黒猫 とのべい の冒険

身近な出来事や感じたことを登載してみました。

本を買い出しに行く

2022年05月30日 15時46分30秒 | ファンタジー
 次の日曜日は、遠くから仕事で来道する友人を囲み、札幌で久々の夕食会。この日は時間をたっぷり使えるので、まず本屋巡りに半日かけようと思う。今注目している本としては、
「倭国の古代学」(坂靖、新泉社)、「予告された殺人の記録」(マルケス、新潮文庫)、「第2次世界大戦秘史」(山崎雅弘、朝日選書)、「柳田国男先生随行記」(今野圓輔、河出書房新社)、「トニオ・クレーゲル」(トーマス・マン)、「方丈記」(岩波文庫、講談社学術文庫など)、「岩波講座世界歴史・第6巻中華世界の再編」(岩波書店)、「海の民の日本神話ー古代ヤポネシア表通りをゆく」(三浦佑之、新潮選書)、「デビッド・ボウイー無を歌った男」(田中純、岩波書店)、「ソ連のおばさん」(野崎有以、思潮社)、「北方民族文化史」(オラウス・マグヌス、渓水社)、「〈叱る依存〉がとまらない」(村中直人、紀伊国屋書店)「戦後政治史 第四版」(石川真澄・山口二郎、岩波新書)、「ヨーロッパ冷戦史」(山本健、ちくま新書)など。
 高橋源一郎さんがこんなことを言っていた。本を読むこととは、人間とのつき合いと同じで、浅い深いはつきもの。タイトルだけ目次だけで胸いっぱいになったり、途中で投げ出したり、何度も読み返したりといったことがあるのは当たり前。なので、これらの本を手に入れたとしても、目を通すページはどれくらいになるのだろう?
「岩波講座世界歴史・第6巻中華世界の再編」の巻末に、倭国のことが書かれている。「倭国の古代学」といった、島内だけの古代史を読んでいたら、袋小路に閉じ込められそうになる。「北方民族文化史」は図書館を探した方がよさそうだ。
「予告された殺人の記録」「トニオ・クレーゲル」「方丈記」などの著名な作家の作品は読んだつもりだったが、最近そうではないことに気がついた。
「〈叱る依存〉がとまらない」は、叱るということが自分の欲求を満たす行為であり、その欲求は依存症と似た構造があることなどを指摘した本。セクハラやパワハラ、児童虐待などは、指導的立場にあると思い込んだ者が陥る落とし穴なのだ。叱られる側はたまったものじゃない。
「第2次世界大戦秘史」「戦後政治史 第四版」「ヨーロッパ冷戦史」「ソ連のおばさん」などに目がゆくのはプーチンのせいだろう、間違いない。ところで「ソ連のおばさん」は著者の第2詩集なのだが、タイトルの意味が不明らしいのでぜひ解明してみたい。(2022.5.30)

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雨の日なのに家には誰もいない

2022年05月27日 23時19分14秒 | ファンタジー
 やっと今日、雨になった。約一月ぶりか。家庭菜園と花畑をチョロっとやっているだけの私には到底わからないことだが、プロの方々にとってはさぞかし、と思う。
 今日は、以前から決まっていた行事がふたつあった。久しぶりに札幌に出て、円山の顔なじみの和食屋さんで3人の昼食会。おかずがいっぱい詰まった二段重ねの弁当を堪能した。
 その後、近代美術館のフェルメール展を鑑賞。フェルメールは「窓辺で手紙を読む女」たったの一点なのだが、絵はニ枚あった。ただし、一枚は修復前の絵の模写。ドレスデン国立古典絵画館は昨年、画中に閉じ込められていたキューピッドを細心の注意を払って救出したのだった。
 近美のもうひとつ展覧会「羽生輝(はにゅう・ひかる)展」は釧路在住のまったく名前さえ知らない日本画家だった。ポスター掲載の絵《海霧・07オダイト》の実物はめまいがするような大作なのだ。
 それゆえに帰宅はだいぶ遅かった。はなは、ひとりっきり。雨の日なのに家には誰もいない。(2022.5.27)


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ひと舐めでビール

2022年05月19日 22時29分09秒 | ファンタジー
 ひと舐めで酔っ払うビールがあったらなと思うけれど、実は、はなの目の前にあるのがそのビール。でも、ビール名は明かせない。ビール会社が潰れたら申し訳ないので。
 はなは、そのビールを一滴舐めたとたん、全速力で走って大きな声でいななく。
 美味いよー!
 ほんとに、はなはビール党だ。日本酒には見向きもしない。(2022.5.19)
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本ってどうしてこんなにワクワクするんだろう!

