黒猫 とのべい の冒険

身近な出来事や感じたことを登載してみました。

アイボとソッポ

2018年06月03日 20時15分35秒 | ファンタジー

 
 はなは、今朝も父しゃんの膝の上で気持ちよさそうな様子。父しゃんは家の中でいちばん暇だが、毎日が日曜日というのではない。はなの大きな体を持ち上げて立ち上がろうとしたら、はなはいやだと言う。虫の居所が悪いのか、顔つきが豹変。父しゃんの手に容赦なく噛みついてきた。こんなときは、父しゃんが猫なで声を出そうが腕力をふるおうが、はなの狂暴さにはかなわない。じっと、気分が変わるまで待つか、ネコ語の達人の母さんに助けを求めるしかない。
 アイボは、ご存じのとおり、Sメーカーが製作した犬型ロボット。一方、私は、ソッポというネコ型ロボットを頭の中で考案したことがある。えっ!ネコロボなんて聞いたことがない、と言うなかれ。Sメーカーのアイボにも、ライオンの子を真似た型式があったらしい。ライオンならさぞかし存在感があって人気が出てもおかしくなかったと思うが、寡聞にも私は実物を知らない。
 実際にネコ型ロボットを作るのは難しいのだろうか。ドラえもんは超有名なネコ型ロボットというが、友達思いでいいヤツすぎて、ネコ型には似つかない。思うがままに振る舞ってこそのネコ科である。
 私が構想したソッポのキャラは、同居人の言うことをぜんぜん聞かない。説教したり、しつけのためだと体罰を加えたりすれば、ソッポはいよいよそっぽをむく。無理やり従わせようとしたら、それこそどんな逆襲に出てくるか想像するだけで体が縮み上がる。今時のロボットは、バッテリーが切れそうになったら自ら充電しに行くという。それはぜったいいけない。母しゃんより……厳しい。
 ネコに処方したら、たいがい効き目があるカツオ載せマグロ缶か焼き魚アプリで懐柔するか、それとも、ヒトの子さえおとなしくなるという、おんぶヒモアプリを装備するのはどうだろう。それでもダメだったら、あー恐ろしや。(2018.6.3)

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