eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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雨の中PAS交換作業

2016年06月23日 | eつれづれ
昨日、車につけて嫁に出したPASの交換工事を強い雨の中、9時~おこなう。

PAS交換作業のため配電線を活線で切断する。

第1柱にある電力PCT二次側に検電器で確認後、短絡接地取付。

新規、(VT.LA内蔵PAS)を上げる。

設置完了。

既に25年経過した大垣電機の撤去PAS。(方向性SOG制御装置付)

PAS底面にも多くのサビが発生しているが穴はあいていない様だ。

内部は至って綺麗で問題無し。画像上に過電流継検知用鉄心とマイクロスイッチが見える。
下側には零相変流器(ZCT)のコイルがある。ただ相間に仕切板が無いのは当時は当たり前??これはマズイ様だ。これを見ると可動刃とのリンク絶縁板が各相2枚でつながっているが割れたら可動刃が残ってしまう...仮に、これで1相だけ充電となったら感電事故となるのは必定だが検電器で充電の確認もせず短絡接地取付or触るバカも居ないだろうが必ず3線を検電器で確認しないとダメな理由でも有る。

赤丸は零相電圧検出器(ZPD)のコンデンサ。

ゴミとなった碍子類とPAS他。
PAS交換作業開始と並行して、こちらは2名にてキュービクル等の定期点検を実施する。

柱上で既に作業している事も有り短絡接地取付は、しなかったが念のため検電器をキュービクル内LBSに、ぶら下げておく。ある県で発生した事故だがPAS交換、ついでに定期点検実施で後期高齢過ぎた爺さん感電死亡...ナンノ意味か判らないがボケたか、触る前に検電器で確認も無し、好きこのんで最初から、触るものでもナシ、誰かが触ってからやるのが鉄則。これが特高変電所~電気保安管理者30年で学んだノウハウ??だ以上、素人向けにブログをUP...オソマツでした。



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