七技会のひろば

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更新:毎月9日と24日が努力目標

続:薬の名前

2022年04月24日 | お話サロン

             続「薬の名前」

 

  アルツハイマー病の特効薬として「アデュカヌマブ ソラで言えれば 大丈夫」

 と川柳にまで詠まれて高齢者の認知症予備軍の期待を集めた「アデュカヌマブ」

 を、昨年6月24日にこの「ひろば」で紹介しましたが、どうも効果に疑問

 が出て来て、先月の9日の新聞報道では、アメリカで高齢者向けの保険適用が

 見送られたようです。

  川柳に釣られて「アデュカヌマブ アデュカヌマブ ・・・」と連呼して、

 回りにくい口を叱咤激励して「大丈夫」のお墨付きを得ようとしましたが、

 どうやら無駄骨。次の治療薬候補は「レカネマブ」だそうです。念のためその

 新聞記事のコピーを掲載します。

  記事をご覧になって、「レカネマブ」を覚えソラで言える様にするかどうか?

 は、ご自分で判断して下さい。

                              以上

 

 

 

 

 

 

2022.04.24 米田書き込み

 

 

 

次回更新は5月9日の予定です。

 

 

 

 

 

 


うれしいメール

2022年04月09日 | お話サロン

          うれしいメール

                                米田

  今はもう死語ですが、昔々「ペンフレンド」という遊びがありました。

  「ポニーテールの君」からの手紙やハガキを郵便受けに見付けたうれしさを

 今でも記憶しています。

  ポニーテールの君は、昭和30年後半から暫く続いたペンフレンドです。

 京して間もない頃に出会ったアルバイトの女の子。ポニーテールの髪がゆらゆ

 らと上下に揺れるさまがカワイクステキでした。

  知り合う切っ掛けは、前回(2022.03.24)の「上京の頃(昭和30年)」で

 書いた日給単価です。夏休みのアルバイトとして働く女の子のそれが、正規の

 新入社員のつもりの私のそれと同額だったのです。そんなことからやっかみ半

 分のおしゃべりで始まましたが、それ以上にはならず夏休みが終わり、それ

 はそれで終わりました。これが「ポニーテールの君」との出会いでした。

 

  ところ冬休みに入ってポニーテールの君が再度アルバイトとして目の前に現

 れました。今度は初めからの顔見知りです。通勤の経路も同じだったので、何

 となく会話の機会が得やすく、駄目で元々で、勤務場所の窓から見える洋画の

 ロードショウ映画館「東劇」を指差てあれを見に行こうか?と誘ったところ

 案に相違してOK。やっている映画良かったからでしょうか?

  ディズニーの「101匹わんちゃん大行進」と

  ジュール・ヴェルヌの「海底二万哩」。

  まぁー映画はどうでもいいから話を進めます。当時、ポニーテールの君は未

 だ高校生でしたから、それ以降、ハガキや手紙の交換プラスアルファー程度の

 関係でした。要する当時流行していたペンフレンドです。

  その後、ポニーテールの君は高校を卒業し、私は鈴鹿へ行く等で、それぞれ

 の環境が大きく変わり、距離が離れたこととも相俟って何時しか郵便受けに

 ポニーテールの君からのハガキや手紙を見付けることがなくなりました。

  今にして思えば、たわいのないおままごとでした。

  でも、ポニーテールの君からのハガキや手紙を郵便受けに見付けた時はとて

 もうれしかったことを、今も鮮明に覚えています。

  前書きが長くなりました。急いで本題に入りましょう。

 

  あれから60数年経った今、ハガキや手紙は殆ど使いません。日常の文字に

 よる連絡は、メールに代わってしまいました。

 

  朝起きてパソコンを起動して、最初に覗き込むのがメールボックスです。

  新聞社やマスコミからのニュース、旅行会社のお誘いメール、カメラ屋から

 の買ってくれメール、等々たくさん着信しています。

  その間に挟まった知人、友人、趣味のお仲間からのメールが来ています。今

 や恋の花とは縁遠く、前記のポニーテールの君からの手紙のような心ときめく

 メールは期待出来ません。

 

  しかし、一昨日(4月7日)朝、急いで開いてみたメールが1通ありました。

 うしくて、急いでダブルクリックして開き、読みました。

  うれしさはポニーテール以上でした。

  メールの内容は、彼の住まいである住宅団地の様子、小学校の入学式へ行く

 親子連れの安全を守る交通整理の様子、趣味のグループのなかで話題となった

 運転免許証の更新手続き問題、等々です。

  こんな日常のメールを何故心待ちにしているか?

 

  それは、書いてある内容ではないのです。メールが来ること、極端に言えば

 空メールでいいのです。要するに「元気だよ信号」として、ですから。

 

  彼とのメール交信は、お互いが自宅にパソコンを備えメールを使い始めて以

 来ですから、かれこれ20年を超えている、と思います。

 そんな日常化したメールですが、メールの間隔が開くと「大丈夫?」と思うの

 です。

 

  彼とほど頻繁ではありませんでしたが、数年前にF社時代の同輩とのメール

 が途絶えてどうしたのかな?と思っていたら、3ヵ月ぐらいして息子さんから

 「旅立ちました」との連絡が入りました。

  また、官練の大先輩の場合も息子さんからハガキをいただきました。そんな

 事があってから、メールが間遠くなるのが何となくコワイのです。

  メールとメールの間が空いた後にいただいたメールは、殊の外うれしいので

 す。たかだか十日や半月でも。

 

  だから自分の息子に連絡先リストを付けて「こんな時にはこうして欲しい」

 と頼んであります。

                              以上

 

 

 

2022.04.09 米田書き込み

 

 

 

次回更新は4月24日の予定です。