eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

久々に、ご対面した油入遮断器とデルタ結線変圧器他...。

2023年05月17日 | eつれづれ

今では、ほとんど...全く?見られない油入遮断器(OCB)と円板式の過電流継電器(OCR)、GR。

本体右の四角いヶ所を押すと遮断する。

過電流継電器(OCR)が出る前はOCBトリッププランジャに目盛りがあり、これでトリップ電流を調整していた。

これは、少し進化した後のバージョン。

単相75kVA、3台でΔ:結線の動力回路。

柱上の変圧器はV結線で今でも多用されているが、自家用受電設備では見られない。

いまでは教科書的...3個が1つの筐体に入った究極のエコの様だ。

 

特高変圧器等には3巻線タイプもある。

これは、2022.11掲載、2巻線24,000kVA変圧器2回線例。

 

単相変圧器3台のCAD図は、これが簡潔で判りやすい様だ。このシンボルを新たに作り高圧受電設備単線結線図をヒマみて作成予定。

三相変圧器のシンボルと単相変圧器V結線シンボルCADは一般的だ。

受電設備の機器等の調査依頼があり、現場へ出向く。

JEMA(社団法人.日本電機工業会)の機器更新推奨も何のその...キュービクル銘板を見ると昭和53年とあるので既に45年も経過している。

高圧気中負荷開閉器(VT.LA内蔵PAS)交換は7年前に実施していたが...。

受電状態なので扉あけて、見える範囲で確認、後日停電して銘板等の調査、変圧器油PCB含有検査採取、絶縁油酸価度試験、絶縁油耐圧試験、他を実施予定する。

骨董品を久々に見たが、オールゴミ処分の実体の様だ。

 

 


富士QHA-OC1過電流継電器(OCR)の内部、変流器(CT)回路を見てみる。

2023年05月15日 | eつれづれ

 

グラデーション前のグラフ。

変流器(CT)二次電圧Vは富士QHA-OC1過電流継電器(OCR)基板取付となっているので、外付けの三菱MOC-E1V-R過電流継電器(OCR)変流器(CT)を回路と直列にして電圧を測定した。

電流が増えてもグラフ黒は下降している事が判る。

回路電圧用の変流器(CT)二次電流が電圧に変換されて整流回路→低電圧回路に入る。

グラフの赤を見ると変流器(CT)電流が過電流となっても余り変化が無く電流が多くなれば電圧は下降している。

基板の電圧はDC5V?なのか...チェックはしていない。

他電源を必要とせず自己の電流で回路電圧を作って、過電流発生時、真空遮断器等をトリップさせる継電器の一端を理解すればレベルUP間違い無し。

 


本日、2件目の無料ボランティア定期点検を実施する。

2023年05月14日 | eつれづれ

第1柱高圧気中負荷開閉器(PAS)の無方向性SOG制御装置試験。

検電、印加電圧無しを確認後、短絡接地取付。

交流負荷開閉器(LBS)電源側に警報付DS検電棒を引っかけておく。

動力、電灯変圧器の内部点検。

絶縁油酸価度試験。

本日、午前中2件目の定期点検を1時間程度で終わす。