eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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ロシアに隕石落下する

2013年02月16日 | eつれづれ
こんなリスクを考えたら原発同様、キリが無い様だ。

◇大気圏突入時に高温化 音より高速で衝撃波も
ロシアに大きな隕石(いんせき)が落ちたね。隕石ってどうやってできるのか?
記者 元々は宇宙空間を飛んでいる小惑星のかけらなどの小さな天体です。これが地球の引力の及ぶ範囲に入って、地上へ落ちてきたものを「隕石」と呼びます。地上に達する前に、空気などの抵抗を受けて、多くの破片に分裂して広い範囲にわたって落ちることもあり、今回もそうだったと考えられます。成分は、ケイ素を含む土の物質を多く含有するものや、小惑星の中心にある鉄分が多いものもあります。
Q 火の玉みたいになって落下したけど、なぜ燃えるのか。
A 地球の周りは、空気を含む大気圏(たいきけん)が取り巻いています。隕石が大気圏に入ると、前方にある気体が急激に押しつぶされて、これに伴ってエネルギーが高くなり、温度が上がります。物理学で「断熱圧縮(だんねつあっしゅく)」と呼ばれる現象です。高温になるせいで、隕石に含まれる岩石が溶けて燃え始めます。周りの気体も燃焼して、火の玉のようになるのです。「流れ星」はこれが夜間に遠くから見えたもののことです。地上に達する前に大気圏内で燃え尽きることも多いです。
Q 建物のガラスがたくさん割れたのは「衝撃波(しょうげきは)」のせいだってね。衝撃波って何か?
A 空気中を音が伝わる速さ(毎秒約340メートル=マッハ1)よりも速く物体が飛ぶと、その周りの空気が圧縮され、気圧の変化が空気中を波となって伝わっていきます。これが衝撃波です。今回の隕石は音速の40倍以上だったそうです。そして地上に達すると、爆発のような大きな音になります。ガラスは圧力変化に耐えられずに割れてしまいます。過去に日本でも、米軍機の訓練飛行で衝撃波が生じ、付近の民家のガラスが割れる被害がありました。かつて欧州を飛んでいた超音速旅客機「コンコルド」も、衝撃波による騒音が問題でした。
Q もっと大きな隕石が落ちてきたこともあるの?
A 米国やアフリカには、過去に隕石が地上に衝突してできた直径1キロを超えるような大きなクレーターがあります。約6500万年前にメキシコ・ユカタン半島に落ちた巨大隕石は、「地面との衝突で大量のちりが巻き上げられ、太陽光が遮られた。そして気温が下がって恐竜の絶滅を招いた」との説があります。また海に落下して、巨大津波を起こしたこともあると言われています。
Q もし原発に落ちたら大きな事故になるんじゃない?
A 7月に施行される新しい原発の安全基準では、地震や津波、火山噴火、竜巻は考慮されていますが、隕石の衝突は確率が低いとして想定していません。「頻度(ひんど)が低く、考え出すときりがない」のが理由だそうです。


ロシア中部に落下した隕石とみられる物体に関連して、NASA=アメリカ航空宇宙局は、小惑星が上空20キロ前後で爆発し、その威力は広島型の原爆の30倍以上に上るとみられることを明らかにしました。
これは、NASAが15日夜に明らかにしたもので観測データをさらに解析した結果、大気圏に突入した小惑星は直径がおよそ17メートル、重さがおよそ1万トンと当初の推定よりも大きく上空20キロ前後のところで爆発したとみられるということです。
爆発の威力は、広島型の原爆の30倍以上に相当するおよそ500キロトンで、その爆風と衝撃波によって地上の建物の窓が割れたり扉が吹き飛ばされたりといった被害につながったとみられています。また、小惑星は火星と木星の間にある無数の小惑星がある領域、いわゆる「小惑星帯」にあったとみられていますがNASAでは「100年に1度という極めてまれな事態だ」だと説明しています。