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ふくろう日記・別室

日々の備忘録です。

La Strada(道)-Gelsomina/Nino Rota

2011-01-30 22:06:57 | Music
La Strada(道)-Gelsomina/Nino Rota




何度もこの映画は観ていましたが、今日のNHKで「ニーノ・ロータ」の生誕100年の記念音楽番組を観ましたが、
やはりこの映画音楽が一番好きでした。


監督 フェデリコ・フェリーニ
脚本 フェデリコ・フェリーニ
音楽 ニーノ・ロータ

ザンパーノ:アンソニー・クイン
ジェルソミーナ:ジュリエッタ・マシーナ



おお~ ジェルソミーナ
あわれな子
口笛ふいておどけてみせる~♪


あの有名なトランペットの曲が流れると、自然と歌っていましたが、誰が歌ったのか?あらためて思いなおすと、
誰がこの日本語の歌を歌っていたのかわかりません。

この女優さんがチビで目が大きくて、娘から「お母さんにそっくり。」ともいわれました。喜ぶべきか?否か???


《おまけ》

数日前、古い映画「炎の人・ゴッホ」を観ましたが、ゴーギャン役がこのアンソニー・クインでした。
このザンパーノとゴーギャンは、女性の愛に依存しながら、その愛に気づく時には、すでに孤独の淵に居たという点では似ている。

グレツキの交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」第2楽章から

2010-12-21 10:38:02 | Music
グレツキの交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」第2楽章から


このユーチューブをご覧になると、16日に掲載しました「ヘンリク・ミコワイ・グレツキ」の交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」の第2楽章の歌の背景がわかると思います。

作家「小川洋子」がアウシュビッツの取材の旅に出る時に、友人が持たせてくださった曲であると、彼女は書いていました。

Karita Mattila stars in Tosca (Live from the MET)

2010-12-14 21:18:45 | Music
Karita Mattila stars in Tosca (Live from the MET)



メトロポリタンオペラ・「トスカ」・プッチーニの録画を観ました。


1800年、ナポレオン軍が迫るローマを舞台とした、歌姫「トスカ」の悲劇を描いたオペラです。
恋人の画家は、逃亡政治犯をかばって死んでしまう。政治犯も死ぬ。
警視総監のスカルピアは、トスカに殺される。トスカは自死。

こんなに血を流すオペラは観ていても辛い。
歌声が美しいので、なおさら辛い。

オペラ・魔笛

2010-12-05 21:59:50 | Music
Mozart The Magic Flute Queen of the Night Aria




指揮:ルベン・シルヴァ
演奏:ポーランド国立ワルシャワ室内歌劇場管弦楽団
合唱:ポーランド国立ワルシャワ室内歌劇場合唱団


《キャスト》
ザラストロ(大祭司):ダリウシュ・グルスキ
タミーノ(王子。パミーナの恋人):レシェック・シフィジンスキ
パパゲーノ(鳥の狩猟者):アンジェイ・クリミチャック
夜の女王:タチアナ・ヘンぺル
パミーナ(夜の女王の娘):マルタ・ボベルスカ
パパゲーナ:(パパゲーノの恋人)アグニェシュカ・コズウォフスカ


《タイムスケジュール》
第1幕=60分 休憩20分 第2幕=80分


上野の東京文化会館にて、ポーランド国立ワルシャワ室内歌劇場オペラ「魔笛」を観て(聴いて?)まいりました。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの最期のオペラと言われています。
「魔笛」は、モーツァルトが1791年に作曲したジングシュピール(歌芝居。現在では一般にオペラの一種として分類される)。
台本は興業主・俳優・歌手のエマヌエル・シカネーダーが自分の一座のために書いた。
当時としては「宮廷音楽家←あ。この時期には宮廷音楽家としての座にはいなかった?」」としては名誉な仕事ではないだろうが、
民衆には愛されたオペラだったのだろう。

シカネーダーは当時ヨーロッパ各地を巡業していた旅一座のオーナーで、モーツァルトとはザルツブルク時代の知り合いであり、
モーツァルトが所属したフリーメイソンの会員でもある。
シカネーダーはウィーンの郊外にあるフライハウス(免税館)内のヴィーデン劇場にて、一座の上演を行っていた。

