七技会のひろば

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夏みかんの皮のお菓子を作る

2016年04月09日 | お話サロン
     夏みかんの皮のお菓子を作る


 先日、七技会会員のMaさんから夏みかんをどっさりいただいた。




 庭のない我が家にとって夏みかんは貴重品である。昔は酸っぱさに顔を歪
めて食べたが今はそのままでは食べない。にもかかわらず運賃を掛けて送っ
てくださったのは、夏みかんの皮を使ったお菓子「オレンジピール風のお菓
子(以下、単に「オレンジピール風」という)」を作るがためである。
 オレンジピール風を作るについての手ほどきしてくださったのはMaさんの
奥さま。すなわち奥さまは私の先生である。
 話は、2008年の春に始まる。
 七技会会員数人が新橋の居酒屋に集まった時、何かの都合で奥さまがご一
緒下さり、その時の下され物が「夏みかんのマーマレード」だった(ように
思う。)。
 この時、それが手作りと伺って酒の肴に作り方をお尋ねした。後日丁寧な
レシピを書いて下さった。
 早速、近所の八百屋で夏みかんの代わりに甘夏を買ってマーマレードを作
ってみた。我が家は甘い味が好きなので特別に甘いマーマレードが出来た。

 その時はいただいたレシピに「皮を煮詰めて乾燥させるとオレンジピール
風になる」と書かれてはいたが、特段の興味を持つことなく見過ごしていた。

 それがここへ来て急に気になったのは、去年(2015年)の春、前記と同じ
メンバーで「江戸の下町を歩く」と題したお散歩会のおり、Maさんがおやつ
としてオレンジピール風を持参。それが奥さまの手作りと聞いたのが我が家
でオレンジピール風作りが始まるきっかけだった。


 手作りでこの食感この味が出来るならやってみようと材料探しを始めた。
 しかし、その時は既に夏みかんの時期は終わっていて、今年になってしま
ったというわけである。

 話を戻して、送っていただいた夏みかんは、段ボール箱に一杯、20数個
は入っている。取り敢えず4個を取り出し、レシピ通りに作業を進める。皮
をむいて実と分離。実の中の種を取り除いてざくざくと切り刻んで・・・。
レシピ通りに砂糖を加えて煮詰めてマーマレードの出来上がり。




 問題は、オレンジピール風。
 事前に(夏みかんがまだ丸いうちに)ピーラーで皮の表面の黄色い部分を
うすく削り取った皮を短冊状に切り、ゆでこぼす(茹で零す)こと3回。次
に砂糖の溶かした煮汁で煮詰めて水分を飛ばして乾燥させ、グラニュー糖を
まぶして出来上がり。半透明のお菓子「オレンジピール風」の完成である。





 こう書くと難しそうだが、やってみてコツを掴むと後は出来上がりを楽しみ
にしながらの根気仕事。ちょっと気を抜くと焦げる。
 皆さんに賞味していただくことは出来ませんが、せめて写真で想像してくだ
さい。

 以上の様な「お菓子作り」を前の晩から仕込んでの一日仕事で作っていると
横で女房殿がつぶやいた。

「お菓子を作りよりも毎日の食事作りに目覚めてくれればいいのにね!」

 成る程、そう言う考えもあり得るかー。
                           以上


追記:
 MaさんとMaさんの奥さまへ
 先日は、たくさんの夏みかんありがとうございました。
 上記のとおり慣れない台所に入りマーマレードとオレンジピール風を作って
います。
 しかし、まだ、これぞ!我が製品との域に達しませんのでご試食いただく段
階ではありません。もう二三回作ってからの最終ロットをご試食いただくつも
りです。多分20日過ぎになると思います。
 それまで、もうしばらくお待ちください。
                           以上






2016.04.09 米田書き込み





次回更新は24日の予定です。






以下は、七技会の意思とは無関係に入って来るコマーシャルです。