黒猫 とのべい の冒険

身近な出来事や感じたことを登載してみました。

暗くなるまで待つこと

2020年03月31日 17時13分03秒 | ファンタジー
 コロナブルーという病がじわじわ浸透しているという。
 そういえば、最近、朝食を済ませ新聞を広げていると、急に首筋から背中にかけて悪寒が走り、頭がぼんやりすることがよくある。おまけに日によっては左胸が痛み息苦しくなる。その原因が心臓の不調のせいなのか、左肺の機能低下のせいなのか、胸を撫でさすってもよくわからない。そんな日は何もやる気が出ないので、家の中でごろごろしている。もちろんブログを書く意欲なんてない。何もしないのだが腹はすく。痩せの大食いというやつで、昼飯、晩飯を大量にいただく。食いすぎるので眠くなる。グダグダしているうちに外は真っ暗。すると、いつの間にやら胸のつかえがとれて体が軽くなっている。でも、夜の9時や10時から出かけることもできないし、まとまった書き物をすることもままならない。
 志村氏の訃報に接し、今日は朝から何度も涙ぐむし、家の内外を当てなくさまようばかりで、なんだか落ち着かない。思えば、これまでにもそのような喪失感に打ちのめされたことがあった。20歳代のときの祖母の死、40歳代のころ前日までいっしょに仕事をしていた後輩が心疾患で急逝したとき、息子同然の黒猫とのが40日余りの闘病の末、息を引き取ったとき。身近で起きる死、それによるトラウマは避けようがない。心の痛みをとる唯一の方法は時間をかけることだとされるが、こうして書き物をしようとする行為にも、ブルーな気持ちを吹き払う効果がいくらかありそうだ。これで、彼らのことを永遠に忘れない。(2020.3.31)

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近ごろの本のことなど

2020年03月23日 17時48分51秒 | ファンタジー
「南の島のよくカニ食う旧石器人」(藤田佑樹著、岩波科学ライブラリー)と日本古代史の本「倭の五王」(中公新書、河内春人著)を読了し、岩波新書の中国の歴史シリーズ①「中華の成立」に取りかかっている。
「南の島」は、南方から来た旧石器時代人が住んだ琉球諸島における発掘調査の話。やはり彼らは形態的に縄文人の直接的な祖先ではなかったらしい。あるいは、九州方面から南下した縄文人に吸収されて消滅したのかもしれない。
「倭の五王」は、ち密な史料批判の書。これまでの中国の史料と記紀の叙述をすり合わせる研究は何の意味も成果ももたらさなかったと結論づけている。今後は、いわゆる天皇陵とされる古墳の発掘調査や、余力があれば北九州、吉備、出雲などの調査済みの遺跡を検討し直す必要があるということだろう。ということで、次は「前方後円墳の世界」(岩波新書、広瀬和雄)を読んでみようと思う。
「中華の成立」は内容が堅くて読み進めるのに難儀している。学校の講義みたいに学問的過ぎて、想像力を働かせられない。後半がおもしろくなるのを期待。
 岩波新書のシリーズ日本古代史①「農耕社会の成立」は、講談社現代新書の「縄文・弥生時代の歴史」と重複するところがかなり多い。見解の違いを楽しみたい。
 コロナ休暇を活用して、読書と並行して進めているのは2009年から書き始めたブログ記事の校正。やっと2013年に入ったところ。手作業で順次、本になっていくのが実にうれしい。(2020.3.23)
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はなのヒトサシ指