2022年05月19日 22時18分59秒 | ファンタジー
 戦争のために、読書の手引「みすず1.2月合併号」のことをすっかり忘れていた。連休明けに取り寄せて食い入るように今、読んでいる。
 およそ140人の物好きな御仁たちが、文学から戦争、哲学するネコからブルースあたりまで、自由自在にしゃべりまくっている感がある。じつに楽しくて時間や曜日、戦争さえ一時忘れられる。(2022.5.19)
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桜が咲いている

2022年05月10日 20時39分50秒 | ファンタジー
札幌周辺の桜は数日前に散りましたが、北海道の奥地では、ちょうど今、桜花爛漫を迎えています。(2022.5.10)

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平手打ち雑感

2022年05月08日 17時10分50秒 | ファンタジー
《やっと桜が咲きました》
 ウィル・スミスが、4月末に行われたアメリカのアカデミー賞授賞式で、彼の奥さんの身体をネタにしたジョークに腹を立て、プレゼンターの男性を平手打ちしたのは記憶に新しいところ。私は、プーチン戦争とこの前代未聞の平手打ちに挟まれて、もやもやした気分を断ち切れないでいた。そして今日になって、30数年前に日本で起きた有名人による大衆面前殴打事件のことが、ふと頭に浮かんだ。
 記憶があいまいだったので、慣れないスマホで検索してみてびっくり。作家・野坂昭如と映画監督・大島渚(いずれも故人)が、大島監督と小山明子夫妻の結婚30周年祝賀パーティーで、くんずほぐれつの殴り合いをしたことを、私同様、ウィル・スミスの平手打ちから連想した日本のおじさん方が大勢いることがわかった。この二つの事件は、起きた原因や経過がまったく違うのだが、両者ともすぐそばに奥様がいた点では一致する。そのことがこれらの騒動の推移や評価に関りがあったかどうか、よくわからない。
 一般人の目からウィル・スミスの行為を見ると、愛する奥さんへの行き過ぎたジョークに堪忍袋の緒が切れた夫の単純明快な行為にすぎないように思われるのだが、世間の人々はそれでは済ませない。彼を擁護する声がある一方で、男のプライドが傷つけられたときの暴力性、そして奥さんや家族への所有欲といった男性性はきわめて有害だといった冷ややかな非難も数限りなく飛び交う。
 私自身がその立場なら、どうしただろうかと考えてみる。臆病なので、暴力行為に及ぶことはあり得ない。きっとひきつった顔をうつむけたままでじっとしているのでは。あるいは、このままだと家に帰って妻から飛んでくる毒矢を避けきれないと覚悟を決め、それは言い過ぎだろうと、その場で腕を振り上げ怒った表情を作り抗議のポーズを取ってみる。これ以上のアクションは無理だ。いずれにしろ、自分の行為が適切だったかどうか、長きにわたり言い知れぬ葛藤と自己嫌悪にさいなまれることになるだろう。後になって、ウィル・スミスのようにやれればよかったと後悔することがあるかも、いやそんなことはないはず‥‥。
 日本でもアメリカ同様、男のプライドが正義と整合すれば偉大な戦士という称号が得られるし、最近は家庭を大事にすることを隠さない男が社会的に評価されるようになった。とすれば、男性性の有害性(野蛮)と有益性(先進性)は紙一重のような気がする。
 ところで、野坂・大島の乱闘の仲裁に入った小山明子氏は、両者が和解した後に、「あれは子どものけんか、でもあんな魅力的な男たちはなかなかいない」とインタビューに答えたとか。やはり、女性は圧倒的に寛容で大人、そして強靭な精神の持ち主だと驚嘆する。しかし、私のこういった締めの言葉は、ジェンダーフリーに対する年寄り男の抵抗と見なされるのだろうか。(2022.5.8)
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はなの朝

2022年05月02日 21時42分06秒 | ファンタジー
朝の顔はこんなに元気。
夜はこんな感じ。
実は母しゃんもぐったり倒れている、ソファーの下で。(2022.5.2)
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