黒猫 とのべい の冒険

身近な出来事や感じたことを登載してみました。

ベンツか軽?

2020年10月25日 17時06分49秒 | ファンタジー
 須賀敦子を読んでいると、こんな風に感じられる。
 身の回りに起きるありのままの今を記述することが、自身の人生に価値を生み、うるおいをもたらす。つまり、日常生活を正直に描くことが芸術なのだ。逆に、自分を偽って、目先の利益や見栄えを追い求めるような生き方をしていたなら、目と精神にひずみが生じ、大切な存在を見失ってしまう。
 ところで、春以来、家の車2台、洗車しないまま放ったらかしにしていた。古い車なので洗っても代り映えしないし、コロナ禍でほとんど乗らなかったし、遠出しなかったからというのがその言い訳。ほんとうはコロナじゃなくても車には必要に迫られなければ乗らない。
 洗車に限らず、家の外の作業はほんとうに不得意だ。というか、几帳面でまめまめしい人には理解しがたいだろうが、家の周りがどんなに荒れ果てようが気にならない。困ったものだ。
 若いころは多少アウトドアに関心があった。ハンドルを握ると、思い出すとまだハラハラするくらい破天荒な運転をした。そんな真似をしたので、車に飽きるのが早かったのかもしれない。30歳代後半からは軽自動車にも乗った。スピードが出るとか、かっこいいとか、そんなことで車を選ぶこともなくなった。
 ところが、運転歴50年に近づくほどに、一度くらい格好いい車に乗ってみたいと夢にまで見るようになった。ベンツやポルシェまで所望するわけではないが、急にほしがるようになったのは、年取ったせいで経済観念や分相応という感覚がマヒし始めたからなのか。恐ろしい。(2020.10.25)


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一日休み

2020年10月13日 15時53分34秒 | ファンタジー
 ブログに書くようなことではないが、昨日、起床したとき目の辺りから後頭部にかけて、ちょうど頭蓋の中身上半分がまひしたように重かった。目を覚ましたのに、睡眠中より眠くてたまらないといった感じだ。それでもぐずぐず起き上がってみると、やはり頭がふらつく。昨晩コップ半分ばかり飲みすぎたのが影響している?と思いながらトイレに向かうと、はなを蹴飛ばしそうになって、いっそう気分が悪くなった。これはめまいの前兆? 数年前にも同じ症状があって、耳鼻科に行ったが異常なし。数日で治ってしまった。それ以来、まれに頭が重くなりふらつくことがあるが、脳ドックを受けても引っかからない。またぶり返したかと意気消沈し、そのまま夕方まで倒れるように眠った。
 そして今朝、すこぶる頭も体も軽い。めまいもない。実は先週金曜日、久しぶりに外で、友人と一杯やったのだ。家人曰く、飲み疲れがとれたんでしょ。
 引っかからないといえば、ブログに書いたかどうかさえ記憶にないのだが、今年7月、コロナの前から胸の苦しさが続いたため、心臓血管のCT撮影を受診。医師から、きれいな血管してますね、とほめられて?以来、すっかり調子が良い。元気だと思っているのは本人の勝手。年齢と家人の冷徹さには太刀打ちできず。(2020.10.13)
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