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直流絶縁診断E方式とG方式を爆発PGS+高圧ケーブル(4000MΩ)を使い確認する。

2023年01月16日 | eつれづれ

爆発した高圧ガス負荷開閉器(PGS)の絶縁抵抗値は1000Vメガーで2.48MΩ。

爆発した高圧ガス負荷開閉器(PGS)内部画像は2022.12.27ブログUP記事にある。

高圧ガス負荷開閉器(PGS)と高圧ケーブル(1000V.4000MΩをリード線でつなぐ。

高圧ケーブルの芯線とシース間を500Vメガーで測定する。

E方式では絶縁抵抗値が5000V印加で0MΩ近い。

 

0.05×100=5kVを印加、特に変動無く安定している。

大地に漏れた漏洩電流はグラフに取れない位、大きい。

G方式は高圧ガス負荷開閉器(PGS)の絶縁抵抗値は無視、高圧ケーブルだけの測定となる。

G方式での電圧印加グラフ、5kV10分間グラフ。

この時の大地へ漏れた漏洩電流グラフ。

-電圧は見づらいので上下反転すると判りやすい。

柱上で接続なっている、今回例の高圧ガス負荷開閉器(PGS).PCT.高圧ケーブルの絶縁抵抗値を測定するには、まず通常のE測定、NGだったらG測定を行い、高圧ケーブルなのか他の機器がNGか振り分ける。

取りあえず工事やが切り離す前に高圧ケーブル否かを、この方式で測定しておく。

今回の直流絶縁診断、確認では、完全に高圧ガス負荷開閉器(PGS)がNGと判断出来る。

この爆発した高圧ガス負荷開閉器(PGS)も要無しなので週末、ゴミ処分となる。