黒猫 とのべい の冒険

身近な出来事や感じたことを登載してみました。

真っ白なおからをいただいた

2023年12月28日 23時46分24秒 | ファンタジー
 今晩の主菜は、冷凍牡蠣のオイスターソース炒め。炒める前に塩水で洗ったけれど、保存しすぎた牡蠣の味は今ひとつ。ソースで炒めてから、一か八かレモン汁を入れてみたら臭みがほぼ消えた。
 白菜が余っていたので、魚肉ソーセージと合わせてマヨネーズで炒め、出汁を入れて煮込んだ。これはなかなかの家庭の味。
 老舗の豆腐屋からもらったおからにツナ缶をぶち込んで、弱火で水気を飛ばしカレー粉で風味をつけたら、これもまた予想を上回る出来。
キンピラゴボウは近所の方からのいただきもので、年季の入った重厚な味。
 豆腐とナメコの味噌汁は失敗。思いつきで、とろろ昆布を入れて煮込んだらドロドロになってしまった。具だくさんがいいとは限らない。(2023.12.28)


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黒豆黒くない

2023年12月22日 20時06分03秒 | ファンタジー
 おそらく今秋採れたばかりの黒大豆(地元産)を一晩水に漬け、翌朝からおよそ5時間、豆の表面ヒタヒタに汁が煮詰まるまで弱火で炊き、火を止めた。ちょっと柔らかすぎか。途中で豆が柔らかいことに気づいていたが、煮詰まる前にはやめられない。ミーティングと同じ。甘みは前回に比べいい塩梅だ。
 冷めてみると、黒豆なのに黒くない。茶色がかった濃いグレーと言ったらいいか。これもまた煮詰めすぎのせいだろう。煮ている途中の豆は黒ぐろしていたのだ。
 柔らかいのは豆が若いからだろう。初めから規定量の水を入れたのが間違いのもと。各食材の特性と言い分を聞き分けながら、水を差し差し事を進めるのが、よい成果を得られる秘訣なのだ。料理はミーティングそのものだ。(2023.12.22)
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棒鱈

2023年12月14日 19時38分28秒 | ファンタジー
 古いつき合いの家族が、私のことを心配して三が日に遊びに来るというので、おせちをどうしたものかと思い悩んでいた。そんなとき、学生時代に京都の下宿屋で寝正月を決め込んでいた私を見兼ねて、大家さんが振る舞ってくれた正月料理を思い出した。頭に浮かんだのはなぜか棒鱈の煮付けだけ。初めて味わう食材をよほど気に入ったのだろう。当時、堀川北大路通りの辺りには師走になると出店が軒を連ねて賑わっていたが、私は京都のおせちがどういったものかまったく興味がなかった。
 数日前、スーパーに行くと、干した大きな鱈がつるされていた。それを見て、京都のおせちに加え、棒鱈の原産地の稚内に住んでいたころ、秋になったら、あちこちの家の軒先にぶら下っていた妙なもののことまで記憶がよみがえった。妙なものとは強い浜風にさらされた鱈。これも何かの縁だと思い、衝動的に一本買ってしまった。
 棒鱈煮付けレシピを見ると、2、3日水に漬けてから、煮たりアクを取ったりの一日がかりの大仕事。そんな手間がかかるのに比べ、原料の干した鱈の値段は200円。せっかく時間かけて立派に干し上がった鱈なのに、ちょっと安すぎ。
(追記) 煮付けの写真を取る前に食ってしまった。薄味だがなかなかの味わい。(2023.12.14)


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一人ではない

2023年12月09日 21時11分40秒 | ファンタジー
 この3ヶ月間の生活を思い返すと、ほんとうにそんなふうだったか、あまり実感がない。弱虫の私が、一人きりでどうしてやってこられたか不思議でならない。
 現実感がないのは、大きな衝撃から自分の精神を守るための、無意識の防御反応のせいかもしれない。
 はなはきっと、父さん一人なら乗り切るのは無理だね、母さんや私といつもお話しているじゃない、と即座に反応するだろう。
 寂しくてつらいけれど、母さんと、はながすぐ傍にいてくれるから、なんとかなっているんだ、とつくづく思う。
 死者たちがいつも見守っていてくれる、という生命の永遠性に関する古い概念は、今でも苦しむ生者の精神を救っている。(2023.12.9)
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ひとりしぐれていくか

2023年12月02日 21時40分26秒 | ファンタジー
 今日も飲んで、家にたどり着いた。
 帰っても一人寂しさに耐える、といった心境かな。
 いつまでこの辛さが続くのか、いつになったら脱出できるのか、よくわからない。
 そうなんだね。グチグチ言いながら、自分を背負っていくしかないんだね。(2023.12.2)

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