七技会のひろば

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「自動電話交換発祥之地」レリーフ

2013年05月24日 | お話サロン
前回「ホテル銀座ラフィナート」について書いた。

正直な話「ホテル銀座ラフィナート」は昨年の9月29日の総会以来見ていない。
いろいろ書いた以上は現状を見届けて置かなくては、と思い始めたら気になってしょうがない。
そこで一昨日(5月22日)日比谷同友会の写真サークルの例会の後、見に行った。

外観はどうしてどうして立派なものである。



しかし、ビルはスカートを穿いたように工事養生用の白い鉄板が取り巻き、近づくことが出来ない。
問題のレリーフは養生の鉄板越しに上半分が見えた。



工事の人が居たら写真を撮らせてもらおうと探したが全く居ない。
あちこちのぞけるところがないかうろうろしたが駄目!

いろいろ試み、ようやく養生鉄板の下からカメラを差し込んで撮ることができた。



レリーフには「自動電話交換発祥之地」の銘と
「1926」(大正15年、京橋電話局の開局の年)の文字が刻まれている。

盤面はA形自動交換機のスイッチと回路図をデザイン化したものとお見受けするが、
どうやらアイデア倒れの空回りの感無きにしも・・・。

このレリーフの除幕は1975年(昭和50年)1月20日である由。

そう言えば、確か「京橋会館が出来る時に募金の奉加帳が回って来た」ことを思い出した。


2013.05.24 米田書き込み



ホテル銀座ラフィナート

2013年05月09日 | お話サロン
日本全国「銀座」という地名はたくさんある。俗に言う「馬に喰わせる程」
本家本元の銀座は言わずと知れた東京は中央区の銀座。
その銀座は私の最初の勤務地(東銀座分局)であったせいか、なんとなく足が向く。
今でも毎月とは言わないが二ヶ月に一回はブラブラぶらつく街である。

この街に「銀座百点」と言う月刊のミニコミ誌がある。
お洒落な小冊子(A5版横長)。
銀座の御店の旦那様や女将さんが集まって組織する「銀座百店会」が263円で配布している。
実際は銀ぶらの途中にオシャレな店先でキレイな店員さんからタダで頂戴する。


ミニコミと言うには勿体ない立派な内容で、この3月に700号を数えた。
創刊が昭和30年(1955年)と言うから凄い!
昭和30年と言えば七技会の入社年次のもっとも多い年の筈。

今この文を書き始めたのはミニコミの由緒を語るためではない。

私たちが昨年9月末に「第18回七技会総会」を開催した会場が話の種になっているからだ。
「ホテル銀座ラフィナート」(旧 「京橋会館」)のことである。

ホテル銀座ラフィナートは、私たちが一番多く日比谷の内幸町に集まっていた頃に
「京橋会館」として、
日本で一番最初に自動式電話交換機(A形)が導入された京橋電話局跡地に建てられ開業し、
その後「ホテル銀座ラフィナート」と改称、昨年末に閉館、今はない。

はいハイ今は京橋会館(ホテル銀座ラフィナート)の歴史を語るのが目的ではありません。

その「ホテル銀座ラフィナート」と今時珍しい「公衆電話BOX」と「職業別電話帳」を
ネタにした短編小説が最新の「銀座百点」701号(2013年4月)に書かれている。
これを紹介したかったからだ。

私はA形自動交換機で育った交換屋。
だから『あの場所の入口左側に
「自動式電話交換機の回路図をデザイン化したレリーフ」があった』ことまでが
書き込まれているのに感激して、この稿を書いた。

先ずは、読んで見てください。

この冊子、私の狭い本棚の一隅を温めることになるだろう。
あーぁ、またまた増えちゃった、本が!









2013.05.09. 米田書き込み