eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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3線一括が基本のAC耐圧試験

2010年11月16日 | eつれづれ
耐圧試験時の1線、2線印加はダメの検証記事が最新号に出た...要するに耐圧試験では何があろうとも必ず3線短絡して印加する事。←余りにも単純な結論で申し訳ないが。

当地でのAC耐圧試験10,350V、10分間印加は電力貸与(財産)品MOF(VCT.PCT)は関係ないので仮に接続されている場合でも業者より一旦、外してもらう。他人の物に余計な事をしてパンクさせたのではワレの責任となるので??これもリスク管理の内...だから他人のものは耐圧試験やっているのかも不明。それと第1柱上にMOFが付いているのが殆どでPASも昇柱前に事前に下で耐圧試験をしてOKを確認する。
通常の長さの高圧ケーブル時は、面倒なのでキュービクル機器も+して一括で耐圧試験を実施。PASの電源側に電力のASは無いのでつなぎ込みは当然、活線となる。よって受電直前の絶縁確認は高圧メガーでオワリ、PAS投入...メデタシ。
考えてみると単品のバラバラで耐圧試験をやっており、全部接続完了時は高圧絶縁抵抗測定で確認...お茶を濁して??竣工検査完了のパターン。
これで特に問題も無く後は工事業者の接続等のチェック、電力は検相確認するだけ。他のエリアのお仕事は知らない、関心もない、進歩もない土方電気ヤでした。