どうにもならないこと

　伴侶がいなくなって、もうすぐ３回目の月命日が来る。このごろやっと、できるようになったことがある。
①酒を飲まない日を作らなければ、と思い立ち、実際に３日に１日程度、禁酒ができた。
②テレビ番組を録画して見られるようになった。
③一定の時間が経つと、腹が空くようになった。
　まだ、どうにもならないことがある。
①本はほとんど読めない。
②伴侶の思い出や闘病に関わることを人前でしゃべれない。
③伴侶の携帯や衣類などの持ち物に触れない。触れたら泣き崩れそうになる。
④伴侶といっしょに訪れた場所に行くと、体の力が抜けて倒れそうになる。
　ちょっと大げさな表現をした個所もあるが、おおむね真実。これほどダメージが大きいとは、想定をはるかに超えていた。(2023.11.29)

ドラマとは思えない

　二日がかりで黒豆を煮た。もちろん初めて。ほどよくツヤツヤ煮えたが、甘味がちょっと足りなかった。

　それとなくテレビを見ていたら、ヒロインの母親が亡くなった。Ｎ局の朝ドラの話。伴侶を失ってだらしなく飲みつぶれる父さんの姿を見るのは、とてもつらい。思わず、テレビから目をそらしてしまった。
　何かに頼って紛らせなければやってられない父さんよ！　その心情、よくわかる。(2023.11.28)

わびしい食卓

今日の晩飯はちょっと豪盛だ。
豚肉オイスターソース炒めはいただきもの。
クジラ肉の大和煮の煮込みは作って３日目でやっと完食。
ジャガイモのバジルソース煮込み。
舞茸とシメジのニンニク酢炒め。
サツマイモの醤油煮。
最近、食物繊維が不足しているような気がして、サツマイモやキノコ類をたくさん使ってみた。
これに三升漬入り納豆をつけて、一汁なしの６菜。
こんなに食卓が賑わっているのに、わびしい。(2023.11.23)

8月14日のメモ

　8月14日のメモに、こんなのがあった。

「父さんそんなに怒らないで！と、はなが、父さんの足元に２回すり寄って、そう言った。」

　きっと、父さんは、それから母さんに優しくなったんだと思う。(2023.11.19)

今日は12日

　昨日の今頃は、札幌在住の甥と自宅で差しで飲んでいた。もずく酢を含め４品を作り、いただき物のホッケの開きを焼いた。魚焼き器からはみ出すくらいの脂の乗ったホッケがおいしすぎて、せっかくの手料理がかすんでしまい、写真撮るのを忘れた。
　この写真は今晩のご飯。志麻さんの「じゃがいものピュレ」は昨日の残り物。(2023.11.12)

自画自讃

　白菜のうま煮(中華風)を作った。豚バラ、ニンジン、椎茸、白菜を炒めて、出汁、醤油、鶏ガラスープの素、ごま油、砂糖、酒を加えて煮込み、片栗粉でとろみをつけて、ブラックペッパーを振ってできあがり。卵焼き(出汁巻き)は、出汁とマヨネーズ入り。

　どちらも、なかなかの出来栄えでした。(2023.11.8)

変化しないバンド

〈朝食は同じメニュー〉

　つい先日、ローリング・ストーンズのアルバムが18年ぶりに出たので、さっそく聴いてみた。ついでに、2005〜06世界ツアーを詳しく記録した「ア・ビガー・バン」DVD４枚組を全部見直した。このとき、彼らは60歳代。顔は決して若くはないが、演奏はとてつもなくエネルギッシュだ。その映像を鑑賞しながら書いている。
　ところで、このDVDに次のようなエピソードが収録されている。
　1967年、ストーンズはアメリカの超有名なテレビ番組、エド・サリバンショーに出演することになった。ところが、その日はアメリカンフットボールの決勝戦、第１回スーパーボールが行われる夜の時間帯にぶつかってしまった。
　67年ころのストーンズといえば、ビートルズとともに手がつけられないほどの勢いがあった。
　すると、スーパーボール側が夜のゴールデンタイムを返上するという意表をつく動きに出たのだ。この収集策はアメリカ国民のプライドをかなり傷つけたらしい。
　そして、40年後の2007年、因縁のスーパーボールのハーフタイムショーに、ローリング・ストーンズが登場。インタビューで、ミックは、感慨深げに、この40年でアメリカ国民も自分たちも大きく変わったように見えるが、じつはぜんぜん変わっていないと感慨深げにのたまわり、大笑いしたのだ。アメリカ国民もつられて大笑い。
　今回のアルバムでも確かにストーンズの気迫は衰えをまったく感じさせない。ぜひパフォーマンスを映像で観たいものだ。(2023.11.4)

今晩のごはん

　なめこと豆腐の味噌汁、舞茸とゴボウの天ぷら、インゲンと厚揚げの煮物は私の自作。鶏肉の黒酢炒め、ナガイモ千切りはいただき物。塩鮭の切り身だと思って解凍してみたら、タラコだった。小さな一切れをじっと味わう。
　ところで、初めての天ぷらはカリッと揚がらなかった。まるで炒め物。(2023.11.2)

イチョウ葉の景色

　昨日の豪雨に打たれて、せっかく鮮やかな黄色に染まったイチョウ葉が散り始めた。でも、まだきれいだ、一人で見ても。(2023.11.2)