BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

ベ ン 意

2010年04月07日 | 古本
 書店へ行くと何故か〔便意〕をもよおすというのは、あれは本当なのだろうか。
どうもあれは本当だろうと、アタシは思っている。
 つまりこうだ。今はサラリーマンのように規則正しい生活をしていない。出勤前だと
か、昼休みだとか、仕事おわりに用を足すという必要はないのだ。今の立場は内でも外
でも、ほぼしたい時にするというのが基本だ。そうだとすると週に何度も書店を見廻る
アタシが、その途中での強いベン意は普通のタイミングで自然なことだ。(笑)
 ここ数年わが消化器系の直腸は、きっちりと正しい〔しつけ〕はしていない。従って
その〔いいつたえ〕か〔ことわざ〕か〔書物紙質系本能生理的〕なのか、普通にそうな
るのは経験的実感実証なのだ。アタシが行く全ての店のトイレの在処は知っているし、
利用済みだ。ある店では、店員さんに一声掛けなければ入れないところもある。総じて
新刊系も古本系もトイレはなおざりで、愛想がない。店の外、ウラ側に公衆便所的に
しつらえていたり、すぐ入り口に在って〔使いたいなら勝手に使いなさい。なにがあっ
てもウチラ無関係よ〕的風な店もある。(ただし、大手の大型書店はホテル並みに豪華
だが、滅多に行かないのさ。) どうも本など探しにきて、便意をバラス(する)のは
もっての外という風潮があるのは困りものだ。(笑)

 さて、そういう〔泄〕話しが最も面白いシーナさんだが、やはりここ最近は文庫本
作戦しかない。昔出版の単行本で手に入らなかったものが、文庫でなら少しはある。
勿論文庫だから最新刊単行の文庫化はないし、まして文庫均一棚の世界も厳しい。
ゆっくりと細々探していくしかない。なんだかしみじみと、圧倒的に未読の単行本が店
にあふれていた時代が懐かしい。 うむー 仕方あるまい。

 「かつおぶしの時代なのだ」 著者 椎名 誠 情報センター出版局 定価830円
  ( 1988年8月28日 第42刷  ※初版は1981年4月 )
  ※未読でソフトカバーの単行本をみつけた。アタシは嬉しいのだ。
   以下は全て文庫、著者も勿論 椎名 誠さんです。
 「ジョン万作の逃亡」 角川書店  定価430円
  ( 平成4年6月30日 30版発行  ※初版は昭和59年3月 )
 「風の国へ・駱駝狩り」 新潮文庫  定価360円
  ( 平成6年7月1日 発行  ※平成元年に朝日新聞社から刊行、再編集 )
 「ナラン-草の国の少年たち」 新潮文庫  定価440円
  ( 平成8年1月1日 発行  ※これも既刊本を再編集・大幅加筆したもの )
 「ぶっかけめしの午後」  文春文庫  定価467円+税
  ( 2005年12月10日 第1刷 ※週刊文春「赤マント」シリーズの文庫化)