べるぎぃ*さばく

兵庫→京都→兵庫→東京→ベルギーへお引越ししました。
日々のちょっとした出来事をつづってます*

36週の定期検診&ベルギーの病院見学ツアー

2008年09月20日 | * かぞく *


先週の月曜日に36週の定期健診に行ってきました。

まめちゃん:2815g
tomi:プラス9.6kg



元イケメンドクターに「ビッグママ&ビッグベイビー」
またまた笑いながら言われちゃいました。


っていうか笑ってる場合じゃないし。
このままだと出産予定日には何キロになってるんだろ・・・
と、かなり凹み気味のtomi


相変わらず血圧は上が100ちょうど、下は60と低め
(妊娠前は上100なかったのでだいぶ上がったのですが・・・)


「今日はバクテリアの検査をするから、そこのカーテンの裏で
全部脱いで、またこっちの台に腰掛けて」
と・・・。


えっと・・・
カーテン裏で下着を脱いで、その状態でまたこの明るい診察室に戻って来いと?

あまりに驚いてしまい、再度旦那さまに聞きなおしてもらいました。


だって東京でも実家の近くの病院でも内診の時は別の部屋で、
更に内診台とお医者さんの間にはちゃんとカーテンで仕切られていて
顔は見えないようになってたのにこちらの病院ではそんなもの何にもありません。

「えっ・・・」と言葉を失うtomi


旦那さまのいる前で?
こんな明るいところで?
下着つけないで?


訳が分からずでしたが、ドクターの言うとおりに・・・
顔から火がでそうな恥ずかしい状態で触診されるがまま。

ドクターは私と目を合わせながら「Good」と笑顔・・・っていうか何がGood?
その笑顔がさらに私を恥ずかしくさせるのですが・・・。


近くの産婦人科に通われている方々(日本人)に話を聞いてみると
どこの病院もそんな感じで・・・
この国に「恥ずかしい」という言葉はないのでしょうか?


カルチャーショックです。



そんなこんなで、無事36週目の検診も無事?終わりました。


*-*-*-*-*


その1週間ほど前、病院の見学ツアーに旦那さまと参加しました。

英語とオランダ語のツアーがあるのですが、私たちはもちろん英語のツアー
全員で14名
(スペイン人やフランス人、インド人っぽい方もいらっしゃいました)


そのうち12名が夫婦(6組)だったので「わたしと同じで英語が分からなくて
旦那さまについてきてもらう人がたくさんいる♪」
とルンルンしていたら
病院スタッフの説明に対して英語で質問したり、妊婦同士英語で会話していたり・・・。


ちゃんと英語しゃべれるんですね。。。
海外の方の出産に対する考え方「出産は夫婦の共同作業」ということ
を忘れていました。


だって平日の18時スタートの病院見学ツアーですよ。
旦那さま達、お仕事どうされているのでしょうか?
何時に終わってココに参加されているのでしょうか?
日本じゃこの「旦那さま出席率」は考えられません。


産婦人科の冊子をスタッフから手渡され病院見学ツアーのはじまりです。


まずは受付での説明

「陣痛が5分間隔になるまでお家で待機しておいてください。」
「その後、病院へ来られましたら奥さんは3階の陣痛室へ
旦那さんはココの受付で手続きをしてください。」
と。

* 受付でいるモノ *
sisカード(保険証みたいなもの)
sisカードがなければID(身分証明カード)とパスポート


3階の陣痛室は個室になっていてこんな感じでした



ベッドと、カーテンの奥には浴槽、そしてその奥にはお手洗いと洗面台



ベッドの右横には陣痛の間隔を調べる機械がおいてありました。

陣痛5分間隔までこのお部屋に入れないってさっきの受付での説明で
言っていたのに「こちらでゆっくりバスにつかってリラックスしてください」
「お好きな音楽をかけても良いですし、何を食べてもOKです」
「とにかくリラックスできるよう、なんでも言ってください」
と・・・陣痛5分間隔ってそんなに余裕がある状態なのかなぁ?


