七技会のひろば

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大先輩のクラス会

2012年01月24日 | お話サロン
風の便りに「七業会の全国会は打ち止め」と聞きましたが
一部の方からは残念がる声も起きているようです。同じ年齢層として思考の流れは同じ様です。
では後期高齢を長年経験しているクラスではどうなさっているのか?尋ねてみました。
大先輩「昭和20年卒業の技術系クラス」のご様子です。
現在員38名、その大半が大正生まれのクラスです。

以下は取り纏めをなさっている先輩のお話をそのままの収録です。


大先輩クラスの紙上クラス会

同期会を開催しても出席できる人数が極めて少なくなったので、
それに代わるものとして「紙上同期会」を始めました。
始めるに当たり一番の問題はやはり費用でした。
定期的会合がないので定期的徴収は出来ません。
見積費用は、希望者のみ配布と考えて1回当たり約20,000円(単価約700円)。
ご賛同の皆さんから1,000円づつ頂くことでスタートしました。
しかし、発行の都度、請求額を超えて寄付して下さる方が多く
二千円札、五千円札、更に一万円札でお釣り不要として送金して下さるのが多いのが実状です。
ですから残金が乏しくなったら1,000円送金して貰うようにしています。
最近4回くらいは請求していません。
送金方法は、殆どの方が、違法ではありますが投稿原稿の封筒に入れて、
またそうしやすように、請求額を1,000円にしています。
このやり方で、「○○期だより」と名付けて、6月と12月に定期発行します。
平成15年暮れが第1号で、昨年末が第16号です。
毎号、概ね本文20~25ページ、写真A4版2~3枚です。

(参考)
1 現在員38名の内、送付希望者は28名とのことです。
2 なるべくご自分の近況写真を送って貰い、それをA4版2~3枚に組み込みプリントしていていますので、それに費用がかかっています。





要するにボランティア精神旺盛な方が自発的に、
我々の「近況報告集」のようなミニコミを半年に1回定期発行なさっている様です。
なお、配布は機械的な全員配布ではなく希望者にのみ有償配布、
それでも74%の方々が投稿し配布を希望なさっているとは立派です。
我々の投稿は64%です。




2012.01.24 米田書き込み

社会学

2012年01月09日 | お話サロン
社会学                  


小学校、中学校、高校を通じて「社会科」の授業はありました。
学園では黒川先生の「社会学」
この講義は、とても新鮮でした。
講義の中でのキーワード、「ゲゼルシャフト」と「ゲマインシャフト」
   ゲゼルシャフト=利益社会
   ゲマインシャフト=共同社会
学問的には「世の中は、(今風に言えば)絆の社会(ゲゼルシャフト)からソロバンの社会(ゲマインシャフト)へ変遷する」必然をおっしゃっていたようですが、それはそれとしてそんなこと以上に頭に残っているのは「ボーリング」でした。
先生は「ギャングの仲間内の序列はボーリングの腕前に左右される」ことを何度もおっしゃいました。
が、聞いている私には「ボーリングとは何か?」が一つの関門でした。
舶来の身体を動かす遊びの一種であることはおぼろげに分かりましたがそれ以上にはっきりしません。
以前、ワシントンハイツの特別電話局勤務経験の先輩が
「ハイツの中に、ガラス越しにのぞける細長い場所で、アメリカ兵がソフトボールの三倍くらいの大きさの重そうなボールを転がす遊びをしている」
と話してくれたことを思い出しました。
どうもそれらしい。
しかしもう一つの関門がありました。
柔道、剣道、空手ならともかく、タカがボール転がしにヤクザの若者がうつつを抜かし、その腕前が日常の羽振りに影響することが信じられませんでした。
後日、ボーリングを実際にやってみてその面白さや上手下手の幅が広いことを認識しました。
それにしても、やはりヤクザの序列に結び付くイメージは持てませんでした。
今思えば、先生の「ギャング」と表現される社会学的な定義と
「ギャング=ヤクザ」と認識する私の言葉認識との差、
が原因かも知れません。
また、素人が無関係と思い込むような事柄との因果関係を見出し驚かせる、これぞ学問!
遠い昔の話を今思い返しています。
調べてみると、日本に一般人が利用できるボーリング場ができたのは昭和27年の暮れとのことです。
講義を受けた時はそれから未だ10年も経っていないのだから知らなくて当たり前だったと安心はしていますが、
先生は学問の説明材料としてボーリングが私たち或いは大学の学生が理解できる普及度合いにあるとお考えだったのでしょうか。
お尋ねしてみたい。また、先生のおっしゃる「ギャングとはなにか?」も。
今思えば「愚連隊」程度のことなのでしょうかね。
そこで黒川先生のことをインターネットで検索してみようと思ったが、フルネームが分かりません。卒業アルバムにも書いてありません。
やはり52年前の遠い日の事でした。



2012.01.09 米田書き込み