黒猫 とのべい の冒険

身近な出来事や感じたことを登載してみました。

お米フランスパン

2023年09月25日 09時26分25秒 | ファンタジー
 今日は洗濯とパン焼きの日にしよう。昼は、昨日焼いたお米フランスパン(見た目は今ひとつ)を試食してみる。地元で採れた小麦の味わいはどんなものなのか、外国の製品を使ったパンに比べ、どれくらい違うのか、興味津々。
 妻の日常は多忙だった。自分の日常生活に加え、友人知人の生活にまで深くかかわった。ちょっとやり過ぎに見えたが、それが妻の生きがいだったのだ。
 人生の暦を何度も塗り替え、手を抜かない人生をやり遂げて、大好きな母ちゃんの許へ還って行った。少し早かったんじゃないかなと思うけれど。(2023.9.25)

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おふくろさん

2023年09月11日 19時33分47秒 | ファンタジー
 おふくろさんと私が呼ぶのは、実の母のことではない。44年連れ添った妻の母をそう呼ぶ。妻たち兄弟姉妹の方は、親しみ込めて母ちゃんと発声する。
 おふくろさんは物静かで優しかったが、子どもたちを荒くれ者の夫から守るためには、身命を賭した。それくらい強い人だった。平成5年に亡くなった後も、長い間、子どもや孫たちの間で語り継がれた。
 妻は今年、1年間にわたるガンとの闘病の末に亡くなった。今思うと、妻は臨終の間際になって、まるで子どもに返ったような幼い笑みを浮かべた。今日、妻の妹たちから、母ちゃんがどれだけ我が子を気にかけたか、信じがたい話を聞いた。亡くなってからも、非常時には月光仮面みたいにかっこ良く登場したというのだ。
 私の思い込みかもしれないが、臨終の妻が微笑んだのは、よく頑張ったねと優しく語りかける母ちゃんの姿を見たからなのではないだろうか。きっとそうだ。(2023.9.11)

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