ちなみにこのお部屋には旦那さま以外の人は一切入れないそうです。
もちろん自分の母親もお部屋の前の廊下すらダメだそうで、3階の
エレベーター降りたところから立ち入り禁止と大きく書いてありました。。。


せっかく日本から来てくれる母になんだか申し訳ないです。。。

ヨーロッパの病院の考え方は出産=夫婦のコトなので
日本の里帰り出産や出産後1ヶ月程度実家に帰るという考えは
全然なく、出産時に旦那さんがいるのに母がなんでいるの?
という感じみたいです。
(旦那さまが家事や育児に協力的なので実家へ帰る必要性がないとか・・・)
(もし旦那さまが忙しかったら国が格安でお手伝いさんを提供してくれるとか・・・)



次は分娩室


これまたベッドの横には怪しげな機械が・・・



ここの個室にもカーテン越しに浴槽とお手洗いと洗面台が・・・

出産後?出産前?いつ使用するのでしょうか?
疑問がいっぱいです。


分娩室は陣痛室より広くてベッドの左側に出産後
赤ちゃんの体重をお母さんやお父さんの見ている前で
測定できるようになっています。



日本だと赤ちゃんが産まれてすぐに体重をはかりに別室へ
連れて行ってしまうなんてことがあるみたいですが
こちらでは、カンガルーケア(出産後、母親の胸に赤ちゃんを乗せる)
30分以内の母乳は当たり前らしく笑われてしまいました。
旦那さまが望めばへその緒のカットもさせてもらえるみたいです。

「夫婦の共同作業」っぽい考え方ですね(笑)



突然ですが、日本の産婦人科の検診で毎回旦那さまがついてきて
くれているのって何割ぐらいでしょう。。。


(tomiは日本にいたときは土曜日の午前中に検診に行っていたので
全て旦那さまがついてきてくれてました)



日本での両親教室(平日開催)や立会い出産、いくら増えたとはいえ
「ついてくるのが当たり前」「立会いが当たり前」という感覚はないと思います。


そういえばベルギーは、妻が出産すると旦那さまは国から
7日間の有休(お給料は保証されてお休みできる)
そして職場からは3日間の有休が与えられるので
全部で10日間のお休みが自動的にもらえます。

日本ではありえないですよね。。。


いくら父親の育児休暇がとれると言っても義務ではないですし
私のまわりで実際にとってらっしゃる方を聞いたことがありません。


自分が一番頑張る時に、いちばん傍にいてほしい人。
出産後、自分の身体も自由に動かないのに新しい命を
なんとか守らないといけない時に一緒にいてくれる。

さらに旦那さまの方も、自分の妻が一番大変なときに
助けてあげることが出来る。


なんて良い国で出産が出来るんだろう・・・と、言葉も通じず
不安いっぱいの出産でしたが、ちょっと嬉しくなってきました。



分娩室を後にして入院する部屋を見学させてもらいました。
※画像を撮るのを忘れちゃいました。

広さは陣痛室より狭いくらいで、シャワールームとお手洗いと洗面台が別についています。

赤ちゃんのシャンプーなどはWELEDAのモノを格安で病院が提供してくれるので
買って持ってこなくても良いですよ。とのこと。


帰りに、いろんな方々のお部屋の前を通り過ぎると
どの部屋にも↓こんなのが貼ってありました。



赤ちゃんの名前や体重や身長などいろんなことが手書きや
パソコンで印刷してあったり、中には産まれてスグの画像や
兄弟の画像まで入っている凝ったものまでありました。
見ているだけで幸せいっぱいになってきます。

きっと赤ちゃんが産まれた後、旦那さまが作って
病室の表札用に持ってきてくれたんでしょうね♪


tomiの旦那さまも作ってくれるのかな・・・?
今からとっても楽しみです。