eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

今冬は節電目標無し

2014年10月11日 | eつれづれ

太陽光発電システム(PV)を設置する住宅が急増する中、消防の観点から問題が指摘されている。一般的な電気製品と同様に火元となったケースがあるばかりでなく、火災時も日射や火炎の光で発電して消防活動中の感電を引き起こしているからだ。さらに、太陽電池モジュールの背面には放水が届きにくいほか、表面のガラスが割れて落下すれば危ない。国策として普及拡大が進められているPVだが、こうした点にも十分に注意を払う必要がある。
総務省消防庁消防研究センターによると、PVの配線から出火した事例、火災に見舞われたPVの配線が焼損して放電が起こった事例、消防隊員がモジュールを破壊して除去しようとした際に電撃を受けた事例などが全国で報告されている。そこで同センターは消防活動においてPVがもたらすリスクを検証し、要注意事項と対処方法を報告書にまとめた。