
方向性SOG制御装置PAS、キュービクル内に有る方向性地絡継電器(DGR)入力と同じコンデンサ型零相電圧検出装置(ZPD)を使用するのは同じ。
高圧側の電力配電線断線等で垂れ下がり(屋根に接触、人触る他)、1線地絡事故となった場合、配電線は停電となるが事業所側に地絡過電圧継電器(OVGR)が無いと太陽光発電出力が出ている場合は、ステップUP(低圧連系)して感電が発生する。
この場合、電源が消滅しても継電器をドライブする停電補償が必須、これも規定されている。
この継電器出力でパワコンが運転停止し出力をシャットダウンする。
同じ高圧受電設備には零相電圧検出器(ZPD)は方向性PAS、饋電盤DGRにも付いているので零相電圧(Vo)は表示点灯するが全て零相電流(Io)の向きが異なるので動作はしない事になる。
よって別途の零相電圧検出器(ZPD)が太陽光発電設置と同時に高圧受電盤内に必要となる。
特に逆電力継電器(RPR)は50kW未満には設置されていない様だ。


零相変流器(ZCT)は、他からのもらい事故以外(GR)系統の地絡事故なので動作には関係なく零相電圧(Vo)のみ太陽光発電用、地絡過電圧(OVGR)検出のみ見ると786.9Vの発生例となる。
整定2%時は76.2V動作例なので、本例では約10倍の地絡過電圧が発生する事になる。
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高圧受電設備単線結線図に太陽光発電の継電器を入れて地絡した時のルートを書込、より判りやすく図示した方がテーマとしてはベター、面白いかも知れない。
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