2020年03月23日 15時10分48秒 | ファンタジー
 今日のМ新聞の記事。
 胎児のときに浴びたホルモン量によって、ヒトサシ指とクスリ指の長さの比率に違いが出る、という。男性ホルモンのテストステロンを多く浴びるとヒトサシ指よりクスリ指が長くなって「男性脳」の傾向になるし、女性ホルモンのエストロゲンが多ければヒトサシ指が長いばかりでなく言語能力に長けるらしい。
 家族3人、試しに測ってみた。すると、父しゃんはヒトサシ7センチ:クスリ薬7.4センチ、母しゃんはヒトサシ6.5センチ:クスリ薬6.7センチ、はなの指も測ろうと思ったが、どこから指なのかわからない。どちらも1.5センチくらいか。
 はなは、こんな短いヒトサシ指をしているにもかかわらず、家族でいちばん言語能力に秀でている。父しゃんが何か食いたいと言っても誰ひとり振り向かないが、はなが鳴けば家じゅうなんだどうしたと反応する。とても太刀打ちできない。
 詩人の佐々木幹郎さんも、塀から何度も墜落するツイラク・ミーちゃんとそんな生活を送っているようだ。(佐々木幹郎著「猫には負ける」亜紀書房刊) (2020.3.23)
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いまどきの話題 マーク〇〇

2020年03月18日 17時26分47秒 | ファンタジー
 コロナといえば、私の頭に浮かぶのはある大手メーカーの車の名前。コロナとは光の冠、つまり太陽のコロナに由来するだろうことは誰にでも思い当たる。若きころ、2代目か3代目(1980年前後)のマーク〇〇に何度か乗せてもらったことがあるが、1200ccのマイカーとはまったく別格の乗り心地だった。
 一方、最近はやりのウイルスに、コロナなどという華々しい名前をつけたのは、悪玉ウイルスをおちょくるためだったのかもしれないが、今、彼らが、向かうところ敵なしの勢いで転げまわるのを見ると、コロナと命名されたことでいよいよ勢いを増したかに見える。
 それにしても、車の名前からコロナをカットし、マーク〇〇だけのシンプルなものにしたのは、今の時代を予見した正しい選択だったのだろう。けれども、私は心残りだ。コロナが昔の名前のまま突っ走っていたなら、ウイルスも驚くような、太陽に届くほど生産量を伸ばし、世界を制圧していたかもしれない、というのは妄想に過ぎないのか。(2020.3.18) 
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濃厚接触

2020年03月14日 17時15分48秒 | ファンタジー
 これまで濃厚接触なんて口にしたら、キャー卑猥などと言われただろうに、今はそんな心配はいらない。テレビやラジオ、一般世間でも頻繁にそのフレーズが飛び交うようになった。
 私の場合、この数週間、ヒトに近寄らずヒトを寄せ付けず、最大限のお行儀のよい生活を送ってきたせいか、この言葉を耳にすると、大きな声では言えないけれど、たまにカラオケや居酒屋でパーっとやりたい、それがダメなら映画を見に行くとか、地下街をぶらぶらするとか、つまり人が集まる場所ならどこでもいい、そういうところに出かけたい、という濃厚接触欲求がどんどん高まるばかり。
 でも、もう若くないので出かけて行って感染したら、家族や世間からどんな非難を受けるかと考えると、恐ろしくて外出なんてできるはずがない。仕方がないので、はなに濃厚接触しようとしたら、ネコパンチをまともに食らってしまった。(2020.3.14)
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はなは父しゃんをネコだと思っている

2020年03月07日 22時42分37秒 | ファンタジー
今日は、はなの16歳の誕生日。記念に写真を撮るからカメラの方へ振り向けと、父しゃんはさっきから、はなバウアーとか見返り美人ネコとかうるさく叫んでいる。ようやく撮れたのがこれ。うるさくておちおち寝てられないよ。(2020.3.7)
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あいにくの曇天

2020年03月07日 21時40分21秒 | ファンタジー
 一昨日の夕方、ウトナイ沼に立ち寄ったら、水面を切って泳ぐコクガン2羽の姿しかなかった。今年は暖かいのでもう北へ渡ったのかとがっかり。その帰路のこと、新千歳空港の近くで、上空に大編隊を見つけた。えさ場から沼へ帰還するコクガンかハクチョウの編隊だろう。(2020.3.7)
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