七技会のひろば

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更新:毎月9日と24日が努力目標

友野さん、小学校児童の大合唱に包まれる

2016年11月24日 | お話サロン
   友野さん、小学校児童の大合唱に包まれる

 友野さんご夫妻が地元の小学校の全校児童による大合唱のプレゼントを受け
られました。曲は「夢の世界を」。理由はご夫妻が足掛け十年にわたり続けて
きた「交通安全推進隊活動」に対する小学校の「お礼の会」でのことだそうで
す。
 友野さんご夫妻の活動については、七技会の2011年の近況報告集に「緑の爺
さん」と題して書かれていますので、そちらを参照してください。
 なお、本件に関しては、市川市から「市川市善行賞」を贈られたそうです。


 「お礼の会」の模様を外野が云々するよりもご本人に説明いただきましょう。

 先ずは、友野さん発信の喜びのメール(2016.11.09発)です。
 題して「うれしかった」

友野さんからのメール
 「うれしかった」
 昨日、とてもうれしいことがありました。
 毎朝交通安全旗振りをやってきて9年目ですが、昨日市川市立菅野小学校で
私たち夫婦のために“お礼の会”を開いていただいたのです。
 全校児童を集めた講堂(体育館)で壇上にあげさせられて花束と記念品をい
ただきました。
 校長先生のお礼のあいさつがあった後、児童代表で6年生の女の子からお礼
の言葉をいただき、全校児童による合唱のプレゼントを受けたのです。曲名は
“夢の世界を”。
 私たち夫婦のために全校児童が合唱してくれている。感動でした。胸にグッ
とこみあげてくるものがありました。
 今までの人生の中での最高のプレゼントでした。歌がうまいとか下手とかい
う次元でなく、一生懸命に歌っている一人ひとりの顔を次々とみていると心を
揺さぶられます。
 あいつが、あの子がこんなに一生懸命に歌ってくれている。もうそれだけで
すべてです。
 健康が許す限り続けたいと思っています。

           大合唱を聞く友野さんご夫妻

    


 なお、小学校のHPには以下の記事が掲載されました。

 「菅野小NEWS」からのコピーです。

 朝会の後、市川市善行賞を受賞された友野さん夫妻に感謝の会を開きました。
 九年間、マルエツ前の交差点で毎朝、子ども達の安全のため、見守ってくだ
さっているご夫妻にありがとうの気持ちを込めて会を行いましたm(__)m


 以下は、友野さんからもらった先のメールに対する友野さんへの返信メール
です。

波多野さんから友野さんへ
 友野さん、雨の日も風の日も9年間、よくも毎日お二人で交通安全の旗を振
り続けましたね。わたしなどには逆立ちしてもできないことです。
 人間の価値を勲章で等級づける秋の叙勲などとは全く異次元の、心優しいお
二人の人柄がにじみ出る長年の地道な奉仕活動が、生徒や地元住民を通して教
育関係者へ伝わったのでしょう。
 お二人の世話になった生徒たちの真心あふれる謝辞と、懸命に歌う感謝のコ
ーラス。こんな人生最高のプレゼントを贈られる人は、日本広しといえどもそ
う何人もいないでしょう。これからも子供たちのために頑張ってください。
 来年夏、ニューヨークに住む孫が国内体験入学のため帰って来ますが、娘に
も旗振りに参加するよう伝えておきます。
 友野さん、奥さん本当におめでとうございました。


松戸さんから友野さんへ
 友野さん。心温まる素晴らしい便り、有り難う。
 小学校のHPも拝見しました。
 そこで目にした壇上でのお二人の晴れやかな姿、本当に輝いていました。子
供たちの安全を願っての、まさに善行、心からお祝い申し上げます。
 子供たちも、人のために役立つことの大切さを、このような体験を通して学
んでいくものなのでしょうね。
 考えてみますと、交通安全の旗振り、口では簡単に云えますが、長年の実行
となると、常識的に殆ど無理ですよね。分かる人だけが分かるということで、
全校児童による<お礼の会>、何とも感動ものです。
 ”徳を積む”と云う言葉がありますが、おっしゃる通り人生の宝物です。
 家内は、奥様の長年の努力に触れ、”ご立派”と申しておりました。
 私も、友野さんもさることながら、同時に頑張って来られた奥様に驚きと敬
意を払いたいと存じます。そしてお二人の卓越された人間性に心からの尊敬の
念を表します。
 これからも無理なく継続されることを願っています。


