大塚さんの思い出

　　　　　　　大塚さんの思い出


　小柄な体躯にまーるいニコニコ顔を乗せた人懐っこい大塚さん。いつも笑顔
で接したくださった「てるさん」
　今思えば「松岡先生」をうーんと若くしたようなタイプ。
　卒業以来お会いしていません。ご本人は「七技会総会の全部を欠席している
のは俺ぐらいの者か？」と近況報告集に豪語なさっています。
　ご本人曰く「本州は遠い！如何に七技会と雖も例外には出来ぬ」（第9回及
び第12回総会近況報告集）どうやら北海道の外へは足を延ばさい主義を貫かれ
たようです。本当かな？
　お亡くなりになってからしばらく時が経過しましたが、大塚さんを偲ぶよす
がとして、手許にある近況報告集から大塚さんの便りを抜粋列挙してみました。
仕事のこと、健康のこと、ご家族のこと、また東日本大震災の折には被災者へ
の思い等々を書いていらっしゃいます。
　最後の便りとなった第19回（2013.11.14）のそれには「元気に80歳になれそ
う」とお書きでした。言葉のとおり80歳超えは実現出来ましたが、80歳になっ
て間もなくのご逝去でした。彼のニッコリと笑うお顔が思い出されます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2014.02.24 米田記す


第６回（1984年）



第７回（1988年）


第８回（1991年）


第９回（1993年）


第10回（1995年）


第11回（1997年）


第12回（1999年）


第13回及び第14回は省略。


第15回（2005年）


第18回（2011年）


第19回（2013年）



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上





次回更新は3月9日日の予定です。






以下は、七技会の意思とは無関係に入って来るコマーシャルです。

田崎さんの悼む

　　　先に亡くなられた田崎さんへの追悼文を田中さんからいただきました。
　　　ここに謹んで掲載致します。
　　　また、田崎さんが我々に残した忠告の言葉が記されている近況報告（第15回）も合わせて掲載します。





　　　　　　　　田崎正幸君との思い出
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 田中 實

　故人とはしばらく疎遠であったためこの度の訃報は、突然ことで本当にびっくり、
全く驚きのひと言でした。心よりご冥福をお祈りいたします。
　彼（あえて彼・・・失礼）と私との出会いは学園時代が最初でしたが、卒業後の
配属が当時の福岡電話局で、彼が線路、私が機械課という関わり合いでした。
　お互い独身の時ですが、彼は個人で家を借りての生活、こちらは寮生活、生活環
境が異なる中でよく二人で　飲み屋廻りをしたものです。
　まずはそこらの日本酒の飲み屋の一杯から始まり最後は中洲（博多の歓楽街）に
落ち着くのが常でした。
　ご承知のように、言動振る舞いは一見学者風そのもので乗ってくると雄たけびが
出てくる心意気をもった御大であったことが、ついこの前のように想い出されます。
　もともと、私が２歳年上、学園入学前、福岡電話局出身の先輩ということもあっ
て、最初に酔うのは彼、介抱役は私というパターンはだいたい決まっているような
ものでした。ことに強烈なエピソードは、酔っ払って当時の西鉄路面電車（市内電
車）のレールの上に寝そべり電車を止めたことでした。今の時代では考えられない
ことですが警察沙汰にもならず、もちろんレール上から引き出す役目は私で、事は
酔っぱらいの戯れ事として許されたことでした。
　彼が一面、少年のようないたずらっぽさと純粋さを持ち合わせ持つ人柄だったの
ではないでしょうか。
　その後は職歴の一環として、当時の施設局施設課で係は異なりましたが一緒に仕
事したこともあります。丁度、東京オリンピック時の翌年でしたが、すでにお互い
結婚していましたが一家で遊びに来たことがあり熱く酒を酌みかわしたことも懐か
しい想い出です。
　時の流れとともにそれぞれのたどる道も異なり、晩年は疎遠とともに人づてに間
接的に情報を聞くのみで、歳いっての一献を傾けることができなかったことが誠に
残念でたまりません。心からお詫びを申し上げます。
　いずれまた、違う世界で若返って一緒に飲みかわすこともありますので、その時
は必ず介抱役をよろしくお願いしたい。それまで安らかにお休みください。合掌。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成27年1月15日 記す







　以下は、田崎さんが書いた最後の近況報告です。
「第15回七技会総会 近況報告集（2005.10.21）」から抜粋しました。







2015.02.09 米田編集





次回更新は24日の予定です。






以下は、七技会の意思とは無関係に入って来るコマーシャルです。