NHKのニュース読むと、そうか。
60過ぎた人は、あの当時の、日銀、内閣、失態、思い出す。
円が強いとき。
今は、円の弱いとき。
逆の崩壊かもしれない。
「13日のニューヨーク外国為替市場ではアメリカの消費者物価指数の伸びが依然として高い水準であったことから円安が加速し、円相場は一時、1ドル=147円台後半まで値下がりし、1990年以来、およそ32年ぶりの円安水準を更新しました。
13日にアメリカの先月の消費者物価指数が発表され、前の年の同じ月と比べて8.2%の上昇と市場の予想を上回りました。これを受けてニューヨーク外国為替市場では中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が金融の引き締めを加速させるとの見方からアメリカの長期金利が上昇し、日米の金利差の拡大が一段と意識されて円を売ってドルを買う動きが強まりました。
円相場は一時、1ドル=147円台後半まで値下がりし、1990年以来、およそ32年ぶりの円安水準を更新しました。政府・日銀は先月22日に1ドル=145円台後半まで円安が進んだ際に、ドル売り円買いの市場介入を行いましたが、その水準よりもさらに円安が進んでいます。
市場関係者は「アメリカの先月の消費者物価指数の発表を受け、今後も早いペースで大幅な利上げが進むという見方から、ドル買いが加速する展開となった」と話していました。
政府・日銀による市場介入後の経緯
円相場はさまざまな経済情勢を反映して変動しますが、今の急速な円安の背景にあるのがインフレを抑え込むため大幅な利上げを続けるアメリカと、金融緩和を続ける日本の姿勢の違いです。日米の金利差の拡大が強く意識され金利の上がらない円を売り金利の上がるドルを買う動きが続きました。
ことしはじめに1ドル=115円台だった円相場は、アメリカの中央銀行にあたるFRBの利上げに連動するように円安ドル高が進みました。
先月22日、日本時間の未明にアメリカのFRBが大幅な利上げを決めた一方、日銀は大規模な金融緩和を維持したことで、円安が急加速。日銀の黒田総裁が記者会見で「当面、金利を引き上げることはない」と発言すると、円相場は1ドル=145円台後半まで値下がりしました。
そして、この発言の直後に政府・日銀は急速な円安に歯止めをかけるため24年ぶりにドルを売って円を買う市場介入に踏み切りました。
これによって円相場は一時、1ドル140円台前半まで戻しました。
しかし、アメリカで大幅な利上げが続くという見方から市場介入の効果は持続せず、円相場は再びじりじりと円安が進行。10月3日には再び1ドル=145円台をつけました。そして10月12日、前の週に発表されたアメリカの雇用統計で雇用情勢の底堅さが示されたことで、市場に再び大幅な利上げ観測が広がりました。
ウクライナ情勢が緊迫し安全資産としてドルを買う動きも出て、円相場は12日の午前の取り引きで1ドル=146円台に。市場介入を実施したときよりも円安になりました。
そして13日、発表されたアメリカの消費者物価指数が高止まりしたことをきっかけに、円相場は1ドル=147円台の後半まで値下がりし、1990年8月以来、およそ32年ぶりの円安水準となりました。
32年前の1990年(平成2年)は…
東西に分断されていたドイツが統一され、イラクがクウェートを侵攻するなど国際情勢が大きく動いたこの年、日本ではいわゆる「バブル景気」が続いていました。
前年から▽ソニーによるアメリカの映画大手「コロンビア・ピクチャーズ」の買収や▽三菱地所によるニューヨークの「ロックフェラーセンター」の買収など“ジャパンマネー”が市場を席けん。日本企業の間で大型買収に向けたドルへの需要が高まったこともあって、外国為替市場では円を売ってドルを買う動きが強まりました。
1985年に日米欧の主要5か国がドル高の是正で政策協調した「プラザ合意」以降、急速に進んでいた円高にも歯止めがかかり、この年の1月、1ドル=142円台だった円相場は、4月に160円台まで値下がりしました。
ただ、この年は日本経済がバブル崩壊への道を歩み始めた年でもありました。
土地の価格高騰を受けた金融機関に対する不動産融資の規制や日銀が踏み切った金融引き締めの影響などで、前年の年末に終値で3万8915円の史上最高値を記録した日経平均株価は、この年の年末には2万3848円まで急落。
上昇を続けてきた土地の価格や株式市場が不安定になる中、日本経済を大きく膨らんだあとはじけて消える泡になぞらえ「バブル経済」ということばが流行語になったのも、この年でした。」
似ている、値段は、日本は、経済が、酷いから、160円になるか。
面白いな。
また、、財務、内閣の失態か。崩壊の過程に似ている、160は。