえてくる 死にたいというをとこに 一頭の蝶が海峡を渡ったのだと繰り返し話す 韃靼海峡の冬の衛兵は 魔球のようなモールス符号を 死にものぐるいで打ちつづけている だからわたくしは 魔球を しゅわっと受ける魂で生きていたい。 * * * たましい たましい だまし だまし « 父が子に教える昭和史 ・ あ... | トップ | 旅路 自伝小説 藤原てい »
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