米田から友野さんへ
 友野さん、おめでとうございます。
 地味な活動が実を結ぶ、と言うとちょっと言葉遣いが違うかも知れませんが、
長年の積み重ねが素晴らしいかたちになったこと、心からお喜び申し上げます。
 9年間といえば最初の頃のお子さんはもう中学3年生、可愛らしく大き過ぎ
るランドセルを背負った幼子が、今やピカピカの娘さんになっている、或いは
ヒゲの生えかかった小生意気に大人びた男の子になっている長い長い期間、ま
さに一日一日を積み重ねた地域密着の活動です。
 足掛け10年には暑い日寒い日、晴れも雨も風も時には雪もあったことでし
ょう。お二方への小学生のお子さんの歌声は、ご夫妻のご意志とご健康の賜物
です。
 また、この快挙を全校児童が声を張り上げて歌うことでお礼をさせることを
考えた学校も立派!です。
 どうぞご健康に注意して、さらに継続の記録を更新なさいますように祈りま
す。でも、余り無理しないでください。
 奥様にも「おめでとうございます」の意をお伝えください。
 本当におめでとうございます。
 小学校のホームページも拝見しました。市川市善行賞も合わせて受賞なさっ
ていますね。これも大変おめでたいことです。

            交通安全推進隊の制帽

        


                            以上






2016.11.24 米田書き込み






次回更新は12月9日の予定です。










孫娘とアート・コラボレーション

2016年11月09日 | お話サロン

      孫娘とアート・コラボレーション
                             波多野

 「近況を発信しましょう」という、6月24日付けの「七技会のひろば」を
見て、遅まきながら久しぶりに投稿させてもらうことにしました。

 わたしには今年8歳になるニューヨーク在住の孫娘がいますが、その孫が通
う小学校がたいへんアート教育に熱心で、3年ほど前から毎月かの女の作品を
インターネットで、「ファンクラブ」のメンバーであるわたしに送ってきます。
 この絵がなかなか面白いので、ここ数年撮り続けてきたわたしの鎌倉風景写
真とのコラボレーション写真集を作り、制作指導してくれた師匠のプロ写真家
に見せたところ、「なかなかユニークな企画なので、フォトコンテストへ応募
したらどうですか?」と勧められました。
 そこで写真友達に相談し、富士フィルムの全国コンテスト(フォトブック部
門)へ応募したところ、今年3月、はからずも優秀賞を受賞し、春から夏にか
けて六大都市で展示されました。
 コンテスト審査員の著名写真家によると、オジイチャンの写真と孫娘の絵の
組み合わせという、これまで誰も考えなかった発想が評価されたとのことでし
た。つまり、個々の作品の出来栄えはともかく、アイデアが良かったというわ
けです。
 受賞写真集は50ページにもなり、とてもブログには載せられませんので、
今回ご紹介する受賞作は1点(Van Gogh Inspired Flowers)のみで、その他は
最近撮ったり描いたりしたものです。(「クジャクサボテン」と「伊豆の踊子
たち」だけがわたしが撮ったもので、その他は孫娘の作品です。)
 孫娘の作品を通していえることは、彼の地の小学校ではゴッホ・ピカソ・マ
チス・スーラ・ポップアートと、日本の小学校の美術教育に比べると守備範囲
はかなり広いということです。
 そして何よりも素晴らしいのは、生徒を指導する先生たちが「子供はみな芸
術家」という強い信念を持っていて、子供の個性を尊重しながら巧みに才能を
引き出していることです。
 知り合いの小学校長によると、ピカソやマチスなどの絵が子供の美術教育に
効果的なことはわかっていても、日本ではなかなかそこまでの木目の細かい指
導はできないとのことです。
 死ぬまでにもう1冊ぐらい孫娘とのコラボ写真集が出せればと考えています
が、相手は目に見えて成長しているのに対して、こちらは気力・体力が日ごと
に一歩一歩落ちてきているので、あまり自信はありません。
 今年の夏、国内体験入学で孫娘が一時帰国したときに、東京ディズニーラン
ド(TDL)を1日付き合いましたが、これはかなりこたえました。
 でも考えようによっては、80代になってもまだ孫娘とTDLを楽しむ体力
があるのは、幸せなことかも知れませんね。





                            以上




次回更新は24日の予定です。