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三菱PAS例でトリップコイル回路を検証して見るversion1...。

2023年11月30日 | eつれづれ

PAS内にあるトリップコイル(ACコイル)絶縁抵抗低下で緊急にPAS交換、波及事故を回避した。

メーカーの数値通り正常なコイルは32Ω

トリップコイルをテスターで測定。ソレノイド棒が飛び出さない様にスズメッキ線で固定。

トリップコイルの通電は一瞬でオフするので、読みをキープするにはMAXオンにセット。

約AC6Vの電圧がコイルに印加されている。

過電流ロック蓄勢時のPAS開放には、この電解コンデンサの貯めた電圧で高圧停電を検出の条件でコイルに通電させPAS開放させる。

トリップコイルに流れる電流は0.784A(784mA)が瞬間流れる。

(2)は過電流ロック蓄勢となりSO動作(ストレージオーバーカーレント)例。

電力側の変電所トリップしてから高圧線の無電圧検知確認後にPAS開放する事が判る。

因みに三菱PAS例では過電流ロック検出はリングCTでR/T相の電流を見ており、SOG制御装置に入力される電圧は、DC3V有れば過電流ロック蓄勢動作は机上で確認出来る。

続きはversion2にUPする。

 

 

 


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