もうすぐ立春ですが、寒中お見舞い申し上げます

　今年は例年になく雪が多い冬になりました。

　寒さが厳しく感じられるのはやはり齢のせいでしょうか。

　コロナ前まで精を出していた飲み会などのルーチンワークは、今や昔話になったかのようです。そこで、うさを晴らそうと、昨年は札幌の大学で北海道の考古学を受講しました。

　北海道には縄文・続縄文・擦文(さつもん)という時代区分があることを知り、さらに７世紀に始まる擦文文化とは、東北から北海道に渡来したエミシ（倭の民）によってもたらされた、という仮説を聴いて眠気がいっぺんに覚めました。彼らエミシは私が住むこの町にも足跡を残しているのです。古代への興味は尽きないですね。

　まだ寒さが続いております。体調に気をつけてお過ごしください。 (2022.1.31)

こんなに降るとは

　今月１０日の写真と比べたら、確かに平年の２倍以上降ったという気がする。一時は道路の除雪が追い付かず、家に閉じ込められてしまった。３０数年前に住んでいた網走の大雪以来だ。網走だからといって監獄に閉じ込められたわけではないので、近所の仲間たちと酒盛りして過ごしたことが思い出されて懐かしい。今は酒に付き合ってくれるのは、はなだけ。(2022.1.19)

父しゃん寝ないから、はな先に寝る

　日中の留守番疲れなのか、はなはソファーに顔を押しつけて眠ってしまった。以前は、早寝の母しゃんといっしょにさっさと寝ていたが、今は二階に上がろうともしない。

　よほど父しゃんが心配なのよ、と母しゃんは言うが、それは見当違いだと父しゃんは思う。というのは、夜型父しゃんが夜中にオヤツを食べ始めたら、はなはぐっすり眠っていたはずなのに、皿のように大きく目を見開いて飛びついてくる、オヤツめがけて。はなも父しゃんも、その真相を母しゃんに知られたくない。(2022.1.17)

この本、サンクコードバインディング

　この本は、中綴じをするのに太い紐みたいな糸を使っている。背表紙の皮革（カーフ）の表面に浮き出て見えるのがそれ。手荒に扱わなければ千年もつとされる。紫っぽい色合いは古びるほどに味わいが増すような気がするが、手に取ってよく見れば、明らかに初心者の作品だ。カーフは傷つき、クロスには少し糊の汚れがついている。コロナのために手製本教室が無期限閉鎖になって丸２年。ようやく一応の完成品にたどりついた。(2022.1.11)

ダイヤモンドダスト 写らない

　今朝、気温がマイナス１９度だったので、陽の当たる東南側の窓に駆け寄ると、快晴の空から射す淡い光の中で、細かな氷のダストがかすかにきらめいていた。でも、写真には写らない。(2022.1.10)

2022 あけましておめでとうございます

　はな は、今年で１８歳、人年齢では８８歳です。この齢になり、これまでの自由気ままな生活スタイルにいっそう磨きがかかっています。

　晩ご飯の焼き魚のにおいがしてくると大声で鳴きはじめ、魚が出てくるまで台所の床にひっくり返って炊事の邪魔をします。以前はテーブルに飛び乗ることや、お気に入りのテレビ番組の画面をたたいたり、父しゃんの晩酌のおかずをねだったりするのを我慢していたのですが、母しゃんにダメと言われることが、楽しいって気がついたのです。母しゃんは笑いながら、元気な年寄りネコは好きですか？と、父しゃんに聞きますが、父しゃんは好きみたい。

　人世界では童心に帰るというけれど、ネコも同じなのかな？　家族の中で最年長の はな は、毎日幸せいっぱいです。本年も家族ともどもよろしくお願いします。(2022.1.1)