黒猫 とのべい の冒険

身近な出来事や感じたことを登載してみました。

若き日のロッドスチュアート

2013年09月03日 09時23分32秒 | ファンタジー

 この一月ほど、車に乗っているときはずっと、ロッドスチュアートの同じCDを繰り返し聴いている。なぜか飽きない。
 アルバム名《1978 Blondes Have More Fun》
「男はみんなブロンドが好きなのさ」という、彼が三十代前半のころのアルバムだ。年齢の割に軽薄な題名がついている。
 実は、三十年も前から、家に住みついているそのCDのことを、私はずっと知っていた。しかし、一度も聴いたことはなかった。どうして買ったのか、その記憶もない。そのころ、彼の「マギーメイ」が日本で大ヒットしていたからなのだろうか。
 彼にはいい印象がない。盗作疑惑があったり、女を取っかえ引っかえしたり、という噂が先行していた。噂はともかく、私は特別、彼の曲が好みではなかった。
 ここしばらく、CDなど買わなくなったので、家にあるものはたいがい聞き飽きたか、レコードなどはすり切れてしまった。今どきのインターネットでダウンロードできる何とかポッドとかの電子機器も持っていないから、CD置き場をごそごそ探っていて、そのCDを見つけ出したというわけ。
 一曲目が盗作疑惑のあったディスコサウンド。ビージーズにディスコのイメージはピンとこないが、ロッドにはディスコダンスがぴったり似合っている。CD全体としては、軽い聞きやすさに流れていないわけではないが、彼のダイナミックというか、無神経でいい加減なボーカルはなかなか楽しくていい感じだ。
 アルバムの最後に収録された「うちひしがれて(邦題)」という曲。陽気なサウンドから一転して、切なく歌い上げる終わり方も面白かった。最近、彼の自作の曲を収録したアルバムが出ているとのことなので、そのうち気が向いたら聴いてみようと思う。(2013.9.2)

〈追伸〉
 昨日の記事を掲載してから、ふとCDが一九七八年当時、あっただろうかと調べたら、ソニーとフィリップスが共同で開発したCDが店頭に並んだのは、一九八五、六年以降だと判明。とすれば、私がそのCDを手にしたのは早くて九〇年前後なのだろう。(9.3)

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