フリーメイソンについてはよくわからない。新興宗教か?慈善団体か?
しかし、この「魔笛」のなかでは「夜の女王」の支配する国と対局にあるものとして「フリーメイソン」的な国があるようだ。
時代設定は古代、舞台はエジプトらしいが、架空の世界。

「魔笛」のもっとも有名なものは「夜の女王」の超絶技巧「コロラトゥラ」の「アリア」である。アーアアアアアア♪
「夜の女王」のアリアの壮絶さは、1説によれば、モーツァルトの姑の叱る声だとも言われている。
それから「パパゲーノ」と「パパゲーナ」のテンポのよい歌も見どころです。パパパパパパパパ♪

《注》2つのユーチューブは「ポーランド国立ワルシャワ室内歌劇場オペラ」のものではありません。

舞台装置はかなりシンプル(というか、1つ。)で、2つの国の区別は照明の色などで分けています。
気にいったのは衣装。その時代の衣装を忠実に再現しています。
昨今、オペラの舞台を現代に置き換えた、ファッションショーのようなものは好きにはなれません。

タミーノ王子はパミーナと、パパゲーノはパパゲーナと結ばれるため、大祭司から与えられる試練は、
「沈黙」「火」「水」……「夜の国」とどっちが地獄なのだろうか?

山形交響楽団

2010-06-27 11:47:37 | Music
 26日、東京オペラシティ・コンサートホールにて、山形交響楽団の「さくらんぼコンサート・2010」に行ってきました。愛娘からの「母の日」には遅すぎるし、「誕生日」には早すぎるプレゼント(?)でした。なんでもいいけど、楽しい時間でした♪

指揮:飯森範親
ピアノ:河村尚子


 音楽をCDで聴くことは日常的にあることですが、生で聴くのは久しぶりです。「群馬交響楽団」の存在は子供の頃から知っていたのですが、「山形交響楽団」は初めて知りました。素晴らしい交響楽団でした。それは演奏者と指揮者との響きあいによって創りあげる音の世界です。CDを聴いているだけではその光景を思い浮かべることを忘れがちになりますね。その上指揮者の「飯森範親氏」の指揮はスマートかつ情熱的でした。

 演奏を聴きながら、最初になつかしく思い出したことは、何故か小学校時代の合奏部のことでした。オルガン、ピアノ、アコーディオン、半音付き木琴&鉄琴・・・・・・これらが経験としてあります。吹奏楽器、弦楽器はダメでした。つまり「ここをたたけばドという音がでる。」ということがわかる楽器だけでした(^^)。そこから始まって、お絵かき、作文までが子供時代の興味でした。今になってもそこから1歩も出ていない自分に驚きました。そしてとりあえず長続きしたものは「作文」から繋がる「詩」だったのだと、奇妙なことを考えながら、演奏を聴いていました。

 途中の休憩の後からは、その想念から離れて、楽器の音を聴き分けようと、身を乗り出して演奏家たちを目で追っていました。教会の鐘のような音を出す「トライアングル奏者」がどこにいるのか?と探したり、映画「道」を思い出すような「トランペット奏者」はどこなのか?交響楽団の前面を占めるのはほとんど主旋律の「バイオリン奏者」、ピアノ協奏曲の場合は「ピアノ奏者」となりますので、そういうことが生で聴いていますと奇妙に気になりました。

 ただし、地方の交響楽団は、いつもその地元から離れることはできないのですね。つまり「町おこし」にも一役かうわけです。ロビーでは「さくらんぼ」や「お米」「お漬物」などの販売までしていました。混んでいるし、帰宅時間の余裕もありませんので、素通りしました。その上、出口では「ささやかながら「おみやげ」もいただきました。なんだか「交響楽団」と「アンテナショップ」の連携のようでした。これもまたよきかな。

 再度、最後に申し上げます。いろいろ思うことはありましたが、生の演奏を聴く&見ることは、CDを聴くこととは大違いだったということです。それぞれの曲目についての感想は書きません。これは複雑極まりないことになりますので。

音楽について話す時、1番いい方法は黙っていることだ。(シューマン)

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しばらくここをお休みしていましたが、2週間以上続いた仕事がやっと終わりました。26日の音楽会までには終わりたいなぁと思っていましたが、どうやら24日で終わりました。