eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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質問等はコメント欄にて。

続きversion巻線形誘導電動機二次グリッド抵抗変化(速度制御)の実体...。

2024年01月28日 | eつれづれ

巻線形誘導電動機二次グリッド抵抗制御回路。電動コントローラノッチ1~10Jまで回転する。

クレーン、電車の速度ノッチと同じ。

ノッチ8~抵抗値が0Ωとなる事が判る...ノッチ10では無い。

抵抗短絡のΩ計算して見ると、10段、変速切替の感じだが実際は3段階。

本例の巻線形誘導電動機は3300V.8P.190kW仕様でローラーミルの負荷。

下記はグリッド抵抗をわかりやすく10Ω/相にして計算してみる。

外部抵抗が全部短絡すると電動機ローターの巻線抵抗のみとなる...一般の誘導電動機と同じ。

ローラーミル構造図例。

ローラーミル内部点検...中の機材破損、電動機ロックなったか?。

ここまで事後、検証しているのは居ない...ノッチ1~10までの抵抗変化がグラフを見ると理解出来る。

 

 


その昔、VCSと高圧充電発光器で感電防止対策を行った...

2024年01月27日 | eつれづれ

感電死亡事故を起こした3kV気中電磁接触器を以後の対策として撤去...化石みたいなもの。

1984年撮影なので約40年前となった。

固定、可動接点のアークによる焼損のため2カ月に1回は、メンテしていたもの。

対策として真空接触器と泰和電気工業(株)の充電表示灯を取付。

これで停電の有無が誰でも判る。

これの負荷は低周波誘導加熱炉用変圧器で5分に1回はオン/オフしていた。


続きversionグリッド抵抗or電動コントローラ全景...。

2024年01月26日 | eつれづれ

二次グリッド抵抗、三相分ユニット全景。

制御室より電動コントローラを遠方で切替...スタート時は全抵抗→順次、抵抗を抜いて行き任意速度で抵抗の増減を切替する。10段程度のノッチが有ったか...図面を見ないと不明。

図面データが有ったのでUP。

3kV巻線形誘導電動機二次グリッド抵抗回路、電動で円筒固定銅リングを回転させてブラシで抵抗をMAXから起動回転と並行して順次抜いていく。回転計MAXは100rpm、これの60%程度で運転するので全抵抗短絡とはしない...フル回転では器機壊れるので適宜調整する。

ノッチを増減して速度を内容物にあわせて回転を制御している。

 


続きversion3kV.8P190kW巻線形誘導電動機の配線概要...。

2024年01月26日 | eつれづれ

 

巻線形誘導電動機

 巻線形誘導電動機はスリップリングを通して二次巻線に抵抗を接続できるので、第7図のように始動抵抗器を接続して始動時はハンドルを始動位置として最大抵抗からスタートし、回転数の上昇に合わせてハンドルを右に回して抵抗を減少させ、最後は0として二次巻線を短絡状態にする。

これは二次抵抗始動法ともいわれ、比例推移の特性に基づき、始動抵抗Rr2m倍にして始動トルクを大きくし、定格電流に近い始動電流で始動させることができる。

 

 

一次側の固定コイルには3,300Vが印加されている。

二次グリッド抵抗を切替するのは電動コントローラが付属、制御室より回転数を制御する。


3kV.8P190kW.巻線形誘導電動機二次抵抗(レジスター) 制御電動機トラブル...。

2024年01月26日 | eつれづれ

レジスター銘板には515V.225Aとある...200kWの電力。

グリッド抵抗器も赤くなり過熱する。

  • 古くから強電流抵抗体として使用されてきたが現在では、特殊な用途にのみ採用される。
  • 大きさ・形状・材料特性(体積抵抗率、磁性など)の設計の自由度が幅広く、特殊な注文に対応できる。
  • 鉄-クロム-アルミ合金または、鉄-クロム-ニッケル合金などスチール製グリッド形抵抗体も製作可能。

3kV高圧電動機の端子箱を開けて検電、印加電圧無しを確認。

電動機二次側のスリップリング等確認。

電動機高圧ケーブル、電動機の1000Vメガー高圧絶縁抵抗測定。付せて二次側500Vメガー測定。

電動機U.V.W、低抵抗計にてコイル抵抗測定。

電動機リアクタンス(コイル)測定。

U相、過熱して被覆溶け出す。

V相、過熱して被覆溶け出す...電線むきだし状態。

巻線形三相誘導電動機は、かご形誘導電動機のローター部の鉄心に三相コイルを巻いている電動機のことです。

これによって大きなトルクが発生するため、かご形誘導電動機の代用として使われる場合があります。

特に始動時に大きなトルクが求められる時や、かご形誘導電動機では負荷に耐えられない時などに巻線形三相誘導電動機が使われます。

また、速度制御が可能なため、速度の調整と始動・停止を頻繁に繰り返す場合にも広く用いられています。

構造

基本的にかご形誘導電動機とほぼ同じです。大きくローターとステーターに分けられますが、先に触れたとおり、ローターにもコイルを巻いている点がかご形誘導電動機と異なります。

始動する際は、ローターに抵抗が生じて流れる電流が抑制されます。しかし、定格回転数に達した際に二次抵抗をショートさせることで、一般的なかご形誘導電動機と同じ状態になります。

ローターの抵抗は内部の二次抵抗器が調整を行っています。

二次抵抗制御による速度調整

ローターに流れている電流を二次抵抗器が可変させ、回転磁界とローターの間に発生する誘導電流の相互作用を制御しています。

このような制御方法を二次抵抗制御と呼びます。二次抵抗制御によって速度が調整できる仕組みになっています。抵抗が生じるために効率がよい方法とはいえません。一方で順次短絡が可能で、スムーズなモーターの始動を実現しています。

また、二次抵抗を可変させることで、柔軟に速度を調整・制御できます。こうした仕組みがあるため、始動や運転、停止といったプロセスを頻繁に繰り返す設備や機器に適しており、制度の高い速度調整も可能にしています。

同期速度について

AC電源を投入すると、内部に回転磁界が発生します。そして回転磁界と作用してローターが回転する仕組みですが、ローターが回転する速度は同期速度と呼ばれています。

同期速度は電源の周波数と極数で変動します。基本的に極数が多いと同期速度が低下します。また、同じ極数でも50Hzと60Hzでは同期速度が変化します。50Hzの環境下では、60Hzに比べて同期速度が遅くなります。

以上、ネットよりコピペ引用。

明日の午後から焼損電線ヶ所の交換して電動機の試運転予定。

平行して原因の追跡調査を行う。

操業中、地絡継電器GRがトリップ、当該回線VCBトリップ...電動機停止。

相電流のアンバランスという現象だけではブレーカは動作(トリップ)しません。ただし、各相いずれかの電流がブレーカの定格電流を超えて流れた場合は動作(トリップ)いたします。 

過電流継電器は主高圧3kV盤と当該回線の3Eリレーあるが、何れも動作せず。