BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

不惑を昔に過ぎて

2018年06月23日 | 新 刊
不惑を迎えた探検家〔角幡 唯介〕氏の小市民的日常的事情的みたいな。角幡さん結婚して子供もできて
今後の探検はどうなるんだと心配したが、しかし文章を書いている人はタダでも転ばない。そこはそれな
りに書くことが尽きないのだ。まあ奥さんとも折り合いをつけて、またどこかに旅立つ。
不惑の事情ばかりかと思ったが、過去の頓珍漢も満載。前エッセイ「探検家、36歳の憂鬱」の方が断然
面白かったが、少なくとも古本市場には出回らない作家さん。新刊を買って応援しよう。
 「探検家、40歳の事情」 著者 角幡 唯介  文芸春秋 定価1250円+税
   ( 2016年10月20日 第1刷 )

森さんの2冊目の小説か?名前は〔緑川 南京〕と書いてなんきょうと読むが、中学の先生に「大虐殺くん」
と冗談で呼ばれて抗議したと。まあ森さんの小説だ。今まで書いて来たことや、撮った映画のことなど小説
風にすると言いやすいのかも。森さんも3人の子持ち、時には新刊を買って励まそう。
 「虚実亭日乗」 著者 森 達也  紀伊国屋書店 定価1700円+税
  ( 2013年1月17日 第1刷発行 )

アタシはてっきり「日航123便 墜落の新事実」の続編かと早とちりした。読んでからよくよく帯をみると
前作の前作をリニューアルしたものだと分かり、落胆。それ以後またなにか新事実が再度発見かと期待した
のにやられた。まあしかしこれはこれで分かったこともあったので仕方なし。
ところでみなさん、墜落現場発見のあの空白の10時間に何が隠されているのか、してまた事故の原因が後部
圧力隔壁だなんてこと、まだ信じていませんよね。
結局巨大な圧力が米国から隔壁ではなく、日本政府にかかっていたのだ。ケネディ大統領暗殺がりー・ハイベィ
・オズワルド1人の犯人にしてしまう国だから、なんでもアリ、か。にしても当時の日本首相、中曽根康弘は
その前後箱根の別荘で水泳やゴルフに興じてた。あ~、なんて目出度い国なんだ。
 「日航123便 疑惑のはじまり」 著者 青山 透子  河出書房新社 定価1800円+税

ここのブログは久し振りです。読書や映画をみたりがちょっと縁遠くなってますが、なにかと気忙しく、決して
サボっている訳でも忘れている訳でもありません。いつも来訪していただいている皆様には感謝しております。


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