どうやら「思い出トランプ」とは短篇の連載集であったらしい。小説新潮 昭和
55年2月号からの13篇を上梓したものだった。しかし昭和55年とは1980
年だから今から30年前で、いかにも昭和の臭いがぷんぷんだ。中高年のサラリー
マン家庭の生活輪郭や幸福感を微細に書いたとて、今に通じるものは殆ど無い。
アタシは数年前から数十年前の古本を漁る日々だが、これほど「古」を感じる
小説も珍しい。きっと時代を貫く普遍的な気分が何にも無いからか。
うむっ、向田さんを好きだという作家さんも多くいるのにね。なんだろうこの
トランプは?・・・。 23刷とは、昭和はアマすぎっ!(笑)
「思い出トランプ」 著者 向田 邦子 新潮社 定価980円
( 昭和56年10月20日 23刷 )
55年2月号からの13篇を上梓したものだった。しかし昭和55年とは1980
年だから今から30年前で、いかにも昭和の臭いがぷんぷんだ。中高年のサラリー
マン家庭の生活輪郭や幸福感を微細に書いたとて、今に通じるものは殆ど無い。
アタシは数年前から数十年前の古本を漁る日々だが、これほど「古」を感じる
小説も珍しい。きっと時代を貫く普遍的な気分が何にも無いからか。
うむっ、向田さんを好きだという作家さんも多くいるのにね。なんだろうこの
トランプは?・・・。 23刷とは、昭和はアマすぎっ!(笑)
「思い出トランプ」 著者 向田 邦子 新潮社 定価980円
( 昭和56年10月20日 23刷 )